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人間がどう食べてきたか、台所の移り変わりから振り返り、未来の姿を提言した本です。
筆者は建築家。
大体、調理法や食材から見つめた本は多いのですが、作る場所たる台所に注目したのは、珍しい。
西洋風のシステムキッチンの問題点を、調理法から解き明かしているのは、建築家らしいです。
つまり、食に関する職業(昔はギルドという組合)の強かった西洋は、基本的には一次調理済みの食品(例えばハム、ソーゼージなど)を買って食事にすることが多い。
日本は、食材を買ってくる(野菜、魚)ので、手間が違う(いまや昔の話ですが)。
生活から考えると、いろいろ見えてくるものがあるんですね。
その他、飢餓と飽食は実は表裏とか、食べることについての見解はとても勉強になります。
ちょっと感情の入った、読みにくい口語体のスタイルが残念ですが。
ミリオネアまで、あと1218日