私たちが≪ジュース≫とよんでいるもの
のほとんどは ジュースではありません。
ジュースといえるものは、果汁100パーセント
のものだけです。 果汁100パーセントのもの
でも、濃縮果汁に水分を加えて還元したものや
砂糖を加えて、甘味を強くしたものもあります。
果汁100パーセントの他に、50パーセントとか
20パーセント、10パーセント未満とかあります。
いずれも、果汁分以外は、水分に砂糖などを加えて
人工的に 色や香りをつけて、ジュースらしくしたもの
です。 ≪無果汁≫と はっきり表示されているものが
どんどん売れていますが、何とも不思議なことです。
細菌が増えにくくて 長持ちする 炭酸飲料が
たくさん 出まわっています。炭酸を含んでいる
と甘いものでも 麻痺して、ガブ飲みしがちです。
酸味料として使われている リン酸を取りすぎると
体の中で カルシュウムとのバランスをくずし、
骨や歯を もろくする 恐れがあります。
乳児は、体重の70パーセントが水分です。
体内の水分は、いろいろな物質をとかした
体液として体中に栄養物を運んだり、
老廃物を捨てたりしています。
子どもは、細胞の外側をとりまいている体液の
2分の1 (おとなは 6分の1~7分の1) が
毎日、入れかわるため、水分をどのように
補充するかは とても 重要です。
清涼飲料 一缶には、だいたい 25~35gもの
砂糖が 入っています。 砂糖摂取の 適量は、
体重1kgあたり1日1g以内と言われています。
体重が20kgの子どもでは 一缶で 1~2日分
もの 砂糖をとりこむことになり、余分のものが
体の中に どんどん 蓄積されていきます。
砂糖を とっても エネルギーとして使ってしまえば
よいのですが、余ったものは 脂肪となって、肝臓
や 心臓、腎臓など、体のあらゆる組織にたまって
動物性の脂肪とともに動脈硬化の原因になります。
砂糖のとり方と 心筋梗塞の死亡率とが ほぼ
直線関係になるデータもあるということです。
日本の三歳児の虫歯の発生率は世界一です。
(30年前のことで、現在はどうでしょうか?)
砂糖は、体の中のカルシュウムと結合し、
どんどん奪ってしまうため、とり過ぎると
ひどい脱カルシュウム症状をおこします。
歯や骨を ボロボロにするばかりでなく、
筋肉の中のカルシュウムをも奪って、
筋肉を弱め、弾力性をなくし、
疲れやすくします。
アルカリ食品の代表であるカルシュウムが
不足すると、体は 強い酸性になります。
体が酸性になると、筋肉も疲労しやすくなり、
中毒や薬の副作用、化膿、アレルギーなども
おこりやすくします。ネズミに砂糖を長期間
与えると、内臓は萎縮し、ガンも大きくなる
実験があるということです。
余分な砂糖が 体内にとりこまれるとき、たくさんの
ビタミンB1も 消耗します。体内で ビタミンB1が
不足すると、集中力がにぶくなり、イライラします。
脱カルシュウム症状による 虫歯や近視
側わん症、骨折などが 増えています。
今後、インスタント食品の常用とともに
砂糖や 添加物が たくさん含まれている
人口飲料の ガブ飲みは、事態を より
深刻なものと していくことでしょう。
以上、1980年7月、宇宙はてない社 発行
『ゴクゴク ゴクちゃん、どうしたの?』
の解説より
(多少の省略と修正をしました)
【宇宙はてない社のえほん】
ゴクゴク ゴクちゃん どうしたの?
やっぱり、しゅんの野菜が いちばん♪ 2011年03月04日 コメント(2)
ガームで おくちが はれちゃった! 2010年10月11日 コメント(2)
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