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2014.09.07
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カテゴリ: 邦書

 からすのパン屋の奮闘振りを描いた絵本。
 文章・絵の双方をかこ さとしが手掛ける。


粗筋

からすの夫婦がパン屋を経営していた。
 そんな中、四羽の赤ちゃんが生まれる。
 夫婦は子育てに気を取られ、パン作りはおろそかに。その結果客は減り、夫婦は苦境に立たされる。
 四羽は大きくなり、パンの失敗作をおやつとして食べる。からすの子供らの間で、パンは評判になる。彼らの意見を取り入れ、夫婦は様々な種類のパンを作り始める。
 四羽の子供らもパン作りを手伝うようになり、パン屋は再び繁盛する。


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解説

40年以上前に出版された絵本だが、未だに版を重ねているらしい。
 キャラクターグッズも販売されている。
 ただ、絵は漫画っぽく、絵本らしい温かみはない。
 文章も長く、ページの大半を文字が占めている、という部分もあり、幼児が読むには難しいのでは、と感じた。逆に、ある程度文字が読めるようになると、内容が幼稚過ぎて読みたくなくなりそう。
 対象年齢が分かり辛い。
 夫婦経営の店が、子供が生まれたからといって経営がおろそかになり、仕事がないがしろになってしまう、というストーリーもどうかね、と思う。
 その程度で店の経営が傾いていたら、夫婦経営の店では子供なんて作れなくなってしまう。


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Last updated  2014.09.07 10:55:38
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