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2009.07.25
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カテゴリ: ★★★☆☆な本





<感想> ★★★★☆

本書は『時が滲む朝』で芥川賞を受賞した楊逸さんの最新刊です。

日本と関わりを持つ普通の中国人を描く。 デビュー時のスタイルは本

書でも貫き通されています。 当初は日本と中国の文化の違いのよう

なものが主要テーマになっていましたが、本書では主人公の未亡人女

性の心の揺れや戸惑いが丁寧に描かれています。 言い換えるなら母

国語が日本語ではない外国人が手がけた作品から、先入観を排除した

純粋な文芸作品へと変化を遂げているということです。 一作ごとに巧




前半は中国国内、後半は娘夫婦が住む日本に舞台が移ります。 

中国人はちょっと打算的という印象がありますが、いくつかのエピソード

はそれを裏付けているように思います。 しかし、それが彼らの根本では

なく、彼らが日本で生きていくための手段のひとつに過ぎないのではない

か?と思わせるラストは秀逸です。


ご覧になってお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、装丁の写真

は蜷川実花さんの作品です。 金魚の鮮やかな赤は、たびたび出てくる

さまざまな赤の象徴ではないかと思います。 そのあたりを踏まえて読

むとさらに楽しめます。






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最終更新日  2009.07.26 17:04:54
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