神経内科医の徒然診療日記・コロナの時代

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takamatsu0224

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May 27, 2006
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カテゴリ: 医学関連
遺伝や肥満度など12項目が重要
-悪い検査データに慣れないで-



 近年、健康への関心が高まり、健康診断や人間ドックを受ける人が増えているが、多数の検査項目のうち、どの項目が狭心症や心筋梗塞(こうそく)にとって重要なのか、聖路加国際病院予防医療センター(東京都)の日野原茂雄医長に健康診断結果の生かし方について聞いた

● 心電図でチェックも

 狭心症、心筋梗塞など虚血性心疾患は、根源となる原因に冠動脈の動脈硬化がある。このため、虚血性心疾患の発症予防には、冠動脈に動脈硬化を起こさないことが非常に大切だ。
 聖路加国際病院予防医療センターの人間ドックでは、虚血性心疾患の危険要因、つまり冠動脈の動脈硬化を促進させる危険因子として次の12項目に注目し、各項目の危険度を4段階で点数化している。
 そのうち「遺伝要因、喫煙、飲酒、運動習慣、日常の身体活動、行動型」は、問診や問診票で回答する項目。「肥満度、総コレステロール、中性脂肪、尿酸、空腹時血糖、血圧」は、各検査データを用いる。
 生活習慣病が注目されている近年の健康診断では、問診が検査データとともに重要視されている。
 点数(失点)の総数が、多ければ多いほど、動脈硬化が進みやすく、狭心症や心筋梗塞の危険性が増す。そのほか、心電図によって、脳血管や心臓の病気の前兆ともいえる「心房細動」や虚血性変化がチェックでき、無痛性心筋梗塞が発見されることもある。
 施設によっては、トレッドミル(ベルトコンベアの上を歩く)や、エルゴメーター(停止自転車をこぐ)を用いて、運動中に「負荷心電図」を行うことで、労作性狭心症もチェックしている。


● 生活習慣と表裏一体


 日野原医長は「生活習慣が悪い場合は、検査データが良くてもそのうちに悪化する可能性があり、安心できません。しかし、検査データが悪い場合でも、生活習慣を改善すれば、検査データを良くすることができます。また、症状がないことが多いので、検査データが悪いのに気にしていない傾向がありますが、これが何年も続くと危険です。"悪いデータに慣れない"ことが肝要です」と話す。
 健康診断の結果は、勝手に判断せず、医師の助言をよく聞くことが大事で、人間ドックなら医師と十分に話し合うことが大切になる。

Medical Tribuneより

コメント : 土曜日の午後からてるさん、こと染谷さんの21世紀の健康セミナーをクリニックで行いました。幅広く、健康の概念と生活習慣特に食習慣、サプリメントの講義を聴いて勉強になりました。医学だけではなく、幅広く栄養全般の勉強の必要性を再認識しました。

出席は10名限定でしたので、ゆっくりお話を伺うことができて、また全員健康度の測定もしてもらえましたのでよかったです。

ただ測定してもらった全員の健康度は、あまり良くなかったので生活習慣を変えて健康に注意していきたいと思いました。染谷さんには遠方までお出で頂きまして本当にありがとうございました。






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Last updated  May 28, 2006 05:44:50 AM
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DUGAとも @ Re:頸性めまいその2(頸部自律神経系)(06/24) 私もこの目眩かもしれません!効果的なス…
takamatsu0224 @ Re[1]:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 大黒町さん >色々新しい病気が出てきて不…
大黒町 @ Re:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 色々新しい病気が出てきて不安になります…
大黒町 @ Re:睡眠不足でたまる脳内物質が記憶力減退の正体だった。(01/25) これは役に立ちますね。 引用させてくださ…
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