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不育症について(検査内容など)


不育症について(検査内容など)



まず始めに・・・
このページをご覧頂きありがとうございます。
きっと検索などで辿りついた方だと思います。
「不育症」聞き慣れない言葉だと思います。
私がそうでした。「それって何?」という感じでした。
「不妊症」は最近では認知されあちこちで聞かれるようになった言葉です。
それとは違う「不育症」
まだまだ周囲の認知度も低く、当のご本人でさえ何の事か分からないかもしれません。
何故ならこの「不育症」は最近になり徐々に知られ始め
原因も徐々に解明されてきたもののまだまだ研究中の症状だからだと思います。

私が知ったのはあるテレビがきっかけでした。
主婦なら一度は見た事があるかもしれない「こたえてちょうだい」
この番組で取り上げられたある方の体験談。
それがまさしく私と同じ「不育症」だったのです。
この日をきっかけに私なりにネットなどで調べてみました。
今でこそそれなりに情報はありますが、数年前はほとんど無かったんです。

そこで私は自分の経験を元にこのページを作ろうと思いました。
それは治療を開始して無事出産を終えられたからこそなんです。
気持ちに余裕ができたんです。
最初は悩み苦しみ泣き続けた夜もありました。
もし宜しかったらそちらの体験談もご覧下さい。

不育症は原因が分れば治療する事で出産が可能なんです。
ただし、治療は様々です。
でも決して諦めないで欲しいと思います。

今私には娘が2人います。
2人とも治療しながらの妊娠~出産となりました。
でも今はとても元気に成長しています。

もしかしたら。。。と思ってこのページをご覧頂いている方。
治療中で不安でご覧頂いている方・・・
本当に様々だと思います。
ありきたりな言葉しか申し上げられなくて不甲斐ないのですが・・・
「頑張ってください」

H15年5月頃から不育症の検査を受け始めました。
その時の検査内容の用紙を無くしてしまったので私が受けた検査の内容の記憶は
いまいち曖昧ですが以下に記しておきます。


アイコン 不育症について
妊娠しても流産・死産・早産・新生児死亡を繰り返してしまい、なかなか赤ちゃんを抱くことができません。
これはまだ世間的にはあまり知られていないのが事実です。
不妊症と違って辛いところは「妊娠した!!」という喜びの後に流産などの結果が続いてしまう為、
「今回も・・・」という不安が常につきまといます。
一般的に初期の流産は自然なもので全体の25パーセント程と言われています。
これらのほとんどの原因は赤ちゃん側にあり、言ってみれば偶発的なものです。
1度流産しても次は出産できる場合が多いです。

しかし何回も繰り返してしまうのは何かしら原因があると考えるでしょう。
不育症や習慣流産は3回以上流産を繰り返す事を言います。
(1度流産して出産したのち又流産というのは含まれません。あくまで続けて3回以上です)
この原因や治療法は最近の医学的研究によりようやく分かり始めてきたそうです。
私自身自分がこの立場になるまで知りませんでした。
もっと多くの方に知って欲しくて私の検査内容・治療内容などを載せることにしました。

アイコン 検査内容

花アイコン 問診、基礎体温

花アイコン 自己抗体検査
血液検査です。結果が出るのに数週間かかります。

私は3本ほど採りました

花アイコン 内分泌系(ホルモン)検査
ホルモンなどの検査・採血

場合によっては高温期・低温期でないといけないものもありました。
つまり基礎体温をつけなくてはいけません。
あるいは生理が規則的に来る場合そこから時期を選ぶ事もあります。


花アイコン 感染症検査
◇クラミジア・トキソプラズマ・マイコプラズマ

花アイコン 子宮卵管造影検査
子宮の形や卵管がきれいに通っているかを検査します。
膣からカテーテルを入れ、子宮と卵管に造影剤を注入します。
その後エコーで造影剤の流れを見ることにより検査します。
子宮奇形やポリープの有無を検査します。
この検査は生理後の低温期でないとできません。

私はとにかくお腹が痛くて貧血状態になってしまい、
検査後しばらくベットで休ませてもらいました。
造影剤があまり合わなかったようです。
中には全く平気な方もいるようですが大体お腹が痛くなるそうです。


花アイコン 子宮鏡検査
こちらも生理後の低温期に行う検査です。
膣から内視鏡を直接子宮に入れます。
こちらも子宮奇形・ポリープの有無の検査です。

麻酔もなにもないのでとにかく痛かったです。
子宮が動かないように固定されたり色々しましたが
結局私があまりにも痛がって具合が悪くなってしまったので
急遽中止になりました。
子宮卵管造影検査や血液検査の結果によって原因が掴めなければ
再度同じ検査を行うと言われましたが、私は他の検査で原因が分かったので
この検査は行わなくて済みました。一番痛かった検査です。


花アイコン 染色体検査
採血・パートナーも検査必要な場合有り
染色体の異常を調べる為です。
又場合によっては夫婦間で相性が悪い場合もあるそうです。

うちの場合主人も検査しました。

アイコン 私の不育症の原因
あまり数値的には高くなかったのですが・・・
*自己抗体異常*
普通誰しもが自分の体内に侵入する異物(菌など)から体を守るため 自己抗体 を生産し守ります。
妊娠というのは赤ちゃんを自分の中に受け入れることです。
この場合赤ちゃんは 半分は自分の遺伝子・もう半分は自分の物ではない(つまり夫)遺伝子 を含んでいます。
なので通常はなんらかの機能が働き赤ちゃんを受け入れられるようになっているそうです。
しかし私の場合この機能がうまく働かず、赤ちゃんを 異物として認識してしまい攻撃してしまう のだそうです。
もしくは 抗リン脂質抗体 という自己抗体が造られ、 血栓 が出来やすいのだそうです。
つまり
血栓ができる=血液の流れが悪い=赤ちゃんに栄養・酸素を送る血液が途絶えてしまう=流産
です。

アイコン 私の治療法
自己抗体の生産を抑制する・血液の流れを良くする
という治療法でした。
私は 低アスピリン療法 と言われる物で低容量のバファリンを妊娠前から臨月まで飲み続けました。
一日1錠です。これは言ってみれば 子供用のバファリン です。
値段も月何百円というとても安い治療でした。
でもこのおかげで無事出産できました。

アイコン リンク
不育症に関する記事のあるサイトをリンクさせて頂きます。
↓ここにはいくつかのリンク先があるので私の様な者が説明するよりも
専門的で分り易いかと思います(^▽^;)
All About 「不育症・習慣流産」

アイコン 最後に
ここまで読んで頂きましてありがとうございます。
検査はお金も時間もかかり正直大変です。
今でこそ私はこうして周りに「私不育症!」と公言できますが
当時は義母・実家の両親にしか話ができませんでした。
些細な言葉に傷付き、些細な事で泣いたり・・・
周りに対して卑屈になっていたと思います。
もしも今ここを読んで私に対して腹が立っている方もいるかもしれません。
だとしたらごめんなさい。
時間が経ち、正直あの時の気持ちが薄れているのも事実です。
そんな気持ちを忘れない為にもここに書き記しているのかもしれません。。。

私の経験上検査~治療には自分の信頼できるお医者様を見つける事も大切かもしれません。
信頼できる先生でないと不安になる一方かも・・・
私は3件目にしてようやく今の先生と出会えました。
それまで無かった 今回2度続けて流産・・・辛かったでしょうね の優しい言葉
この先生だ!と思いました。だからこそ頑張れたのかもしれません。
クチコミや周りの評判で選ぶものも良いですが、一番は自分に合うか合わないかだと思います。

最後に・・・
陰ながらこのページをご覧頂いている方を応援させて頂きます。


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