見捨てられて落ち込むチャングムです。以前、落ち込んだときは自分の傲慢さが原因で、その後、真心と手間の大切さに気づき見事復活したわけですが、今回は「もう無理です」と。「私が何をしたというのでしょう」と弱音を吐きまくっています。（シンビの存在忘れてない？）

「自信をなくしたら心で成し遂げればいい」「弱音を吐いてはいけません」と叱咤激励するチョンホさま。 まるでお母さんみたいです 。チャングムもチョンホさまの存在の大きさに改めて気づかされた感じかな。

しかし危険を侵して村に戻ってきたせいで、見捨てられた村人の怒りは役人であるチョンホさまに向かいます。チャングムは自分が医女であると告げ、「皆さんは死んだりしません！絶対に絶対に！」とその場をなだめ、子供と老人から治療を試みますが。 いや、死ぬよ。人間は絶対に 。

いかんせん薬が足りない。そのことが村人に知れ、「嘘をついた」とまた責められる。チャングムはチョンホさまに近くの村に薬を取りに行ってもらうよう話をつけ、その間治療を続けながら自身は人質の身となる。しかしチャングムにも病の症状が出始める。

その頃宮中ではいまだに戻ってこないチャングムとチョンホさまに厳しい処分が下されようとしていました。誰も故意に置き去りにされたとは思わないのね。ヨリの望みはチェ・パンスルが握る薬材店の権利。チャングムの罷免が決まれば手に入る手筈が整います。

病の症状が出たチャングムは、チョンホさまが戻ってくるまで納屋に閉じ込められます。棒で殴り殺そうとする人。喚くだけの人。いろんな村人がいる中で、火が上がってるにもかかわらずカギをかけた人の罪が最も重いと思う。チョンホさまが助け出さなければ本当に チャングム死んでたんだから 。

チョンホさまを逃がすために薬房へいかせたチャングムの気持ちを理解すればこそチョンホさまにそんなことはできません。イ・ヨンエさんが後半のベストシーンに選んだのがこのシーンでした。

薬とチャンドクさまを連れて戻ってきたチョンホさまとチャングムは火が消えた（いつのまに？）村で病の原因を探ります。

畑にいた村人との会話から原因は野菜にあり、病にかかった野菜を食べた人に症状が表れる食中毒であると突き止める。ちなみにこの村人。チャングムを焼き殺そうとした人ですが、チョンホさまが戻ってきてからは「出歩いて大丈夫ですか？」なんて殊勝こといってます。 信じられねぇ

その野菜が宮中にも納められていることに気づいたチャングムたちはようやく宮中に戻ってきます（封鎖は解かれたの？）。

疫病ではなく野菜に原因があると言っても「遅れて戻ってきた言い訳」だと言いがかりをつけるチェ女官長。では「ご自分で確かめてみては？」とチョンホさま。自ら実験台になり体調を崩す女官長。まるでコントみたいです（笑）

「食べて腹でも何でも壊せばいいんだ」とはトック妻のセリフ。わが意を得たり（笑）。女官長の治療にあたるチャングムにとって復讐のチャンス到来です。