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2014.09.11
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カテゴリ: 洋書

 動物の世界で太陽が復活するまでの過程を描いたエリサ クレヴェン(Elisa Kleven)による絵本。
 文章・絵ともにエリサ クレヴェンが手掛けている。
 日本語版の訳者は、女性小説家の江國香織。
 原題は「Sun Bread」。


粗筋

冬になり、太陽が雲に隠れ、暗くなってしまった動物の世界。
 そこで、パン屋か本物の太陽の代わりに、とおひさまパンを作る。
 動物の世界でパンは評判になり、世の中は明るさを取り戻していく。
 雲に隠れていたおひさまにもパンを分け与えたところ、おひさまは元気になり、世界を再び明るく照らす。



解説

原作は、英語の脚韻語や比喩を多用した詩的な文章となっていて、元々和訳し難い。
 逐語的に訳したところで意味を成さないし、意訳しても比喩のニュアンスが異なるし、脚韻語はその通りに訳しようがない。
 人気女性小説家の江國香織に頼めばどうにかなる、と日本語版の出版社は考えたらしい。が、いくら小説家として人気があっても、英語力に限界がある者に依頼したところで、まともなものが出来る筈がない。原作の魅力が伝わり難い、小難しいだけの訳文になってしまった。
 原作は、文章が弧を描くように印刷されているので、日本語版でもそれを真似ているが、それが読み難さに拍車をかけている。英語では問題にならない印字の仕方も、日本語ではそうならないのは、理解しておくべき。
 絵は、ほぼ原作のままなので(一部に手が加えられ、日本語表記になっている)、女性作家らしい温かみがあり、見る分には楽しい。


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Last updated  2016.03.10 22:20:00
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