灰色の仄暗い空から雨粒が無限のように落ちて来る。
でも、雨のやみ間はその有限を知らせる。
君の家も雨に濡れる、それは何て凄い共有だろう。
例えば、それはアイルランドから見る西の果ての大西洋。
フィッシュ・アンド・チップスで黒ビールを呑む旅行者。
君は私しか知る人がいない、私も君だけ・・・
片言の英語が通じたことに君も私も喜んで。
黒猫がフィッシュを欲しがって、君に脚を掛ける。
それは私かも知れない、君自身かもしれない。
赤銅色と青と銀の混ざったテンパカラーのターボライター。
君はかわいそうなマッチ売りの少女になる必要はない。
私はタバコに火を点けて、煙の中に幻影を吐き出す。
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