深夜のキッチン、テーブルの上に古いタオル、その上に猫が寝ている。
タオルは猫への母の思い遣り。
他の3匹は母の枕元、布団の上にそれぞれ寝ている。
タバコを買いに外へ出ると、近所の家の窓に灯りが見える。
自販機の赤ラークロングは売り切れ、仕方なくマイルドセブンを選ぶ。
大手のコンビニが周囲を取り囲んでお店の経営が大変らしい。
そんな現実が迫っては遠のく、誰もいない車も来ない静かな真冬の夜。
昼の喧騒と夜の静寂、どちらが本当の現実なのだろうとふと思う。
もちろん、どちらも現実なのだけれど、どちらも虚構のようにも思える。
刹那の永遠、至近の無限遠のように遠近感を失ったデジャブーに包まれる。
いつから、ここでこうしているのか、それは無限回+1の初めて。
そして、無限は有限と化して、私の支配下に入った。
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