ひきこもりテツのページ

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2016/10/28
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カテゴリ: どうでもいい話



昭和52年の大ヒット曲で、歌詞には「青森駅」「(青函)連絡船」 が描かれています。

テツ というのはすぐ、実物というか、理屈というか、実際に存在するものに比定したがる
習性があって、実物との相違、矛盾、考察不足を著しく嫌うようです。
西村京太郎の一連のトラベル・ミステリーを、テツたちがあまり好まないのは、そんなと
ころに理由があるのかもしれません。

ひきこもりテツも例外でなく、「上野発の夜行列車」とは、具体的に何か?と考えたこと
があります。
結果的には巷で言われているように、この曲の発表当時のダイヤで検討すると、
急行「八甲田」であろうと思っています。
「あろう」というより、「あってほしい」と「そうでなければおかしい」との中間でしょ
うか。



情緒的な観点からのみでいえば、
・昭和50年前後では、すでに上野から青森に直通する普通列車はないから、特急か、急行
 であろう
・とはいえ車内設備が整った寝台特急ではなかろう=「ゆうづる」「はくつる」ではない
・男と別れ、北へ帰る女性が、20系、24系の寝台や583系の寝台、グリーン車から降
 り立つ姿は颯爽としすぎて、想像しがたいし、特急は連絡船との接続が良すぎて(降車か
 ら乗船まで20分)、無口ではあろうが息せききった小走りになってしまう。、当然海鳴
 りを聞いている余裕はない。
・臨時、季節列車は繁忙期の運転だから、駅や連絡船は混雑している時期で、歌詞からもそ
 ういうシチュエーションは想起しにくい
よって、急行「八甲田」、「十和田」のいずれかであろう。

候補  八甲田    6:15着
     十和田2号  9:07着

では、そのどちらか?
・八甲田説・・・夜行列車を降りた時・・・イメージとしては、遅い冬の夜とはいえ、少し
 は明るくなっている早朝~朝の時間帯の到着であるはず。十和田2号では少々遅い。
・十和田2号説・・・八甲田と連絡船5便の接続が、1時間15分もあって、「北へ帰る」に
 は流れが良くない。十和田2号と7便は43分接続でしっくりしている。

さあ、困りました。

ひきこもりテツ は、八甲田説を採ることにします。やはり、夜行列車から降りる時間帯と
してイメージに近いですし、長い待ち時間は、連絡船待合室の窓際に佇み。心の片隅に残る
未練を打消し、ついに青森駅まで来てしまって、海峡を渡ったらもう後戻りはできない・・
という決意を固める時間として費やした・・・と考えることとします。
人目をはばかるように、冷たい椅子に腰かけて ロバパンをかじり テトラパックのよつ葉
3.4牛乳 を弱弱しくすすっていたかもしれません。


            1988,3,6 青森駅1番線

ついでにいえば、当時の八甲田は、旧型客車(まだ12、14系化されていない)で、
上野発時点では寝台車の連結はないし、かといってグリーン車(スロ62)であるは
ずもないが、覚悟の旅立ちであれば、指定席は確保していたでろうということで。



                           1988,3,5  青森

この主人公の女性は、連絡船ではどこに座っていたのでしょう。
もちろん、寝台、グリーン指定席であってはなりません。
当然、普通席でも、桟敷ではなく、椅子席ですね。

カモメが凍えるくらいの寒さではまさかデッキではないでしょうし、この季節に女性が
が一人で甲板に出ていたら、はたからみてもヤバすぎますから。
たまたま隣に座っていたオジサンに教えられた竜飛崎を、息で曇った窓ガラス越しに
見たわけです。勿論、道内出身と思われるこの女性は、連絡船は何回か乗っているはず
でしょうが、連絡船から見える景色には疎かったんでしょう。

船内にいても風の音が胸をゆするほど聞こえるのでは、相当時化ていたのでしょか。
もしや時化で揺れて、女性の巨乳がゆすられたのでしょうか?・・・いかんいかん

歌詞では、連絡船が陸奥湾を抜け、竜飛崎を交わすあたりまでしか描かれていません
が、「私は帰ります」というこの女性は、どこへ帰るのでしょうか。

「北へ帰る」という以上、函館はもちろん、江差や長万部、倶知安などの道南ではい
けません。100万都市札幌近郊でもダメです。
帯広、釧路、根室、網走はすこし方向がズレます。
旭川、名寄、北見・・・内陸でもないような。支庁所在地はいけません。

紋別、摩周、尾岱沼、羅臼・・・いい線ですが、どうにも「オホーツクに消ゆ」っぽい。
まきこ さんではキャラ的にも合いません。

いっそのこと、宗谷本線の名寄以北ということで。
駅でいえば、幌延、天塩中川・・・いいですねえ。



                           1977,2,13  上野駅「八甲田」

話は変わりますが、歌詞は一貫して、主人公の目線で、気持ち、思いが語られていますが、
自分の乗ってきた列車のことを、「上野発」の 「発」 と言っていることばが、どうも客観的とい
うか、第三者的にすぎているように思えてなりません。

もちろん、上野「から」の夜行列車 でも説明的すぎますし、肝心の「上野」を抜いてしまうと、
東北本線の一直線に北に向かう感がなくなりますし、途中の大宮あたりから乗りこんできた
ように考えてしまいかねず、興ざめです。
難しいですね。

ふと思いついて、一旦青函連絡船から離れて、次回は「あずさ2号」について書きます。





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Last updated  2016/12/07 03:39:41 PM
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