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カテゴリ: ★★★★☆な本




<感想> ★★★★☆

長嶋有さんの作品は初めて読みます。


本書には、芥川賞受賞作の表題作と『サイドカーに犬』の二編が収められて

います。 二作とも、チョッと複雑な家庭に身を置く子供の視点でその家族を

描いていますが、舞台は昭和50年代前半です。 今でこそ様々なカタチの家

庭が存在していますが、昭和50年代前半において母子家庭、父子家庭とい

うのはクラスに1人いるかいないかという存在でした。 私自身もそのような環

境で育ちましたが、家庭環境に悩むことはほとんどありませんでした。 むし



方に強いストレスを感じていました。 そのあたりを的確に表現していると感じ

ました。 


表題作では母子家庭の母親、『サイドカーに犬』では父親の愛人を描いていま

す。 子供の視線を通して語られる彼女達はパワフルですが、さりげなく言い放

つ言葉の端々に微妙な女性心理が垣間見えます。 私は読む前に長嶋有さん

は男性であると知っていましたが、もし知らなければ単純に巧い女性作家だなぁ

と感じたハズです。 よく「女を描くことの巧い男性作家」などという売り文句を目

にします。 正直言って、素直に肯けるのは北村薫さんぐらいだと思っていました

が長嶋有さんも勝るとも劣らない巧さです。


芥川賞受賞作ですが読者を選ばない作品です。 

最近イマイチ元気が出ないんだよねぇ~とお思いの女性の方、昭和50年代に








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最終更新日  2008.02.24 23:00:59
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