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2007.05.05
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カテゴリ: ★★★★★な本





<感想> ★★★★★

以前、リンク先の方の感想を拝見して気になっていた一冊です。

本書は大正末期から昭和初期を舞台にするマタギの物語。

マタギとは北海道から日本海側の東北地方に存在した狩猟集団です。 

頭領(スカリ)と呼ばれるリーダーを先頭にカモシカや熊をその対象にし

ますが、活動の時期は農閑期。 厳冬期の山に踏み入ることは、半ば死

を意味しているせいか、語り継がれるオキテや伝統は、自然に対して敬虔で、

同時にそれは、彼らが猟師でもハンターでもなくマタギと呼ばれる所以に



さて、この手の作品は徹底した取材が要求されるせいか、自然主義(写実

主義)を重んじる傾向が強いように思います。 つまりはストーリーより

は対象の風俗や習慣を中心に描くということです。 もちろん、それを否定

するつもりはありませんが、普段エンターテイメント中心の読書をしている

と物足りなさを感じてしまうのも事実です。 しかし、本書では主人公の半生

を中心に据えることで、読者を飽きさせることのない超一級のエンターテイ

メントに仕上げています。 特に壮年に至った主人公と山のヌシである熊との

格闘は圧巻です。 ちょっとやりすぎの感は否めませんが、自然の脅威をエン

ターテイメントの手法で・・という点を踏まえるなら、王道なのではないかと

思います。 


マタギに関しては、西村晃(←二代目黄門様)が老マタギを演じた『マタギ』



ればぜひ♪





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最終更新日  2007.05.06 10:58:53
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