雑 草 乃 如

雑 草 乃 如

過換気症候群=旦那・娘への想い



亡くなった奥さんの代わりなのではないか?そう思い込んできた。

まだ、亡くなった奥さんの荷物がある中、私は越してきた。

それは悪気があったのではないと、後々になってからわかったけれども、旦那は自分の寂しさだけで、私を迎いいれただけ・・・そう思って生きてきた。



そんな時、自分は他の人と出会った。

旦那は私を亡くなった奥さんの代わりとしか見てくれない、でもこの人は私を一人の人間としてみてくれる・・・という果てしない勘違いを巻き起こした。



「自分を人間扱いしてくれる」そんな人に惹かれた。

旦那と離婚してまでも、一緒に居てもいいとまで思った。しかし、だんだん本性や「人間として違うだろう?」そういう部分が見えてきたが、一種の依存だったのだろうか?

呆れても、借金の相談をされても、甲斐甲斐しく相談にのる馬鹿な自分が居た。

そんな奴でも、その時自分には人間扱いしてくれる・・・それだけで必要だった。

誰かの代わりにはしなかったから・・・。

他の女の人とベットを共にしようが何も言える立場ではない・・・私は既婚、相手は独身だったから。今思えば馬鹿だった。

病気をもらってきたのも、私の責任にされた・・・わかっていたけど、何も言わなかった。

性感染でなければ、なる病気ではなかったから。それでも相手の嘘を信じたふりをした。



ある日突然言われた言葉「借金があまりにもありすぎるから、自分で1人で返していかなければいけない」そして終わった。

その言葉を信用した私・・・本当に借金があるのは知っていたから。前からの借金も最終的に保証人が居ないと債務一括ローンは組めなかったから、最終的に親に保証人とお願いしたら、親が自分の職場から借りて、返済は彼がする・・・という結果を聞いていたから。

年老いた、もう少しで定年になる親に苦労させたくなかろう・・・そう思った。



その前から気持ちは私は冷めていた。でも離れられなかったのは「旦那の私への気持ちは亡くなった奥さんの代わり」があったから。

離婚してもいい・・・旦那にそんな目で私を見ないで欲しかったから。

ならもっと早く離婚すれば良かったかもしれない、でも娘の気持ちを考えた。

旦那になついている娘、その娘にどう言えばいいものか?悩んだ。まして高校に入学する前のこと、中学入学の時点で苗字が変わり、その途中でまた苗字が変わる。彼女には何の罪もないのだ。



そんな中、彼の嘘が私に知れるところになった。

行動範囲が同じだったため、他の女性と仲良く車に乗っていた。いや、その前に、彼のところに忘れ物をしたため、仕方なく向かったところ、いないはずの彼の部屋に電気がついていた。

一応電話をしてみたところ、「今はアパートには居ない」電気がついている事を告げると「消し忘れた」が度々あった。でも帰ろうとすると消えていた。

彼は「借金返済したいから、この先誰とも付き合わず、とにかく借金を返したい。それにどこに行くといってもお金が無いから、ジュース1本すら奢れない」その気持ちがわかったから別れた。



騙されたのか・・・。

ただ単に別れたいがために、そんな嘘、自分が悪者にならない綺麗な別れ方を選択したんだね・・・。

たった1週間もしないうちにバレるような簡単な嘘だった。



途端自分の中で冷静になる自分がいた。こんな奴のために私は2年も何をしてきたんだろう。こんな奴のために、私は何を親身になって甲斐甲斐しく自分の知恵を与えたのだろう?

自分で自分が嫌になった。



私は全て旦那に告白した。自分のしていた事の重大さ、そして裏切り続けてきた自分が許せなかった。

突然離婚申し立てされた旦那は何がなんだかサッパリ訳わかるはずもない。当然のことながら、返事はNO!だから全て洗いざらい話した。離婚されて当たり前の行為をしたのだから・・・。

言わない事が旦那にとって良かったのかもしれない、でも私には私が許せなかった。



旦那は泣いた「お前にそう思わせて、そういう行動をとらせたのは自分にも責任がある。代わりじゃないと言っても伝わらなかった、そう思わせてしまう行動を自分もしたであろう。お前にだけ責任があるわけじゃない」

何故泣く?何故許す?もっと罵倒すればいいじゃない?何故自分を責める?責められるべきは私なのに・・・。

途端私は狂った。今までにない程、いや、最初に欝になったときのように狂った。

罪悪感から、私は狂い始めてしまった。

ご飯なんか喉を通らない、1ヶ月で7Kg痩せた、非常に不健康な痩せ方をした。歩くことさえままならなくなった。

なのに、自業自得の私に何故そこまで世話をする?何故実家の母親を呼び寄せて、私の世話をお願いする?何故実家の母も私を怒っても責めない?

包丁も隠された。私が一発で死ぬ急所を知っていたから。旦那が仕事の時には実家の母は私を監視した。何度か飛び降りようとしたから。

相手に対しての恨みもあった、そしてそんな奴と居た自分を責めた。

離婚してくれない旦那に怒りの矛先も向いた。そして、旦那が憎い相手に見え、刃を向けたこともあった。

人格というものは皆無だった・・・。ただの気狂いと化していた。



「そんなに私が離婚したいと言っているのだから、相手に私が何をしたか聞けばいいじゃない!」

「いったい相手は誰なんだ?」そう私は相手だけは告げていなかった。相手は旦那も知っている人だった。それは偶然だったのだが。

私の離婚攻撃に参ってしまったのだろう・・・私は自ら相手に電話をし、旦那に渡した。

「着信拒否」だった。流石の旦那もキレた。「ここまできたからには相手は誰なんだ?別に脅しはしないから」私は相手の名を告げた。

旦那の口から何もでなかった。当然だろう・・・私達がよく行く店の従業員だったのだから。そして実家の母から意外な言葉が出た。

「そこの先代の社長の奥さん、私の同級生なんだけど」

それだけではなかった。そこの社長の姉は私と同窓生、そしてその姉の旦那は兄の同級生だったのだから。

そう、そこは親戚が全て取締役などになっている親族会社だった。

それも、付き合ってから偶然に知ったことだった。

旦那は冷静に私に言った「相手の住所知っているか?」・・・そう旦那は相手を訴訟にかけたのだ。

自分のためではなく、私のために。私がされたこと同様に相手にしないと私が本当に壊れてしまう・・・そう判断したから訴訟をおこすと・・・そう私に伝えた。



本当に旦那は訴訟をおこした。弁護士をお願いに歩き、数々断られ「債務整理専門です」その言葉にも負けず、旦那は弁護士を歩きまわった。そしてやっと引き受けてくれるという弁護士が見つかった。

「言葉だけの謝罪であれば、心の中で笑いながらでもできる」という弁護士の話をもとに、相場の金額を提示し、訴訟をおこした。お金が欲しかったわけではない・・・そういう奴の謝罪は意味がないという弁護士のアドバイス通りに金銭での訴訟にふみきった。



家に裁判所から出頭の通知がきた。偶然にも相手の休みの曜日だった。果たして相手がくるかわからず、旦那は裁判所に向かった。その日だけは私も一緒に出向いた。旦那だけにそういう思いをさせたくなかった。

相手はくることは来たが、3時からにも関わらず、3時5分に来た。相変わらず時間にルーズだ。それで会社からの信用も無くしたというに・・・。

1度目の公判からずっと調停員の話は同じだった。「そちらの提示額は払えないと思います。手取り17万、債務が月の支払い15万ですから。いわば破産予備軍です」

ちょっと待て!親に支払ってもらった時以上に増えているのは何故だ?

そして相手は最大の過ちをおこした。ずっと相手の休みに合わせてきた旦那。相手の職場に迷惑をかけれない・・・だからこそ、ずっと相手に合わせてきた。その矢先・・・

「仕事があるから帰ります」そう言って相手は帰ってしまったようだ。

旦那は仕事の関係でということで、相手の職場に「その日は休みだったと思うのですが、仕事になることもあるのでしょうか?」と聞いた。返事は「宴会が入っていない限りはNO」再度「宴会があればやってもらえるのか?」ということで電話をしたら今度はその相手が出て「この間の件ですか?」

・・・誰もそんなことは聞いていない「宴会できるならやってもらえるのか?」という件で電話をしただけなのに「この間の件」といきなりきた。



相手は自ら墓穴を掘った。そう自ら会社に知れるような発言をしたのだ。



私達は呼び出された。行った。

社長は土下座したきた。本来私が土下座するべき、私も土下座して謝った。兄の同級生もその場に来て土下座した。しかし相手はつっ立っていた・・・。

色々話をし、その日は終わったが、いきなり次の日に呼び出された。何事か?相手の親がきたのだ。

「高速道路が雪で閉鎖になり、遅れる」・・・この親にしてやっぱりこの子か。呆れながら待っていた。
親の言い分は「自分は出す気はない。でもこの子は詐欺にあって借金が凄い。それに双方合意なら片方だけ賠償金を払うのはおかしい」はいごもっともです。

双方の合意は確かだけど、今訴えているのは私ではなく旦那です。

そして矛先は私にきた。

「確かに双方合意といえば何もいえない。でも、私も旦那に賠償金を払っている。提示された額を払ってる。そして息子さんは私と半年前から別れたいと思っていながら、半年もの間、私を性の捌け口にしてきた。もし万が一妊娠などということになればどうしたら良かったのですか?」帰ってきた言葉は

「双方合意で堕胎するならいいのでは?」耳を疑った。そして延々「自分は透析をうけているから、先は長くない」だけを続けた。聞きたくない・・・。

もし、相手と間違って一緒になったらこんな奴が義理の親になっていたのか。お腹の中に宿った生命は命ではないと。そういうのか?何がなんだかわからなくなった。

親の仕事は消防だと聞いていた。部下がかわいそうになった。こんな上司のために、24時間働いている部下が哀れでならなかった。

「消防の資格がない・・・もう退職金が欲しいがために勤務するのはやめろ。税金の無駄だ。それよりだったら、もっと現場の職員に金をかけてやれ」とまで思った。堕胎を「双方良ければいいんじゃないですか?」と簡単に答えるこの親が信じられなかった。

自分の息子からどこまで話を聞いたのだ?簡潔にかいつまんでだけ話しを聞いてきたとしか思えない。

「裁判をかけるならそのお金だけは出します」社会人になった息子のこと、親が出てきてどうこう言うこと自体信じられなかった。そして堕胎もいとわないという言葉が信じられなかった。

今まで2人の女性に3回堕胎をさせている、その行為は武勇伝なのか?

いったい何をしに来たのか?私にはわからなかった。いや、旦那は私を攻撃しにくるということは予想していたらしい、だから私が言葉に詰まったときには援護射撃しようと思ったと。

最終的に私は思っていること、やられてきたこと、全て親に話した。親は一言

「息子に非があります。ので、今の彼女とは同棲はやめさせます。それから家財一式売り払って車も売るようにさせます。それと双方にお詫びをさせに行かせます。それで納得出来なかったら裁判までしてくださってかまいません」



それからウザイくらいに毎日謝りに来た。なら何故裁判所からの出頭通知がきた時点で来なかった?旦那はそう思ったらしい。私は会いたくなくて仕方がなかった。顔を見るのもいやだった。

そして数回来た後電話がきた。「もう謝りに行きません」「?」「会社の社長がいつもお金の話をされるなら、最初に戻ってしまっているから謝る必要がないと言ったので」社長がかわった。

「私は貸せないといっているのに、借りて来いと言われても困ります。それに仕事の時間帯に電話してとかはやめてもらえませんか?」言ってないから。。。

「無い袖ふれといっても無理は承知です。ただ、先に貸せないから・・・と言われて「はいそうですか」ではなく再度「自分からお願いしてダメだったらそう言えばいいんじゃないですか?誰もお金の話はしていませんし、無い奴からとろうとは思っていません。というか、正直お金なんかどうでもいいんです。誠意の話をしているんです」そして私達から連絡したことは一切ありませんし。勝手に「この日行ってもいいですか?」と言われたのでこちらが都合をあわせているんです」

そして何分か後に相手から電話が「そういう意味で言ったのではないとわかりまして。また謝りにいきます」



私はこんな奴のために、旦那を泣かせ、娘を泣かせてきたのか。

娘。愛しい我が娘、貴女は何故まっすぐに育っている?もっと自分を出したい、もっとグレてもいい人生に付き合わされて翻弄されてきたではないか?何故こんな母のために心配し、泣く?

何故過換気を起こした母にそこまで心配する?もう高校生の貴女・・・話の内容はじゅうじゅう承知しているだろう・・・。何故そこまで貴女は真っ直ぐに育った?我慢することが慣れてしまったのか?愛しい我が娘・・・こんな母から産まれさせてしまって申し訳ない。



亡くなった奥さん、霊媒師さんに来てもらったとき、貴女の大事な人を傷つけた私に何故礼を言う?何故「いつもご飯とお花有難う」そう言える?「あの人をお願いね。私の代わりにお願いね」何故そこまで寛大になって言える?私は貴女達を魑魅魍魎と同じ扱いをして、忌み嫌ってきたのに?

霊感なんか皆無の実家の母が我が家に来て恐怖体験をしたときに、私が弱っていたから、そういう現象がおこってきたのも気がつかず、全て貴女達のせいにしたきた、そんな私に何故そんな優しい言葉をかける?



私が相手の行動、言動がおかしいともっと早く気がつけば・・・。何かあれば「引き篭もる」それもおかしいと思っていた。そして謝りにくる時の態度、その何か、何かがおかしく感じられる、それにもっと早く気がつけば良かった。

その場逃れではない、でも、何か誰かにあやつられているマリオネットのようなそんな気持ち。もっと早く気がつけば、ここまで旦那は苦しまなかっただろう。

「弱い者に強く、強い者には逆らわない。そして自分の意思がなく、人の言葉に左右され、右往左往している・人の物に手を出す。何かあれば引き篭もり、泣きながら「わかんない」が始まる・普通なら27歳にもなって1つ言えば10理解できる筈なのに、10言って1つやっと理解できる、それもかなり噛み砕いて比喩的表現一切なしで、ストレートに話てやっと理解できる」

幼い頃から、色々な人と関わってきた私と実家の母の意見が一致した。

彼は「二次障害」だったのだ・・・。



それにずっとおかしいと思いながら目を瞑って一緒に居た自分、そして旦那や娘、家族までも巻き込み、欝が激しくなり、再度迷惑をかけてきた自分。

頭の半分ではわかっているものの、誰それかまわず攻撃したくなる自分がいる。

今までは何があっても我慢・我慢で壊れ、自傷してきた。腕の傷、煙草の焼け跡。肉の饐える臭い。

それで落ち着いていた。

でも、今は誰でも殺めてしまいそうな自分が怖い。

いや、まさか私が旦那に全てを告白し、訴訟をおこされるとは思ってもみなかった相手が憎い。

憎しみからは何も生まれないというかもしれない・・・でも、私を半年騙し、別れ言葉を口に出せなかった理由「死なれたら困るから」やっぱり「鬱病と思っていないから」の言葉は嘘。「鬱病と思っていた」からこそ「死なれたら困る」の言葉が出たのだろう。

性病になったのも私との性交渉のあとに、シャワーを浴びなかったから・・・東京に社員研修で行ったときにもらったもの・・・と会社の社長の言葉で知った。やはり私の考えは間違っていなかった。

「ジュース1本奢れない」そんな人が19歳の子と同棲してたのだから笑える。

私は120円以下の女だったのだ・・・。



今日鉄格子の部屋に入るかどうか・・・決断の日。お盆を前にしてまた鉄格子の話。

自分のしでかしたこと・・・とはいえ鬱病になった原因まで知っている相手にまた同じようにやられるとは思ってもみなかった。

それまでの事が、ちょうど1年前から始まった、そして終わったはずなのに、フラッシュバックしてまざまざと甦る・・・そして狂気の沙汰になっていく自分。。。

医師は昨日「病院に入ることだけが治療の一環とは思えない。一時的に人を殺めてしまうという衝動だけなら、それをどうにか我慢できるようになる・・・それからまた続きだけれども、その衝動がどうしても無くせないというなら、入院して第三者に見張ってもらうしか術はないかもしれないけれども・・・」と言った。


旦那と娘、そして家族を傷つけてしまった己への罰と罪だろう。



もっと早くここを知っていたら、吐き出せたのだろうか?いや、同じかもしれない・・・。

ここに来てくださる皆さんをも裏切った気分、嫌悪感でいっぱいだ。

そして・・・



愛する私の旦那・・・離婚しようよ。貴方は私と居てもダメになる。

前のとき、最初欝になったときのように、また同じ事繰り返してる・・・トラウマは私のした結果だから、何も貴方が一緒に苦しんで、守る必要はもうないんだから。自分を殺してまで、守る必要はないんだから。

最初会った時から、貴方はずっと私を守ってくれた。鬱病を知りながら一緒に墓に入ろうとまで言ってくれた。一緒に治そう、そう言ってくれた。

でも、私の疑心暗鬼から貴方をとことん追い詰め、苦しませた。

もう、私のお守りはしなくていいんだよ?じゅうぶんしてもらったよ?一緒にいることが、逆にお詫びになると言うけれど、それ以上に貴方に負担をかけてしまっているもの・・・。


娘、我が愛しき娘・・・こんな母を許せないかもしれないが、貴女は今のまま、真っ直ぐ育って欲しい。

まだ高校2年生なのに、出かけるにも「お母さん大丈夫?」まだ若干17歳、やりたいことが沢山あるだろうに・・・。親の修羅場ばかり見せてしまって、人より大人びてしまって。もっと17歳らしく我侭言っていいんだよ?
貴女だけは幸せに、そう思ってはぐくんできたつもりが、逆に重い足枷をつけてしまったかもしれない。

お母さんは、母として失格です。だから貴女は貴女の思ったように、母に遠慮せずに、少しは我侭言って生きなさい。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: