君は自転車のハンドルに前かがみに両腕を乗せて、辛そうな顔でタバコを咥える。
バイト、退屈な割にきついんだ。
夕暮れの環七の歩道、君は家路を辿る。
あいつ、馬鹿でさ、あたしとエッチばっかしたがる。
通りすがりのAの面影のある若い女の子にそんなセリフを言わせてみる。
一種のプロファイリングの手法だろうか。
私も自販機で買ったタバコを一本吸いながら歩く。
タバコは手のひらで覆うように内向きに持つ、マナー違反のせめてものマナー。
おじさん、溜まってる?
うん・・・
プロファイリングは卑猥な方へ行き始めて・・・
私は妄想をEvernoteに書き付け続ける。
吐き出しなよ、心も下半身の方も・・・
Aの面影が重なるけれど、今はもうAは大人の女性の憂いを身にまとう。
黄昏のdark side Love・・・
ダーク・ボガートとシャーロット・ランプリングが重なる。
誰それ? 知らない。
そう・・・
バス停には9:00 to 5:00の勝ち組の帰宅者たちだろうか。
やってらんないよね、同じことしてて給料あたしの何倍?
振り返ると、自転車は遠い。
私の心の中でAが言う、若い娘、やっぱり気になる?
若い娘か・・・私から見たらAも十分若い。
自慰の快感と惨めさとのバランスはAへの想いが取ってくれる。
Wishing You Were Somehow Here Again/Wandering Child - YouTube
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