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2006.11.26
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カテゴリ: 洋書

 女性探偵キンジー・ミルホーンのシリーズ第一作。本シリーズはアルファベットシリーズとして続いている。
 作者のグラフトンは1940年生まれ、ということになっている。日本で言えば還暦を迎えている。本作が発表されたのは1982年らしいから、40歳を越えた段階で花開いた、ということになる。


粗筋

キンジーの元にニッキーという女性が現れる。8年前、弁護士の夫ローレンスを殺したとして監獄にいた。出所したニッキーは、自分は殺していない、冤罪だ、真相が知りたい、という。
 キンジーは調査に乗り出す。すると、ローレンスが死亡した数日後に、ローレンスが働いていた弁護士事務所で働く女性(リビー)が、ローレンスと同じ毒で毒殺されていたのを知る。ニッキーとリビーには接点がない。ローレンスを殺した何者かがリビーも殺したのだろうか?


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解説

本シリーズがこの第一作でブレークしたのかはどうか知らないが、多分そうでないだろう。
 つまらなさ過ぎる。
 ローレンスとリビーの死は直接関係なく、ローレンスは離婚した元妻に殺され、そしてリビーはローレンスのパートナーであり、顧客の金をかすめ取っていた別の弁護士に殺された、という真相にも新鮮味がない。なぜこの程度の真相に行き着くのに250頁(原書)もかかったのかさっぱり分からない。
 キンジーが犯人の一人である弁護士と肉体関係を持つという展開も馬鹿馬鹿しく、なぜキンジーがこの男に惹かれたのか全く不明である。テレビの二時間サスペンスドラマと同等、いや、それ以下のかったるいストーリー運び。
 キンジーが優秀な探偵にも、魅力的な探偵にも思えなかった。第一作がこの程度なのになぜ人気があるのか。本シリーズは回数を重ねると共に魅力が増すのか。
 確か昔、別のシリーズ作品を読んだ気がする。はっきりしない。そちらも印象が薄い作品だった、ということになる。
 最後の章など、部分的に改行が極端に少なくなるのも問題である。一ページが透き間なく文字で埋まっているのを見るとウンザリする。こういう書き方はしてもらいたくない。
 ともあれ、自分にとってはどうでもいいシリーズになった。



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Last updated  2006.11.27 09:35:35
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