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| 允恭 天皇に命をかけて真珠を献上した 男狭磯 という男 |
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| 允恭天皇の御代。天皇は淡路島に狩猟にでかけました。 しかし、一頭として収穫がなく、鹿、猿、猪などが山野を駆け巡り 獲物はすぐ近くにいるような感じなのに取れないのは何かあると感じ、ひとまず狩をやめて占いをしました。すると淡路島の神が宿っており、島の神から占い師にご神託があり、「明石の海底の深いところに真珠がある。それをとって 私に供えてくれるのなら獲物は得ることができるであろう」という内容でした。 天皇はあちこちの海人を集め明石の海底に潜るように命令しますが、海があまりに深いため誰一人として底に到達できませんでした。ただ一人潜れたのは阿波( 徳)の住人で男狭磯という男性でした。 彼は海に飛び込みしばらくすると浮き上がってきて「海の底にはアワビ貝が光っている」と報告します。 もう一度潜ってしばらくして浮き上がってきたときには大アワビをしっかり抱きしめたまま、息絶えてしまいました。 仲間たちが彼が腰に巻いていた縄をほどいて海底に下ろしてみると、男の背丈の60倍もあり、その深さに改めて驚かされました。 男狭磯 の抱きかかえていたアワビの腹からは桃の実の大きさの見事な真珠が見つかりこの真珠を島神に献上しました。天皇は命と引き替えに真珠を持ち帰った男の忠誠心にいたく心を打たれ、彼のために墓を建てて 手厚く葬ったところ、次の狩猟では大変な成果をあげることができたということです。 これは日本書紀に登場する伝説です。男狭磯の墓は伝説とともに残っているということです。 |
| 麻姑 伝説 |
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| 真珠が不老長寿の象徴であることは各国共通していますが、特に中国では真珠の歴史はとても古く《珍珠》と書き、薬として使う習慣も長い歴史を誇っています。 昔、蓬來山にすむ麻姑という神仙がいました。その容姿はいつまでも若く美しく、憧れを一身にうけていました。それもそのはずで、彼女は不老長寿の神様で歳をとることがなかったのです。彼女のトレードマークは真珠でした。海に浮かぶ蓬來山から人里にきてはもてなしを受け、帰り際に農民からもらった一握りの米粒を地上に向かってまくと、たちまち米粒が真珠の粒に変わるので農民たちは大喜びをしたということです。-『神仙伝』- |
| 何仙姑 |
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| 中国には古くから八仙人の伝説(老子の道教がルーツ)があり、その中で唯一の女神である何仙姑はそのシンボルの蓮の花を持ち中国の女性の守護神とされています。 彼女は真珠とひすいを粉にして飲んだため、真珠から不老、ひすいから不死を得たとされています。この何仙姑も処女神で、真珠は神話や伝説において処女のイメージと結びつきが強いのが特徴となっています。 イギリスのエリザベス1世も処女王として知られていますが、彼女のトレードマークも真珠でした。 |
| クレオパトラの誇り |
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| 紀元一世紀、歴史上最大の真珠が世界に2つありましたが、二つとも最後の女王クレオパトラのもので東方の王から贈られたものでした。 古代エジプトがローマに占領され、クレオパトラはローマ将軍ジュリアス・シーザーの愛人となり、その後はアントニウスに身を任せることとなります。あるとき、アントニウスはクレオパトラを招待して夜ごと華美な宴会を開いて得意になっていました。「私以外にこんな華美なパーティをできるものはいない」と得意になる、アントニウスにクレオパトラは「わたしなら一度のパーティにそれ以上のお金を使ってみせる」と豪語し、華美なパーティを軽蔑したのです。 後日、彼女のパーティを見てアントニウスはあざけります。しかし、最後にクレオパトラは酢の入ったグラスに身につけていた大きなイヤリングを外し、おもむろにコップの中に落とします。次第に真珠は溶けていき、完全に溶けたころ彼女は一気にそれを飲んでしまいました。その真珠はクレオパトラが大切にしていた世界で最大の2つの真珠のひとつでした。彼女がもうひとつはずそうとしたとき、審判係のルキウス・ブランクスが「アントニウスの負けである」と叫び、もうひとつの真珠をコップに投げ入れるのを阻止しました。 真珠が彼女の一国の女王のプライドを証明してみせたわけです。 クレオパトラのもうひとつの大真珠は二つに割られて、オクタビアヌス(古代ローマ初代皇帝)によって、ローマのパンティオンのウェヌス(ヴィーナス)神の両耳を飾ることになったとのことです。-プリニウス- |