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2005.03.10
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カテゴリ: ★★★★☆な本




<感想> ★★★★☆

先日『対岸の彼女』で直木賞を受賞した角田光代さんの作品です。

もうちょっとくだけた感じの作品を描く人かなぁ~と思っていましたが本書

に収められた二作は、かなり硬派な作品です。

『真昼の花』はあらすじにある通り女性のバックパッカ-の話し。

『地上八階の海』はフリーターの女性と家族の話しです。

それぞれの作品の主人公は20代の女性ですが、派手な恋愛をしているでもな



『真昼の花』の「私」は、一人で旅を続けることで『地上八階の海』の「私」

は一人で電話番の仕事をしつつ、家族ともある程度の距離を保つことにより、

孤独に身を置いています。いずれの作品にも廃墟がキーワードとして出てき

ますが、それが主人公二人をあらわす隠喩とも思えます。そして廃墟に住む住

人とは・・。

それぞれ、10年前6年前に描かれた作品なので、現在の作風をどれだけ感じ取

れるかはさだかではありませんが、この類の純文学作品がしばしば陥りがちな独

善性もなくて、私のようなパンピー読者でも充分ついていける作品です。

<誤字・脱字があったため最アップしましたご了承ください>






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最終更新日  2007.07.08 00:42:06
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