総国分尼寺 法華寺門跡

総国分尼寺 法華寺門跡


大和三門跡に数えられる 品格ある尼寺で

もと藤原不比等の住居であったものを 光明皇后が総国分尼寺として建立した。

「東大寺」が総国分寺「金光明四天王護国之寺」と呼ばれたのに対して

「法華寺」は総国分尼寺又は「法華滅罪之寺」と称し七堂伽藍を備えて隆盛を極めた。


「光明皇后」は仏教に厚く帰依され「施薬院 悲田院」を開設し 社会福祉に大変貢献された。

「光明皇后」の父親は「藤原不比等」 母親は「橘夫人(県犬養橘三千代)」


やがて寺は平安遷都とともに衰え 豊臣秀頼の母淀君によって 現在の構えに整えらた。

壮大な伽藍だった総国分尼寺の面影も今はなく

現在のお寺は 建物も少なくこじんまりとしていて「清浄な尼寺」にふさわい佇まいを見せている。
法華寺 山門


本堂は桃山時代に建築された和様の仏殿で

光明皇后をモデルに刻んだといわれている木造十一面 観音立像〔国宝〕

乾漆維摩居士坐像〔重文〕などが安置されている。
法華寺 本堂



庭園は江戸時代初期につくられたとされ

横笛堂は 滝口入道との悲恋の物語で有名な横笛が出家後に住んだといわれるもの。


護摩の灰を粘土に混ぜて形を作り 文様彩色を施した愛らしい犬形のお守りでも知られている。
守り犬1守り犬2守り犬3

一番小さな守り犬。紙の包みの中に 綿にくるまれて小さな犬が入ってた。


所在地  〒630-8001 奈良市法華寺町882
TEL 0742(33)2261


交通アクセス  JR「奈良駅」から「西大寺」又は「航空自衛隊前行」のバス
「法華寺町」下車 徒歩3分


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