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2005.02.10
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カテゴリ: ★★★★☆な本



 三十八歳という若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢され

たエリート・橋田浩介。彼は、男に絡まれていたところを助けたこ

とがきっかけで、短大生・中平香折と知り合う。社内での派閥抗争

に翻弄されるなか、橋田にとって彼女の存在は日増しに大きくなっ

ていった。橋田は、香折との交流を通じて、これまでの自分の存在

意義に疑問を感じ、本当に大切なことを見いだしていくのだっ

た…。―混沌とした現代社会の中で真に必要とされるものは何かを



デビュー作、待望の文庫化。  (本書あらすじより)

<感想> ★★★★☆

 この作品は、本屋さんでも平積みになっていてかなり売れている

ようです。私もかなり前からチェックしていましたが、あらすじを

読む限り企業小説風で敬遠していました。しかし実際に読んでみる

と男性読者を意識した恋愛小説という感じでした。

企業小説のウェイトが大きい前半は組織の派閥論理やその策略など

に多くの頁を割いているので正直ちょっとダルかったです。こうい

う人達は時代劇みたいなこと考えてるんですね(汗)

後半は恋愛小説に移行してきます。従来の女性読者を意識して描



パターンで女性が都合よく描かれているという感じは否めません

が、DVのトラウマを抱える香折が主人公を求める恋愛以上の強い

感情。それを理解しようと努力する主人公の姿はちょっとうるうる

モノです。

ラストは守る者と守られる者という究極のカタチで幕を閉じます。



が、何も持ち合わせない丸裸の状態の自分を求めてくれる相手がい

て、その相手を100%理解してあげられるなら、その選択はたぶん間

違っていないのではないかと思います。





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最終更新日  2005.10.25 01:53:31 コメント(4) | コメントを書く


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