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2006.10.27
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カテゴリ: 邦画
ALIVE デラックス版(DVD) ◆20%OFF!

 VERSUSでメジャーになり、大作あずみシリーズでヒットメーカーとなった北村龍平監督作。


粗筋

八代(榊英雄)は恋人を暴行した男六人を殺害し、その上恋人まで殺害した罪で死刑判決を受けていた。刑がついに執行される。が、刑は見せかけだけで、八代は「法律的には死んでいる」という状況になった。八代は生か本物の死か、の選択を迫られる。八代は生きる方を選んだ。八代は麻酔で意識を失った。目を覚ますと、あらゆるものから遮断された空間に、別の死刑囚と一緒に閉じ込められていた。
 八代は、自分が何らかの実験に参加させられたことを告げられる。八代は訳の分からぬまま実験に参加。
 そんなところ、空間の窓の向こうに女性(りょう)が姿を現す。彼女は「何か」によって心身ともに支配されていた……。


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感想

全体的に、VERSUSの焼き直し。
 主人公がいつの間にか無敵になってしまうところなどもそっくり。
 違うところといえば、VERSUSとはヒーロー(榊英雄)と悪役(坂口拓)が入れ替わっている、ということか。
 あと、配役もよりマシ。ヒロインにりょう(何て芸名だ)や、ラスト・サムライに出演した小雪など、それなりに豪華。
 特に、りょうは金髪のかつらで登場。印象がまるで異なる。

 VERSUSと違うところといえば、主人公が置かれた状況、そしてその周辺の出来事を「説明しよう」としていることか。
 VERSUSは「背景もストーリーもどうでもいいだろ? 単純にアクションを楽しめよ」という態度だったので、何も説明されていなかったが、観る方もそれを承知していたので、充分だった。
 が、本作品では所詮アクションだけの代物なのに背景やストーリーをどうにか盛り込もうとした結果どことなく説得力にかける代物に仕上がってしまった。
 本作はVERSUSより予算はあったようだが、作品としては逆に落ちているような……。

 あずみも、世間で騒がれているほどの作品ではないところを見ると、北村龍平は結局VERSUSで始まりVERSUSで終わってしまったような感じ。
 というか、元々大作向きではないのではないか?


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Last updated  2006.10.27 21:15:14
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