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3年前 、
私は たった一人 で小学校の卒業式に参列しました。
サキの名前が呼ばれるのを、
そして返事をする人がいないのを、じっと一人で聞きました。
卒業式が終わったあと、サキと再び小学校へ行き、
校長室 で 卒業証書 をいただきました。
今回のサキは、名前を呼ばれて返事をして...
胸を張って卒業証書を受け取りました。
小学校で不登校になり、
中学校での3年間は支援学級のお世話になり、
サキは今、高校生になろうとしています。
5年ぶりに、
再び大勢の生徒の中に入って
授業を受ける生活が始まります。
これから先に広がる自分自身の将来に
ちょっぴり 不安 はあるようですが、
もっともっとたくさんの 夢 や 希望 を抱いて、
泣きながら見送ってくださった先生方や後輩たちとは対照的に、
サキは 晴れやかな笑顔 で、
颯爽と 中学校を後にしました。
油絵を描きたい。
アトリエに続けて通って、学校では美術部に入って、
日本画にもアクリル画にも、
彫刻や陶芸にも挑戦してみたい。
洋服のデザインをして、
ミシンの練習をして、
自分で自由自在に洋服を縫ってみたい。
勉強を頑張って、
目標の美大に合格できるようになりたい。
大好きなテニスをまたできたら嬉しいし、
ギターやドラムなどの楽器にも触れてみたい。
アルバイトができるなら、
ドーナツ屋さんで、いろんなドーナツを作ってみたい。
チョークアートにも興味があるし、
麻雀も覚えたいし、大学生くらいの素敵な彼氏も欲しい?
3年間では足りないくらい、
高校生になってからやりたいことがサキにはたくさんあって、
瞳がキラキラ輝いています。
そんな娘の姿を見て、
なんだか胸の奥があったかくなって、
少しだけ涙がこぼれました。
たくさんの人たちの
温かい気持ちに支えられて、
健やかに成長を続けているサキ。
とても幸せな娘だと思います
みなさんにも、この場を借りて
お礼を言いたいと思います。
いつも本当にありがとうございます
今後とも娘をどうぞよろしくお願いいたします。
ひなたまさみ