どん底生活からよみがえり

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ひまわり0724

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2023.09.17
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カテゴリ: 子育て
【第1回】 かんなままの子育て万華鏡  ~私のこと~

以下転載します。

みなさま、こんにちは!これからの連載にあたって、少し私の事を書きたいと思います。

出会った夫と2か月後!に結婚して37年。 夫は家の隣で小さな小児科医院を開業しています。ある時は専業主婦。ある時は家業も手伝いながら、子ども4人(男2人女2人)を育ててきました。

主婦業は様々な個性の家族にニュートラルで向き合い、それぞれの都合に合わせて世話をしたり、家事をしたり・・・終わりのない仕事です。特に子どもが生まれると、手を離せない、目を離せない、心も気も離せなくなります。

私はといえば、 子どもを授かり出産、2か月後に家族でカナダに行き2年半暮らしました。 初めての外国暮らしで子育ても新米。不安はありましたが、 夫も協力的で社会も子育てに優しく、2人目をカナダで産みました。「家族っていいな。子育ては乗り切れる!」と幸せでした。

ところが日本に帰ってきたら仕事中心の男性社会。 夫は大学病院勤務で忙しくて家に帰ってきません。 子育ての何もかもを私1人でしなければいけなくなり ました。その上、 3人目が生まれて、 ますます 追い詰められて行きました。

朝から晩まで子どもに振り回されて 外出もままならず、持っていき場のないストレスで顔がこわばって笑えなくなってしまいました。口を開けば「早く食べなさい!」「早く寝なさい!」と 怒ってばかりです。でも、私の本当の不満は 子どもの事ではなくて 自分の余裕のなさと、夫婦でするものだと思っていた子育てに夫が関わらなくなってしまったことでした。

子どもには何の落ち度もありません。「可愛いはずの子に何をやっているのだろう」と心底情けなくなりました。・・・そんな思いをするくらいなら、 「目の前にいる子ども達にトコトン付き合って逆に子育てを楽しもうじゃないか!」と、開き直り ました。何だかストンと 気が楽になりました。

やがて小児科医院を開業して4人目が生まれました。
いつもドタバタでしたが、 雨にも負けず風にも負けず どんな時もご飯を作り、 いろいろなところにテーブルを持って行っては食べることを楽しみ(風呂場で食べたことも!)、一緒に歌い、絵本を読んでは子どもより先に笑ったり泣いたり・・・。又、夫や自分の感情の違いと溝に驚き、 混乱する自分の内側を見つめるために本を読み、子育てから見えてくる学校や社会に「どうしたらいいのか?」と問い続けてきたことだけは褒めてあげたい と思います。(勲章は胸に付いたご飯粒かな?)

そんな頃「どんな支援がほしい?」と聞かれたらきっと「もう一人の私が欲しい!」「夫を家族の一員に返して!」と答えたでしょう。これが子育て支援の原点だと思います。

今は夫と愛犬の平穏な3人?暮らし。
ほんわか幸せ。つらかった事も今ではいい思い出です。あれがあったから今なのさ・・・と、一夜にしては成らない夫婦の歴史を感じます。子どもたちも成長して家庭を持ち、子どもを育てはじめました。孫6人。

時々この孫たちが台風のようにやってきます。お互いのご機嫌具合で仲良くなったり衝突したり。子どもは正直です。観察していたら、そのすべてに「したくなる理由」が見え隠れして愛おしい。

「子どもが輝くようにだけ配慮してあげればいい!」やっと、子育ての醍醐味がわかってきた ところです。

そんな私ですが、 子どもが手を離れていくに従って、こんな支援があったらいいのにと感じたことが仕事になっていきました。

いつの間にか自宅や市町村でベビーマッサージや子育て支援を始め、行政や学校に行く機会も増え、先生じゃないのに授業までしている!
なぜそうなったのか不思議でたまりません。 無我夢中でしてきたことが人の役に立つなんて幸せなことです。

これから、そんな私の子育て・孫育ての何気ないひとこま、今の子育て現状、出会ったママ達とのエピソード、小児科として感じること等、思いつくまま綴ってみようと思います。お付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。








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Last updated  2023.09.17 08:48:42
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