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カテゴリ: ★★★★☆な本






<感想> ★★★★☆

本書は島本理生さんの最新作です。

このレビューは、初出( 「文藝」 掲載)をもとにしています。 

14日発売予定の単行本では、加筆や訂正がなされている場合も

ございますので、その点をお含みおきください。


さて、先日の日記でさんの推薦文を引用しましたが、従



っています。 基本的には不倫の男女を描く作品ですが、単なる

恋愛小説ではなく主人公が内面に抱える問題とどう向き合うのか?

がテーマになっています。

あなたはすべてをとらえて奪うことで、初めて、私のもと

に肉体を還してくれた。


『波打ち際の蛍』 で、 卓越した文章力に対して題材に不満が残る

という趣旨の新聞書評を見ましたが、この作品においてその問題

はクリアしているように思います。 


著者にとって初めての不倫をテーマにした作品ですが、メインキャ

ラクターの男女に固有名詞が与えられていない点においても新境地

と言えます。 通常で

あればその背景なども描かれるべきですが、不倫関係にある男女の

具体的な年齢も含めて曖昧です。 そのせいか、冒頭の食いつきは



り込むまでそれほど時間は掛かりません。 自己投影がしやすいと

いう効果もありますが、不倫をテーマにした場合、読者はその立場

によりしばしば複雑な想いをさせられるわけで、この手法はそれを

軽減するのではないかと思います。


ただ、難を言うなら主人公と不倫関係にある男性の描き方が平板で



ーンがひどく薄っぺらに感じてしまいました。 まぁ~恋愛小説に

おいて男は脇役だからどうでもいいんだけど、その点がザンネンと

いえばザンネンでした。

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最終更新日  2010.05.29 22:56:02
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