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2007.11.04
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カテゴリ: 洋画

 大ヒットゲームをベースに製作されたSF・ホラー・アクションムービーの第2弾。
 主役アリスを演じるのは、ミラ・ジョヴォヴィッチ。
 原題は「RESIDENT EVIL: APOCALYPSE」。ゲームでも、「バイオハザード」の本来のタイトルは「RESIDENT EVIL」。
「バイオハザード」の方がイメージが沸き易い。「バイオハザード」は、商標権の問題で使えなかったのか。


粗筋

前作で、地下実験施設「ハイブ」からの脱出に成功したものの、巨大企業「アンブレラ」に捕まってしまったアリス。
 目を覚ますと、荒廃した町(ラクーンシティ)のど真ん中に。
 ラクーンシティの住民は、人間をゾンビ化するTウィルスの伝染により、ほぼ全員がゾンビ化していた。
 アンブレラは、町とその住民全体をTウィルスの実験場としていたのだ。
 アリスは、ラクーンシティに滞在していた女性特殊部隊員ジル(シエンナ・ギロリー)らと出会う。
 ラクーンシティをさまよう中で、アリス一行はTウィルスを開発したアシュフォード博士の存在を知る。ラクーンシティには、アシュフォード博士の娘アンジェラがいた。アシュフォード博士(ラクーンシティの外にいた)は、彼女を救助すれば、ラクーンシティの脱出法を教えてやる、と取引を持ちかける。
 アリス一行は、他に脱出の手立てがなく、ラクーンシティはアンブレラが証拠隠滅の為に核爆弾が落とされる予定になっていた以上、この取引に応じるしかなかった。
 アリス一行は、苦労の末にアンジェラを救出。
 アシュフォード博士は、約束通り脱出法を教える。アンブレラのヘリがラクーンシティに下りるから、それを奪えば脱出できる、と。アシュフォード博士は、アンブレラを裏切ったのだった。
 残念ながら、アンブレラはアッシュフォード博士の裏切りに気付いていた……。


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感想

 第1弾では、アリスは生身の、普通の人間だった(実はかなりの戦闘訓練を受けていることが判明するのだが)。
 しかし本作では、アリスがTウィルスを接種され、その影響で超人化していた(元々Tウィルスは超人を作り上げる目的で開発されたもの)。
 その為、不死身に近いキャラになってしまい、緊迫感に欠ける作品になってしまった(「不死身に近い」のは、最終的にはどうでもないところで死んでしまう為。(^~^;))。
 アリスは様々な危険な場面に出くわすのだが、「結局切り抜けられるんだろうな」と思ってしまうのだ。
 この展開は、シガニー・ウィーバー出演のエイリアンシリーズそっくり。第一作では生身の人間なのに、シリーズを重ねる度に超人的になり、最終的にはエイリアンの遺伝子を持つクローンになってしまう。
 本作でも、アリスは最終的に死ぬものの、クローンとして蘇るし。
 第1作では、アリスには強い部分とか弱い部分という両極端な性格を持っていて、色気も感じたのだが、本作では強い部分だけ。色気が感じられず、男のよう。見た目はバリバリ女性なのに。
 無敵に強いキャラは、やはり男性にするのが正解。説得力もあるし。

 前作と同様、本作でも多数のキャラが登場。
 一番目立つのがシエンナ・ギロリーが演じる女性特殊部隊員ジル・バレンタイン。ゲーム版ではお馴染みのキャラらしい。
 あまりにも印象に残るキャラ(見た目がいいし、目に迫力があり、「格好いいな」と素直に思える)なので、アリスの存在感が薄い。キャラが被っている、ということもある。というか、第一作のアリスをそのまま引き継いでいるようで、むしろこちらの方が主人公としてふさわしかった。
 ジルには、第一作のアリスが持っていた強い部分とか弱い部分の両極端な性格が垣間見え、色気も感じられたし。

 前作は地下基地の中、という閉鎖された環境でストーリーが展開。
 緊迫感で溢れていた。
 本作は、封鎖された町の中ではあるものの、かなりオープンな環境でストーリーが展開する。
 緊迫感が針の先程にもない、ということではないが、薄まってしまった感は否めない。

 アクションシークエンスは第一作と比較して規模が大きくなっている。が、CGを多用しただけのB級アクションになってしまっている。
 ゾンビが登場する理由も、よく分からなくなってしまっていた。

 アンブレラ・コーポレーションの存在も、段々リアリティがなくなって、漫画チックになってしまっている。
 地下施設で極秘の研究を進めていた……、というのは何となくあり得そうだが、町全体をTウィルスの実験場とし、核爆弾による始末を核施設の事故として処理した(マスコミ操作などで)、という展開はいくら何でも世間を馬鹿にし過ぎ。

 ラクーンシティは、最終的に核爆弾によって始末される。
 5キロトン核弾頭だったとか。
 問題は、爆発の描き方があまりにも現実味に欠けること。
 本作では、ヘリコプターが核爆発の爆風によって吹き飛ばされ、不時着してしまう。アリスはその時死ぬ。他の搭乗者は、どうにか脱出する、となっていたが……。
 ヘリが爆風で吹き飛ばされる、ということは、かなり近くで核爆弾が爆発したことになる。
 そんな近くで核爆弾が爆発したら、搭乗員は放射能汚染などで数日の内に死亡する筈。
 何でもなかったように歩き回れる、なんてあり得ない。
 アメリカ人は、核爆弾を「物凄くでかい爆弾」としか思っていないらしい。

 本作には更に続編が制作された。
 第3弾で、本シリーズは一応完結する。


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Last updated  2007.11.04 20:12:18
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