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舞い上がる白い吐息が欠片となって君はスケートリンクの回転木馬夢見るメダルが恋人で氷上で踊る姿は舞姫 美姫魅惑のステップ弧を描き氷のキャンバス熱くなれ
2006.02.21
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時々この世から消えたいと思う時がある。別に死にたいと言う訳ではなく消えたいだけ。空気中に浮遊する塵、埃、ゴミの気持ちになって掃除機に吸い込まれたらどんなに気持ち良いだろうと。実際にやってみたことがある、画像のようにとまではいかなかったがこれ結構いけるかも。ダイエットにひょっとすると効果ありえねー。
2005.11.18
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食べる事に困らない国だけが抱えている問題なのかどうかは知らないが、男も女もダイエット、痩せる事へのあくなき執念は凄まじい。細くなる事がそんなに美徳か?食べなければ痩せられます。食べるから太る。至って簡単な原理である。私は特に何もしていないが確かに痩せました。過去の記事でダイエットについて散々触れてきました。私痩せすぎてしまいました。今もって体重も体脂肪も落ち続けています。人間の身体の中で一番エネルギーを消費する部分は脳である。脳細胞を活発化すればどんどん痩せます。ダイエットに対する考え方を少し修正或いは別の角度から見直した方がよいでしょう。サプリメントなんてものに頼っている時点で既に痩せる訳がないのである。他力本願は捨てるべきである。先ず姿勢を正し、頭の中から痩せる願望を追い出す事から始めよう。それに成功したら貴方はきっと別の自分に気が付く筈。痩せる理由が本当にあるのだろうか?目覚める時が来ていますよ。
2006.05.09
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誰にでも在った子ども時代。それは好奇心の塊、果てしない想像力が宇宙の隅々を駆け巡る。となりのトトロは昭和30年代を舞台にした失われつつある自然の美しさ、子どもたちだけの不思議な世界が織り成すファンタジーである。一人っ子だった私は大きな自分の家が怖かった。骨董屋を営んでいた時代があったのでその名残が家の至る所に存在した。黒く煤けた神棚が沈黙の夜に私を見下ろしている。天井裏は高く昼間でも外の明かりが小さな壁の裂け目からさす程度。ネズミの足跡がうるさく、睡眠を妨げるので必死で捕まえようと幼い頭をひねりながらネズミ捕りを敢行したが、勝負はすばしっこいネズミの勝ち。だが、もっと怖ろしい怪物がそれをいとも簡単に退治してくれた。家の主「青大将」2mはあろうかと思うほどの巨大な蛇である。父はこの蛇を何の躊躇もなく手玉に取り、腕に巻きついた青大将を私に見せる。細く紅い舌が炎の様に見えていた。庭も広く樹齢400年以上の大木が多く聳え立っていた。梟が夜中に来ては啼いていた。そんな夜はトイレに行けなくて我慢した。商売柄庭の入り口にはお稲荷さんが祭られており、その後ろは戦時中防空壕だった。身近なところで多くの冒険と不思議なもののけたちに出会った少年時代。バス停で1年間父の帰りを待ち続けた僕のところに、ある日猫バスが父を乗せてやって来た。僕は懐中電灯を照らし父の顔を確認する。一年前突如消えたその時の姿のまま一言「とし坊、ごめんよ」と僕の肩を抱きしめた。「父ちゃん、もう何処へも行かないで」と心で呟き一年振りとなる父との再会に涙が潤んだ。
2006.07.30
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