全77件 (77件中 51-77件目)
NHKプレミアムよるドラマふれなばおちんを見た後、今は安藤サクラさん主演のママゴトを見ました。ふれなばおちん【原作】小田ゆうあ(「ふれなばおちん」)【脚本】安達奈緒子【音楽】阿部海太郎【主題歌】kōkua「黒い靴」(作詞:スガ シカオ 作曲:根岸孝旨)【制作統括】磯智明チーフ・プロデューサー(NHK) 石田麻衣プロデューサー(ホリプロ)【演出】三木康一郎出演長谷川京子 成田凌 鶴見辰吾 戸田菜穂 山本浩司第1回「隣の男」ある朝、社宅で暮らす上条夏は主婦仲間から噂話を聞く。友人でもある小牧莉絵が夫と息子を残して、恋人と駆け落ちしたというのだ。家庭が何よりも大切な夏にとっては、信じられないことだった。そんな夏に莉絵から電話がある。悪びれた感じもなく、女として充実した時間を送っているという。ほどなくして、隣に若い男・佐伯龍が引越してくる。夏の心の何かが、ざわめき始める―。第2回「恋の衝動」夏は、隣に住むことになった龍の引っ越しを手伝う。龍は夏の夫・義行と同じ会社で働く一方、小さな劇団で役者をしている。夏は、龍がかつてテレビドラマの脇役で出ていたことを覚えていて、2人はその話で盛り上がる。あどけない夏の表情に心をひかれていく龍。ある日、恋人と駆け落ちした莉絵を見かける夏。家庭に戻るように夏は説得するのだが…。第3回「キスの余韻」夏は、龍に思わずキスされたことに罪悪感を抱き、この記憶を忘れようと心に決める。その後も龍からメールが届くが、無視しようと努める夏。そんなある夕方、激しい雨が降り、夏は傘を届けに夫・義行を迎えに行く。その帰り道、2人は雨宿りしている龍を見かける。龍に傘を差し出す夏。龍は義行が電話をかけるスキに、強引に夏の腕をつかみ、強いまなざしで見つめると――。第4回「初めての嘘」龍を看病してからというもの、夏は龍のことばかり考えるようになる。髪形やメイクにも気を配るようになり、次第にキレイになっていく夏。夫の義行も、そんな夏の変化に気づき始める。罪悪感にさいなまれ、やはり家族を裏切れないと、龍への思いを抑える夏であったが、外出した際、龍に待ち伏せされる。戸惑う夏。そして、その姿を義行の部下・みどりに目撃される――。第5回「帰したくない」龍の舞台公演に、夏は久しぶりにお洒落をして出かける。龍のコメディ-タッチの芝居に大笑いする夏は、思い切り解放感を味わう。公演終了後、龍は夏を食事に誘い、その席で今晩は帰したくないとささやく。突然の言葉に動揺する夏は、席をはずしてひとり思い悩む。一方、自宅では夏の遅い帰りを、夫の義行が不審に思いながら待ち続けていた――。第6回「一人にしないで」義行の計らいで、夏と龍(は3人で食事をする。その席で龍には本気で狙っている若い女性がいることを知り、ショックを受ける夏。それからというもの何に対してもイライラしてしまう夏。そんなある日、龍から手紙が届く。デートの誘いだった。本命の女性がいるはずなのになぜ?と思う夏。もやもやした気持ちのままデート当日を迎えるのだが、家族を残して行けるわけがない――。第7回「恋の代償」夏は龍と2人きりで会っているところをパート先の店長・伊丹に見られてしまう。てきぱき仕事をしている夏のことを忌々しく思っていた伊丹は、これを機に夏にきつく当たり始める。一方で、龍に福岡のテレビ局からドラマのオーディションの話が来る。夏と役者、どちらを選ぶべきか悩む龍。そんな中、龍は、夏がパート先で伊丹に苦しめられている姿を見てしまう――。最終回「恋と愛は違う」龍から一緒に福岡へ行こうと言われる夏。家族をとるか、龍との愛をとるか。決断を迫られた夏は、龍のオーディション会場へと向かう。オーディションが進み、龍の番になる。すると龍は、夏に目を向け、芝居のせりふに託して、自分の夏への思いを告げた。そして、オーディションが終わり、二人きりになった夏と龍。しばし沈黙が続き、夏は龍に自分の決意を語ろうと顔を向けた…。2人が選んだこの純愛の行方とは――。原作漫画より、カップルがきれいすぎます!だってあのハセキョーですよ。どんなに普通の格好をしていてもぱっと目を引くでしょう。夫の「君が来て誘惑でもしてくれれば、少しはましになるかも」なんて台詞も夏の「もう私に恋愛なんて…」と言っている夏に共感が持てません。あんなに綺麗なんだもの、恋されるでしょ!って。本当の夏はくたびれたちょっとふっくらしたような風貌で、龍もあんなにイケ面ではないです。ちょっと中年にいきかかったような感じです。ドラマだと本当に美男美女になってしまうんですね。ドラマは見てもらわなければならないから、しょうがないんでしょうけど、あまりにもフツー感がなさすぎ。フツーっぽさで言うなら、ヒロインの友人を演じた戸田さんがヒロインを演じた方が良かったとの声もありました。成田くんはNHKスタジオパークで見ましたが、役では少し年齢が上のキャラクターを髭を付けて頑張って演じていました。綾瀬剛さんを参考にしたとか。みなさん、似てました?ラストも原作通りで、あそこで終わってしまうと唐突でしたね。ママゴト【出演】安藤サクラ 小山春朋(子役) 臼田あさ美 古舘寛治 栗原巴央(子役) 根岸季衣 杉本哲太 ほか【原作】松田洋子「ママゴト」【脚本】杉原憲明【音楽】坂本秀一【主題歌】THE BLUE HEARTS「ナビゲーター」(作詞・曲:甲本ヒロト)【制作統括】篠原圭(NHK)、原公男(ツインズジャパン)【演出】中田秀夫第1回「ママゴトのはじまり」中国地方にある架空の町の場末のスナック「アムール」のママ・恩地映子はこよいも常連の男たちと酒を飲み酔っていた。店じまいしようとすると、旧友の滋子が大滋という5歳の子を連れて久しぶりに姿を現す。しかし、滋子は大滋を映子に預け、置き手紙をし行方をくらましてしまう。大滋を見ているうち、映子は赤ちゃんを産んだ自らの過去を思い出し、映子と大滋との疑似親子のような奇妙な共同生活が始まる――。第2回「おまえはオニじゃ!」旧友・滋子の息子、大滋を預かることになってしまった映子。慣れない子育てに映子の苦労は絶えず、おまけに滋子の借金取り・高利貸しの橘までやってきてさんざんな目に。そんなある日、大滋がカラスのヒナを拾って帰ってきた。仕事ばかり増やす大滋に「捨ててこい!」と怒り心頭の映子。そんな映子にアペンタエは「かわいそうじゃろ!オニババ!」と言い返す。「どうせうちはオニババじゃ」と開き直る映子だったが、その言葉に映子は古い記憶をよみがえらせる。映子には、かつて「オニ!」とののしられたつらい過去があったのだ……。第3回「人生は待ったナシなんよ」映子は滋子の息子・大滋の不始末で火事を出し「アムール」は閉店となる。映子は大滋に別れを告げようとするが、結局母親代わりを続ける。映子はアペンタエの家に居候しスナック「高城」のママに頭を下げアルバイトをしながら大滋の面倒をみるが、次第に愛情を深めてゆく。そんな映子に高利貸しの橘は、世間は大滋を放っておかないと忠告する。第4回「だいすきなひとをだいじにしよう」映子は火事で「アムール」を失い大滋と別れようとするが、大滋の母親代わりを続ける決意をする。映子はスナック「高城」のママに頼んでアルバイトし大滋の親友アペンタエの家に居候する。常連客からもらったチケットで、映子は大滋を遊園地へ連れて行く。本当の親子のように遊園地で楽しい時間を過ごす映子と大滋。しかし、帰ってきた二人を児童福祉局の人間が待ち受けていた。二人で遊園地に行って願い事をするシーン。大滋は「また遊園地に二人で来られますように」とお願いしたが、映子はてっきり大滋が母親に会えるよう願ったと信じて「彼の願いが叶わないように」と願ったのだった…というシーンが印象的。実際その通りになってしまうわけだし。第5回「はなればなれのふたり」大滋と別れた映子は「これでよかったんじゃ」と思い、元の生活に戻る。母親・滋子が大滋を連れて行ったのは山奥で共同生活をしオーガニックな食物を栽培する農場「チャントメイト研究所」だった。所長で滋子の新恋人・舞善の監視の下、大滋は厳格な生活を強いられる。一方、大滋を心配する親友のアペンタエは納得できないと映子に訴え、思い切った行動に出る。自分の方が全てにおいて恵まれていると思っていた光が、実は遊園地に行ったことがあると知って急に態度を変えるシーンなど子役うまいですね。第6回「家族のつくり方」映子はスナック「アムール」を再開し、客の前で元気に振舞うが心中はさびしかった。橘が現れ大滋への意外なプレゼントを映子に渡す。隔離された大滋と母・滋子は舞善から息子の光が発作を起こした責任を問われ叱られる。大滋をなぐさめる滋子の言葉を聞いた光は嫉妬で大滋を責め、滋子に暴言を吐く。が、光は大滋と仲直りしようと一計を案じる。第7回「帰ってきた疫病神」映子のもとに大滋が帰ってきた。映子は久しぶりに大滋と過ごし、アペンタエの家に泊まった光は家族の温かみを知る。翌朝、スナック「アムール」の戸を乱暴にたたき舞善(古舘寛治)が現れる。舞善は映子の話も聞かず、滋子を大声で呼ぶ。舞善の前から滋子がいなくなってしまったのだという。責任を感じる大滋。そんな大滋を見て映子はある決心をする。最終回「正しいママゴトの終わり方」映子は行方をくらました親友・滋子を探しに滋子の恋人・舞善とともに出かける。映子には確信している場所があった。舞善の運転する車の中で映子は滋子と過ごした日々を思い出す。ついに映子は滋子と再会する。しかし滋子は帰る場所が無いと言い張る。そこへ舞善が来る。映子は滋子を連れ戻せるのか。映子と大滋の「ママゴト」はどんな終わりを迎えるのか。安藤サクラさん主演のNHKドラマってはじめてでは。ぶっきらぼうだけど見ていないところでは優しいヒロインを演じています。独特の声なので画面を見ていなくても、誰がしゃべっているかわかります。本音を隠してつっぱってる女の子役がうまいです。こちらも漫画原作。漫画のストーリーの構成力が評価されているのでしょう。
September 12, 2016
コメント(2)
みなさん、こんばんは。ブドウや梨など秋の味覚が登場してきましたね。ところでみなさんは、忘れられない料理ってありますか?このドラマはそんな忘れられない逸品について描かれています。天国のスープ出演国仲涼子 時任三郎 井川遥 田中圭 床嶋佳子 丘みつ子 十朱幸代 伊藤四朗 寺島 進 神山 繁 結子はレストランを訪ねてはひたすら”幻のスープ”を探し求める。どうやらキャロットスープのようだ。姉麻実が亡くなって以降何も食べようとしない母郁恵のために、結子は探し続けるがどうしても見つからない。一方、息子を亡くし保育園を訴えようとしていた妻と別れた寡黙な亮介は、レストランで料理人として働いていた。 目隠しをされた女性がスープをそっと飲む。このオープニングは原作から踏襲。その女性こそスープを探し続けている結子。亮介と結子が出会うんだろうなぁと思いつつドラマの進行を見守るとその通り素直なつくり。 ただお互い独身といっても結子には同じ職場で想いを寄せられている男性川久保がいるし、亮介も妻が本当に嫌いで別れたわけではない。だから二人の間に恋愛感情は育たない。むしろ恋愛感情がありそうに見えたのは、麻実と亮介の間だ。婚約者の両親から結婚を反対された夜にレストランで亮介のスープに触れたことから、麻実の心はほぐれていく。事故に遭う程亮介に渡そうと急いでいたのだから、麻実も亮介に心が動いていたのでは。一方亮介も、何年経ってもコートの色が忘れられないほどに彼女の事を心に留めていた。もし麻実が生きていたら別のラブストーリーが進行してたのかも。 ヒロイン枠の結子は川久保と最終的にはカップルになるが、どうも彼を好きな風には見えてこない。せいぜい「いい人だな」くらいで、スープを探し出すキーとなる招待状を渡してくれたのも、あれやこれやプレゼントをくれたのも彼なのに、本当につれない。一つの事に固執する性格なのは、麻実の婚約者に対する一方的な非難からでもわかるが、川久保は結構苦労しそうだ。WOWOW ドラマWシリーズで放送されたドラマの原作は「越境者 松田優作」などの著者である作家・松田美智子。平成20年度文化庁芸術祭参加作品。天国のスープ [DVD]楽天で購入
August 29, 2016
コメント(0)
みなさん、こんばんは。台風がうろうろしていますね。下町の人情が感じられるドラマを見ました。朝食亭出演大滝 秀治 蟹江 敬三 池内 博之 田山 涼成 石丸 謙二郎 的場 浩司瀬戸 朝香 高畑 淳子 竹下 景子 前田 愛 東京の下町・谷中にある食堂「朝食亭」では、毎朝、開店前に、近所に住む10人の老若男女が集まって朝食をとっていた。それぞれが、ある事情を抱えていたが、皆で朝食をとることで、多くを語らずとも心が癒されていたのだった。そんなある日のこと、4年前に「朝食亭」の跡取り息子・清彦を飲酒運転で轢き殺した犯人が、4日後に刑務所を出所することがわかる。清彦は、雨の路上で倒れたまま、ある言葉を言い残して息絶えたのだ。それは結婚を心に決めた女性への遺言であった。しかし、それが『朝食亭』に毎朝通うOLの美沙子にあてた言葉だったことは、『朝食亭』の主人夫婦でさえ知らなかった。美沙子には自分が清彦の恋人だと名乗り出られない、ある事情があった。 年齢も職業も違う人々が毎朝集まる「朝食亭」。彼らが集う理由とは? 心の傷とは? それぞれの事情が交錯し、やがて迎える結末とは? 深くお互いを知りあわない同士が毎朝同じ時間に集まって食事を食べて、また翌朝出会う。こういう風景は、もう東京の下町あたりでもないだろう。皆の親的ポジションの朝食亭の夫婦、お爺ちゃんポジションは発明家、マドンナは瀬戸朝香演じる美沙子。しかし、ただほのぼのとした時間を過ごしていたわけではなく、「ある日を目標にして毎日何食わぬ顔をして店に集う人」が10人のなかにいた。「もしかしてあのアガサ・クリスティーの有名な長編のパロディ?」などと思ったが、これはあまりにもサスペンスものの見すぎだったようで、もっとストレートなつくりだった。一度は殺したいほど憎んだ相手も、やはり最後まで憎み切れない。予定調和で、悪人が誰ひとりとしていない。但しそうだからといって、全てをさっぱり忘れられるほど割りきれない。突っ込まれないように作ったウェルメイドドラマという感じ。ただ後から思えば一番悪いのは清彦では?最初の彼女とちゃんと別れてから他の人に結婚申し込もうよ。妊娠と言われて行ったからには身に覚えがあったということだよね? 原作では警察官に「か、母さん、父さんを・・た、たのん・・・」と言った言葉を、何故、これが、恋人と錯誤して残した言葉だと思って、恋人探しが始まるようになっていたそうだが、ドラマでは指輪を託していて、原作のツッコミ処を回収していた。朝食亭 / TVドラマCD&DVD NEOWING
August 26, 2016
コメント(2)
みなさん、こんばんは。蜷川さんが亡くなりましたね。蜷川マクベスを見に行ったところでした。残念です。NHKプレミアムドラマ最後のレストランを見ています。皆の意表を突いたキャスティングが話題でした。秀吉を大河で二度にわたって演じた竹中直人さんが信長に、坂本竜馬ファンで映画まで作ってしまった武田鉄矢さんがナポレオンに扮します。元が漫画で、ドラマでは登場人物が二人増えてます。一人はオーナーシェフ園場凌(その場しのぎ)の座を脅かす面津駆(めんつかける)=まんまですな、ギャルソンの天然剛(てんねんつよし)=天然くん、とい うことでしょうか。石黒英雄さんは大河ドラマ平清盛で宗盛を演じていました。次ぎの二人はオリジナルキャラ、バイトの学生有賀千恵(ありがちえ)=ありがち、「ヘブンズドア」のソムリエ前田あたり=当たり前だ、とそれぞれ名前が性格を表しているのが面白い。第一話は織田信長登場。空前絶後の料理をオーダー。なぜかトイレに出没して自分語りをする信長、クッキングして家来と「野山を駈け廻っていた頃の」料理を森蘭丸らに披露する信長、邪魔が入って敦盛を最期まで歌えない信長。絶対に歴史ドラマには登場しないであろういろんな信長を楽しめました。食べながら謀反を起こした光秀の心情に思い当たったり、死を前にした穏やかな信長でした。第二話はクレオパトラ。真珠にみあう料理をオーダー。園場は、先日来店した織田信長が本物か信じられないでいた。そんな中、今度はクレオパトラがテーブルクロスの中から現れる。クレオパトラはローマ帝国に祖国エジプトを奪われ、失意のどん底にいた。プライド高い彼女は、自らの真珠のネックレスを差し出し、これに見合う料理を作れと命令する。小心者の園場がパニックになる中、ライバルの面津(鈴木浩介)は自ら料理を作るとやる気をみせる。小川真珠さんがタカビーなクレオパトラを演じますが、神保悟志さんが連続して登場。2話ではクレオパトラを幽閉するオクタヴィアヌスに3話ではジャンヌ・ダルクを追求する人々の中にいたのです。毎回どこに登場しているのか探すのが面白そうですね。第三話 奇跡を感じられる料理をオーダー。園場は、かつてのライバルが三ツ星レストランのシェフになった聞き、落ちこんでいた。そんな園場を優しく見守るソムリエ・あたり。すると突然、キッチンの炎の中からジャンヌ・ダルクが現れる。ジャンヌは火あぶりの刑が行われる中、神に祈りを捧げると、このレストランにやって来たと言う。変幻自在に水や火を操り、華麗な料理をつくりだす園場を、ジャンヌは神様と信じ始める。第四話の土方歳三役は龍馬伝でも同じ役を演じていた松田さん。ジャンヌの加入で、レストランはにぎわいを取り戻し始める。ある日、店のお金が盗まれるという事件が起きる。園場たちを疑うあたりだが、みんな身に覚えがないという。そんな中、新撰組の土方歳三がやって来る。箱館の戦いに敗れ、指揮官としての責任を痛感していた土方。園場の前に、死んだ部下が残したホタルイカの干物を差しだし、これを生き返らせて欲しいと頼む。
May 13, 2016
コメント(2)
こちらも火曜夜10時でNHKドラマとぶつかるので、録画してます。お義父さんと呼ばせてを見ています。出演遠藤憲一 蓮佛美沙子 渡部篤郎 和久井映見 新川優愛 中村倫也 中村アン 品川徹 和久井映見第一回大道寺保は中堅の専門商社に勤める51歳。 仕事熱心な営業マンで、その誠実さから“土下座の大道寺”の異名を持つ。ある日、取引先との交渉でホテルを訪れた保は、 結婚式を挙げたばかりの幸せそうなカップルを見て一念発起、 システムエンジニアで28歳年下の恋人・花澤美蘭との結婚を決意し、プロポーズする。その頃、大手総合商社に勤めるエリートビジネスマンの花澤紀一郎は、 妻の静香から、娘の美蘭に恋人がいることを聞き、胸がザワついていた。 しかも、近々その男が家に来るという。もちろん、娘の恋人が自分と同じ51歳だとは知る由もなく、 美蘭のことを「相当なダメ男好き」「案外遊んでる」と話す次女の真理乃や 長男の葉理男の言葉に、紀一郎の不安は募るばかり。 さらに、本人たちがすでに結婚を決めていると知り、カッとなった紀一郎は思わず美蘭の頬を叩いてしまう。第二回花澤家と保の顔合わせ翌日、 紀一郎と美蘭の間には朝から不穏な空気が。 気まずい美蘭はそそくさと家を出ようとするが、静香に呼び止められ、 自分も保との結婚には反対だと言われてしまう。 一方、出社した紀一郎も早速、秘書の希和に 美蘭の件を相談。51歳でいまだ独身、しかもバツなしの保に何か秘密があるのでは……とにらむ。その頃、美蘭はもう一度両親と話したいという保に、 真理乃と葉理男と4人で食事をしようと提案。 静香にまで反対されたことに少なからずショックを受けた美蘭は、 再び両親とたいじする前に、まずは兄妹から説得しようと考えたのだ。 しかし当日、食事の途中で美蘭は職場に呼び戻されてしまい、 残された保、真理乃、葉理男の3人は……。しばらくして、自社が買収した会社との懇親会に顔を出した紀一郎は、集まった関係者の中に保の姿を見つけ、驚く。 そして、チャンスとばかりに保の素性を探っていると、 目の前に衝撃的な格好をした保が現れ、その姿に紀一郎は絶句してしまう。 第三話美蘭の誕生日を5日後に控えたある日、紀一郎が「当日は家族だけで誕生会をやる」と言い出す。保の裸踊りと酒癖の悪さを目の当たりにした紀一郎は、美蘭の誕生日までに何としても2人を別れさせ、保を花澤家から排除しようと考えていた。そして早速、美蘭を説得するよう真理乃をけしかけ、さらには、会社の人間を使って保の経歴を調べ上げる。一方の保は、花澤家での大失態を思い出してほう然自失、仕事も手につかない。見かねた部下が声をかけると、保は美蘭との関係を打ち明け、格上の紀一郎に自分がどう対抗すべきか意見を求める。そして、作戦を練っている矢先、突然、紀一郎から呼び出しの電話が。部下に発破をかけられ、強気で立ち向かおうとする保だったが、ホテルのバーで待ち構えていた紀一郎の口から出た言葉は……。その日の夜、紀一郎のある一言が胸に刺さり、落ち込んでしまう保。美蘭も、いつもと違う保の様子が気にかかる。翌日、何とか気持ちを立て直す保だったが、追い打ちをかけるように、ジムで待ち合わせていた保と美蘭の前に紀一郎が現れて――!? 冒頭は保を追いかける紀一郎、さて一体何が起こったのか?という所から回想に入る。 週末、昭栄に呼び出された保は、 紀一郎に醜態をさらしたことを引きずりながらも、再び花澤家に向かっていた。するとそこへ、仕事で家に不在の美蘭から電話が。 実際は47歳の渡辺さんが4歳年上の役、実際は54歳の遠藤さんが3歳年下の役、二人は同い年という設定。これはドラマ『民王』の成功を受けたキャスティングかな。きっとあのドラマを見ていた人達が、遠藤さんの「捨てられた子犬のような目が結構かわいい」事に気づいちゃったんですよ。こちらでも、普通なら逆キャスティングの方がぴったりするかな?と思ったのですが、敢えてこのキャスティングにしたのは、ギャップを楽しんでもらおうとしてのこと。それにしても子供の名前が美蘭、真理乃、葉理男って外国人っぽいのだけれどおとーさんの趣味?NHKのプレミアムドラマ『だから荒野』で被爆者体験の語り部をしている堅物の男性を演じていた品川さんがいい味。何かもっとすごいことがクライマックスに待っているのかな?と思いきや、こちらもちんまりまとまりました。いつも完璧に見えていた美蘭の一家にほころびが生じて、それを家庭を知らないはずの保の何気ないひとことで修復してしまうというパターンでしたね。【送料無料】お義父さんと呼ばせて DVD-BOXイーベストCD・DVD館
January 27, 2016
コメント(2)
NHKのプレミアムよるドラマ枠で近藤史恵さん小説原作のドラマ『はぶらし/女ともだち』が始まりました。どうやら全8話のタイトルは漢字2語でいくようですね。【出演】内田有紀 池脇千鶴金子ノブアキ 市川実和子 岡田義徳 ダンカン 岡まゆみ 尾美としのり第1話『予感』真壁鈴音は37歳独身の売れっ子脚本家。ドラマプロデューサーの柳井とは人目を忍ぶ不倫関係だが、互いに尊重し合える交際を続けていた。日々順調な人生だと感じている鈴音を、幼い子どもを連れた高校の同級生・古澤水絵が突然訪ねてくる。鈴音は「一晩泊めて欲しい」と懇願する水絵を、20年ぶりの懐かしさもあって自宅に招き入れた。だがそれは鈴音にとって最悪な同居の始まりだった。第2話『後悔』鈴音は水絵親子をもう2日泊めることにしたが、生活のペースを乱され脚本執筆に集中できない。原稿に行き詰まり街に出た鈴音は古本屋店主の灘と再会し、彼の優しい言葉に少し心が癒された。夕食の後、鈴音と水絵は高校時代の思い出話に花を咲かせる。だが、鈴音と柳井の不倫を水絵が批判したことでケンカになり、深酒をした鈴音は、翌朝とんでもない失敗をしてしまう。第3話『疑惑』鈴音は風呂を漏水させてしまい落ち込むが、水絵が階下の住民への対応をてきぱきとやってのけ事なきを得た。だが、水絵が来てから妙な出来事が起き始めたと親友の美穂子に指摘され、鈴音はまた落ち着かなくなる。柳井はそんなスランプの鈴音を元気づけようと、彼女を誕生日デートに誘った。一方、職探しに奔走する水絵の前に怪しい男が現れ、金を要求する。第4話『虚言』水絵のバッグから睡眠薬を見つけた鈴音は、前日に何時間も寝過ごして仕事の打合せに遅刻したのは水絵の仕業だったのではと疑う。最近原稿のデキが良くない鈴音のことが心配な柳井は密かにセカンドライターを探すが、それを知った鈴音は「最終回まですべて自分が書く」と柳井にいらだちをぶつけた。そんなとき鈴音は灘からデートに誘われ、思わず受けてしまう。第5話『嫉妬』鈴音は水絵親子との同居で心労が重なり、連ドラの執筆が遅れていた。柳井は新しい脚本家を入れ鈴音の負担を軽くしようとするが、逆に彼女のプライドを傷つけてしまう。鈴音と灘のデートが取りやめになった責任を感じた水絵は、灘を家に呼びサプライズの食事会を開く。3人は楽しい時間を過ごすが、このとき鈴音に対する新たな嫉妬が水絵の中に生まれ始めていた。第6話『中傷』灘にキスされた鈴音は突然のことに驚いた。さらに柳井と水絵が目撃していたことを知って取り乱し、いっそう脚本執筆に身が入らなくなる。水絵は仕事が決まった礼を言うために灘を訪ね、鈴音と柳井が不倫関係にあると告げてしまった。不調の鈴音は連ドラ執筆を降板すると決めるが、突然ネット上に柳井と鈴音の関係を中傷する書き込みがあふれ、2人は窮地に追いつめられる。第7話『真実』鈴音は倒れた母を見舞うため急きょ故郷の静岡へ向かった。鈴音が東京に戻るまでに家を出ると約束した水絵は、こっそり作った合鍵で鈴音の仕事場に入って家探しをする。実家を訪ねてきた水絵の夫・梅森から、妻子の居場所を聞かれた鈴音は思わず知らないと答えた。だが、子供のことを気にかける梅森の誠実さを知り、水絵が話した夫のDV話はやはりうそかもしれないと感じる。最終話『希望』水絵は夫の梅森が耕太を引き取ったと聞き、あわてて静岡へ向かう。母子を引き離した後悔に思い悩む鈴音は、灘に背中を押されてあとを追った。そして、梅森が水絵に暴力を振るう現場に出くわした鈴音は、DV話が本当だったことを知りショックを受ける。水絵は鈴音に「耕太を守って」と必死に頼み込むと、これまで逃げ続けてきた夫に向かって最後の闘いを挑む。 昔であればいじめられるいたいけなヒロインだった池脇千鶴さんが、人当たりはいいのだけれど謎を持っている―悪の要素を持っている―こんな女性を演じられるようになるとは。うまいですね。お願いする口調や目線は弱々しげなのに、「ごめんね」「ありがとう」ときちんと謝意を言葉にしているのに、どこか信用できない、おかしい、という雰囲気をじわじわと醸し出している。その最たるものがタイトルにもなっているはぶらし。突然訪ねてきた水絵に、鈴音は新品のはぶらしを貸すが、翌朝彼女から使いさしの歯ブラシを返されて驚く。そりゃあそうだ。第一、返されても他人が使った歯ブラシを誰が使う?かといって、たいして使ってもいないのに捨てるのも勿体ない。水絵自体がまさに使いさしの歯ブラシみたいな厄介な存在になっていく。第三話ではようやく水絵が秘密を抱えている事が、鈴音や読者にもわかってくる。見るからに胡散臭そうなダンカンさんに脅されている水絵。こっちの方が本来の絵っぽい。加藤シゲアキさんはこの枠で小西真奈美さんと共演してた時の役にちょっと似ていて癒し系。第四話は分岐点でしたね。今まで迷惑に思いながらも出ていって欲しいと思っていた鈴音が、面と向かって水絵から「あたし達に出て行って欲しいと思ってるんでしょう」と言われたことで本音を封じられてしまう。意図的にやっているとしたら巧い手。第一話のベッドシーンが「子供に見せられない」といっとき話題になったようだが、11時台ですからね、このくらいの描写はいいんじゃないの?原作は読んでいますが結末はおぼろ。
January 23, 2016
コメント(4)
みなさん、こんばんは。昨日は夏日と言われましたが本当に暑かったですね。TBSで新たに深夜枠でドラマが放送されることになりました。その第一弾として放送されたおかしの家を見ています。 東京・下町の駄菓子屋「さくらや」が舞台。主人公・太郎は、両親を早くに亡くし、祖母・明子が営む経営状態の苦しい駄菓子屋「さくらや」を守ろうと奮闘しているがなかなか上手くいかない。さくらやの裏口には、太郎の幼馴染で脚本家志望の三枝や、近所で銭湯を経営する島崎たち常連客が入り浸っており、太郎も一緒に駄菓子を食べてはたわいもないお喋りをするという、少年時代のような時間を過ごしていた。何に縛られることもなく、居心地の良い生活を送っていたが、その日々も時の流れとともにいずれは終わってしまうことに太郎たちも気付いていた。そんな中、離婚を機に息子を連れて地元に帰って来た太郎 の幼馴染でシングルマザーの礼子と再会。それを機に、太郎や仲間たちは、「さくらや」を訪れる人々と共に、己自身の過去に、夢に、痛みに向き合い、「本当 に大切なもの」に気付いていく…。主演はオダギリジョーさん。八千草薫さん演じる祖母の駄菓子屋を守るために働きつつ深夜の仕事もこなしています。ドラマは「これしきの儲けでは駄菓子屋はやっていけない」という意味の事を言うオダギリさんのいつも同じナレーションで始まる。監督は映画『舟を編む』の石井裕也さん。男4人でいつも駄菓子屋の裏で日向ぼっこしつつたわいのない話をしている日常シーン常に登場しますが、物語自身は喪失のイメージがつきまといます。第二話のゲストは藤原竜也さん。IT企業の社長として華々しく登場しますが、あっけなく会社が潰れて逃亡。第三話黒川芽以さんがゲスト。太郎達が子供の頃いじめていた女の子で、彼等が「大人になってたら幸せに暮らしていたりして」と無責任な希望的観測を呟いた矢先に病気で亡くなってしまいます。第五話ゲストは成海璃子さん。以前太郎が知り合った風俗嬢かと思わせて昔馴染みだった女性だった事がわかります。ですが、本当の所はどうなんでしょう?と思わせる謎めいた終わり方になっていました。第六話はなんと剛と太郎が天使に噛まれて天使のような声が出るようになる!というファンタジックな展開ですが、次の第七話では4人のうちの一人が本当の天使になってしまいます。太郎はいつまでも今のままでいたいと思い、一方シングルマザーの礼子は先に進みたいと思っている。やはり太郎を未来に向かわせるのは最終的に彼女なのでしょう。【楽天ブックスならいつでも送料無料】おかしの家 DVD-BOX [ オダギリジョー ]楽天ブックス【あす楽】【送料込】楽天1位魅惑のザッハトルテ 豪華丸箱入【Xmasまだ間に合う】【お歳暮ギフ…価格:2,980円(税込、送料込)
October 29, 2015
コメント(0)
みなさん、こんばんは。池井戸作品は今年随分と映像化されました。そのうち映画化の話もくるんでしょうか。こちらは既に映像化された『下町ロケット』をTVドラマ『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』のスタッフで再び映像化した日曜ドラマ下町ロケットです。主演は阿部寛さん。第二回まで放送されましたが、視聴率は上がっているようです。今回放送されている話は既に出版されていますが、ドラマ後半にあたる第二部は、朝日新聞で毎週土日連載が開始されています。つまりストーリーの最後は誰も知らない、ということになります。新たな試みとして楽しみです。『半沢直樹』でも2作ぶんを1クールのテレビシリーズにぶちこんだので一話分のスピードが速い。そして起承転結がはっきりしている。第一話 銀行から資金援助を断られる&ナカシマ製作所から訴えられる→殿村の銀行との決別宣言と凄腕弁護士のアドバイスによりナカシマ製作所に逆訴訟第二話 ナカシマ製作所との裁判で時間の引き延ばしを図られ資金面で苦境に→変わった裁判官が意外にもまっとうな考えの持ち主&佃の裁判所での発言で逆転第三話 帝国重工に部品供給を提案→工場を訪れた財前に技術力の確かさを証明 味方に引き入れる第四話 帝国重工の経理面&生産管理面の審査工員のプライドに火がついて文句のない成績を収める 故意に不良品を出してしまった製品検査でも財前の骨折りによって無事試験合格常にトラブルが起こってはそれをみんなのやる気で乗り越えていく、というわかりやすい展開です。今回の悪役?は吉川晃司さん。帝国重工で全て部品を自前で揃えてロケットを開発するために、佃製作所の持っているバルブの特許を買い取ろうとします。第二回までナカシマ製作所と戦ってきた佃製作所の前に立ちはだかる大きな壁になるんですね。このシリーズの常として前回悪役だった側が善人に回るパターンがありますが、今回は立川談春さんが善人側に。第一回でまるで子供のような泣き方をさせているのにびっくりしました。春風亭柳太さんや東国春さんら小悪党がばったばったとやられる姿を見るのがカタルシスなんでしょう。倒される側には戯画的人物に徹する事が求められますね。新井浩文さんが財前の部下富山として佃製作所を陥れる側に回っていましたが、後から財前の後姿を見て味方に転じるシーンはぐっときました。全話見終わりました。もう必ずここで泣かせの演説が入る!とかパターンがわかってるんですが、ぐっとくるシーンがありました。でも阿部さんの演技がちょっと熱っぽすぎたような…演出のせいかな?それにひきかえ小泉さんはうまかったですね。にっこり笑いながら次の瞬間すっと表情を変えたり、声音を変えたり、いろいろと変化をつけて演じていて悪役もいけるんですね。あの続編に含みを持たせたようなラストは原作通り?それともドラマオリジナル?気になります。【楽天ブックスならいつでも送料無料】下町ロケット -ディレクターズカット版ー DVD-BOX [ 阿部寛 ]楽天ブックス
October 27, 2015
コメント(0)
TVドラマエンジェル・ハートが始まりました。アニメ『CITY HUNTER』を見ていた&読んでいた読者は懐かしいでしょう。アニメの実写化というのはあまり当てにしていなかったのですが、嫌悪感を抱かずに見てます。 パートナーの香を亡くすという設定なので、『CITY HUNTER』ファンが騒然としたのはよくわかります。今度は保護者的な立場に立つのでりょうの恋愛に香が嫉妬してかなづちぶちかます、というシーンは今後出てこないんでしょうね。野上冴子刑事も署長になってすっかり落ち着いたし。海坊主のパートナーはいない設定なのかな?しかし上川さんも50歳か。おしゃれイズムに出演していたのを見ましたがさすが俳優、『花咲舞が黙ってない』とは全然違う体型に作りこんできましたね。竜雷太さんは最近悪役での出演が多いですね。たまに大河でのおじいちゃん役とかありますが。昔は『太陽にほえろ!』の刑事役も演じていたのに。ビルの屋上で遠くを見ているとその視線の先には新宿のビル街が…というショットは脳内BGMは迷わず『GET WILD』です。 第二話は『CITY HUNTER』を見ていない人への案内篇みたいな内容で、ほとんど本編では粗筋らしいところはありませんでした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】エンジェル・ハート DVD-BOX [ 上川隆也 ]楽天ブックススイーツ 詰め合わせ マカロンやロールケーキなどスイーツ 詰め合わせ ギフトにスイーツ 詰め合わせ スイーツ福袋 人気スイーツを詰め合わせ 大人気ロールケーキ&クッキー&マカロン お味見セット【冷凍配送】(北海道・沖縄別途送料800円) 【送料無料】価格:2,600円(税込、送料込)
October 25, 2015
コメント(2)
みなさん、こんばんは。NHK土曜ドラマって骨太なテーマを扱う作品が多いですね。NHK土曜ドラマの新シリーズ破裂が始まりました。原作 久坂部羊出演椎名桔平 滝藤賢一 仲代達矢 キムラ緑子 嶋田久作 瑳野史郎 坂井真紀 甲木雅裕 モロ師岡 佐戸井けん太 老化した心臓を若返らせる「夢の治療法」で医学史に名を残そうと野望を抱く心臓外科医・香村(かむら)。「医者は三人殺して一人前になる」という哲学を持ち、研究の実用化のためなら手段を選ばない冷徹なエリートだ。だがその療法には香村もまだ気付いていない副作用が潜んでいた。心機能が劇的に回復したのち、心臓が破裂して突然死を起こすのだ。この副作用で老人たちが「寝付かず苦しまずに死ねる」ことに目をつけ、「超高齢化社会の究極の解決」を目指そうとする官僚がいた。「国民生活省のマキャベリ」と呼ばれる稀代の策士・佐久間。「来るべき超高齢化社会を前に無為無策でいたら、この国は滅びます。日本では、延命治療の是非も問わずに医療が無軌道に進歩し、寝たきり老人が多い。いかに多くの老人がぽっくり逝きたいと願っているか知っていますか?」――佐久間は香村に巧妙に近づき、「夢の治療法」を乗っ取ろうと陰謀をめぐらす。その療法の被験者第一号となるのは、心不全で引退状態にあった国民的名優・倉木。実は香村は倉木の隠し子。幼い頃、母親と自分を捨てた倉木を恨んで生きてきた。およそ四十年ぶりに再会した二人は激しく衝突するが、死ぬ前にもう一本だけ映画を撮りたいという倉木の執念から、初めての治験を行うことになる。だが、後になって恐るべき副作用が明らかに……。体内に時限爆弾を抱えた倉木。果たして香村は倉木を救えるのか。佐久間の陰謀から研究を取り戻せるのか。そして人は、人生の最期に何を望み、何を見出すのか――?久坂部羊さんの作品は今シーズン「無痛」もドラマ化されています。あさいちに椎名さんが出演している回を見ました。椎名さんと滝藤さんはちょうど一周り違うそうです。今回滝藤さんは立て板に水のごとく喋る場面が多いのに、立場上椎名さんはそれを聞いて動揺するためにストレスがたまったとか。「本当に憎らしかった!」と言っていました。仲代さんも別の番組で出演されていたようですね。滝藤さんは無名塾出身。師弟対決が楽しみです。 いや滝藤さんのってますね。「死ぬなということは時に死ねというより残酷だ」とか挑発的な台詞がぽんぽん出てきます。3者3様にエゴイスト。こんな3人の周りの女性達は大変です。自分の正義を信じ込んでいるから始末に悪い。国民的俳優を本当の国民的俳優である仲代さんが演じるなんて。大河ドラマ『新平家物語』で過去の映像が出て来ると彫が深くてエキゾチックな顔立ちだったんだなぁと思います。 いやぁ、まさかあの言葉で終わるとは。佐久間の企みが明るみにされ、佐久間自身も自ら死ぬことを選べない立場になってしまう。これで香村の望んだ治療が出来る!と思った矢先に、あの言葉ですからね。このドラマは、簡単な勧善懲悪にはしないんですね。高齢化社会は誰も言わないけれど確かに問題はあるし(そうはいっても自由死法なんてとんでもないけれど)「いかに死ぬか」を考えながら生きるのは老若男女を問わない課題です。それにしても滝藤さん、倒れるその時まで独断場です。自分の声で、演技でその場を支配しなければならないシーンが何度もあったのに、見事に応えていました。今後もっと大きな役が来ることを期待しています。まだ若いですしね。《送料無料》破裂(DVD)ぐるぐる王国 楽天市場店
October 11, 2015
コメント(0)
みなさん、こんばんは。9月も終わりですね。福山雅治さんの結婚でネットは大騒ぎだそうですね。NHKの新しいドラマ10『デザイナーベイビー』を見ています。出演渡部篤郎 黒木メイサ 安達祐実 渡辺大知 神保悟志 池内万作 手塚とおる 渡辺 いっけい 柴 俊夫松下 由樹 安藤 玉恵 ノーベル賞間近と言われる物理工学博士、近森博の赤ちゃん・ノゾミが城南大学附属病院から誘拐された。ノゾミは、産まれて1週間の新生児。有名人の子を狙った身代金目当ての犯行か?産休間近、妊娠8か月の捜査一課特殊班刑事・速水悠里は、日村警部補に突然呼び出され、ノゾミの母・優子の監視役もかねて、産科病棟への潜入捜査を命ぜられる。年下の相棒刑事・土橋福助と夫婦のふりをして潜り込み、病院内の人間関係を洗い出す。犯行時刻にアリバイがない医師・須佐見に疑惑の目を向ける速水。その須佐見に、なぜか誘拐犯から身代金要求の電話がかかる。ノゾミの命は?真相は?事件は予想を超えた展開を見せていく…。赤ん坊が次から次へと違う人のもとへやられるのを「いかがなものか」と思う視聴者もいたそうだ。しかし、赤ん坊が複数の人の手を経る度に、子供が欲しい若夫婦の苦悩、妾腹の息子の父親に対する屈折した感情、研究のために赤ん坊を利用しようとする医師の野心など、大人の様々な思いがあぶり出されてくる仕組みはよく出来ている。病気の姉を救うために作られた妹が裁判に訴える映画『私のなかのあなた』を見ていたために早々にオチが解った。優子が入院中にもかかわらず長男のことをやけに気にするのがポイントだった。彼に致命的な病気があって、その病気を治すためには同じ遺伝子を持つ子供がどうしても必要。だから優子はそんなに焦っている。ただ「長男を生かすことはノゾミの命を奪うこと」になりかねないためジレンマが生じる。もともとデザイナーベイビーなどが出来なければこのような事で悩むことはなかった。病気が治る術が見つかったことは喜ばしいことであると同時に、考えなければならない事が増えることでもある。 刑事役の手塚とおるさんの個性的な言い回しが面白い。『まれ』では喋らなかった渡辺大知くんが猪突猛進&失敗しながら成長する新人刑事役に。ただ「夫という触れ込みで潜入捜査する」という役割は、事件が起こると早々に消えてしまったが、あれはあまり意味がなかったような。 第二話では新宿駅やお茶ノ水駅付近が登場しました。一体いつロケをやってたのだろう。WEBのみで公開されるミニドラマが面白い。手塚とおるさん、神保さんの芸達者に渡辺くんがうまく乗せてもらってるようだ。
September 30, 2015
コメント(2)
みなさん、こんばんは。隅田川の花火大会きれいでしたね。スカイツリーは家からだと煙ってみえるのにテレビだとあんなに鮮明に見えるのですね。さて、こちらのドラマにもスカイツリーは数多く登場します。このドラマの共演が元?と思ったらもっと前に知り合いだったようですね。来年春に結婚とか。噂の二人が共演するNHKプレミアムドラマある日、アヒルバスを見ています。ちょっとした東京観光にもなっていて、来るオリンピック用のプロモーションかしら?と思ったりして。出演藤原紀香 山下健二郎 キムラ緑子 トリンドル玲奈 袴田吉彦第一話『崖っぷちの女』40歳の浅倉葉月は15年働いた出版社をクビになり、7年付き合った恋人の浩介とも別れ、人生に大きな不安を抱えていた。ある日道でばったり再会した浩介を避けようと、葉月は駐車中の周遊観光バスに乗り込んだ。観光するつもりのない葉月だったが、次第にガイド夏美の名調子にバス観光が楽しくなる。ところが、乗客の女子高生が起こしたとんでもない騒動に巻き込まれて…。藤原紀香さんがほぼすっぴんで演じます。東京の観光案内にもなっています。片岡愛之助さんは紀香さんが演じるバスガイドが勤める会社社長を演じてます。キムラ緑子さんがベテランバスガイド、慣れてますね。基本的に一話完結。第ニ話『ガイドはアイドル?』地獄の新人ガイド研修を受ける葉月は、研修後の本試験に合格しなければ採用取り消しだと夏美に言われ発奮する。先輩ガイドの希子が教官となるが、なぜか葉月を目の敵にしてつらく当たる。落ち込む葉月に運転手の小田切が近づいてくるが、別れた浩介を忘れられない葉月は邪険に拒絶した。本試験の前日、同室の新人まどかが寮を脱走し葉月が行方を追うが…。トリンドル玲奈さんは園子温さんの映画にも主演するなど最近注目株の女優さん。明るいイメージの役が多かったのですが今回は一味違うようです。紀香さんの壁ドンの相手は袴田吉彦さんだったとか。第3話『恋のストリッパー』葉月たち新人ガイドの実車教習が始まり、厳しい先輩・希子と同乗する葉月は一息つく暇もない。同じツアーに何度も乗車する客・石田が気になる葉月は余計な世話を焼いて、客のプライベートに関わるなと希子から注意を受けるが、石田がツアーショーに出演する男性ストリッパー・亮太の恋人だと知って二人を何とかしようと葉月は奔走する。そんな葉月の前に元彼の浩介が現れた。マナカナの三倉茉奈さんがゲスト出演。本当にあるんでしょうねこういうナイトツアー。第4話『父と娘のTOKYOデート』晴れて一人立ちのガイドとなった葉月のバスに突然希子の父・芳夫が乗ってきた。断絶中の父娘の仲を取り持って欲しいと頼まれた葉月は希子を説得しようとするが、希子は父を冷たく拒絶する。さらに運転手の小田切から、家出してきた別居中の娘の世話を頼まれた葉月はこじれた二組の父娘をまとめて何とかしようと、バスガイドならではの解決策を思いつく。全くかみ合わない二組の親子を葉月が修復していくストーリー。第5話『走れ!婚活バス』葉月は熟年婚活バスツアーのガイドを夏美と一緒に担当することになった。ツアー参加者のウノスケという落語家が葉月に猛アタックしてくるが、葉月のことが気になる運転手の小田切は心穏やかではない。じつはウノスケが師匠の娘・凛々子に恋していることを知った葉月は、アヒルバスの女子寮で落語会を開いて二人の仲を師匠に認めさせようとお節介な計画を立てる。来ましたよ壁ドンシーン。第6話『愛は、飛び蹴り』葉月たち新人ガイドの写真が雑誌に掲載され、みんな気味悪がって仕事に身が入らない。元彼の浩介が葉月を密着取材することになりに、小田切は浩介と手を組んで犯人を捕まえようと考える。元彼と顔を合せるのがつらい葉月は浩介を避けるが、小田切から「もう一度ぶつかって、ちゃんとフラれろ」と言われてしまった。そんな時、葉月のツアーに参加していた男が突然浩介に襲いかかる。第7話『さらば、永久就職』「浩介の子を妊娠した」となぎさから告白された葉月は、戻りかけた浩介への想いを断ち切ろうとする。仕事に打ち込むがいつもの精彩を欠く葉月は、ツアー常連客のタケからダメガイドだと言われてしまう。そんな時、アヒルバス社長が業界大手スワン交通との合併のため、夏美を含むベテラン社員のリストラを進めると発表して、会社は大揺れになる。今話題の新国立競技場建設現場が出て参りました!愛之助さん登場場面少ないですね~。最終話『アヒルバスは永遠に不滅です!』葉月はアヒルバスが大手に吸収合併されるのを阻止しようと、希子たちと共に話題性のあるツアーを次々と企画して、それを浩介の雑誌で取り上げてもらおうと考えた。そんな折、なぎさが浩介の子を身籠ったというのが嘘だと知って、葉月の心は大きく揺れる。目立った成果はないがそれでも懸命に頑張る葉月たちガイドを見て、アヒルバス社長はある決心をした。キムラ緑子さんが本当に芸達者ですね。『ごちそうさん』ではいびりのプロだったのにこちらではバスガイドのために自ら身を退く先輩の役に。片岡さんあんまり見せ場がありませんでしたが最終回ではさすがに。袴田さん演じる小野寺も良かったのですけれど…やはり浩介でしたか。ドラマの中でいろいろな名所を巡るのが、ミニ東京観光ガイドにもなってました。最終回には今までの出演者が全て登場。贅沢ですね~。
July 26, 2015
コメント(0)
みなさん、おはようございます。なぜか早起きして4時くらいに起きました。一つ前の朝の連続TVドラマ『マッサン』は大人気でした。シャーロットは今日本に来ているようですね。CDのプロモーションかな。さて、こちらのドラマも放送当時は大人気でした。なお、モデルとなったあぐりさんは亡くなってしまいました。『あぐり 完全版 DVD-BOX』 吉行 あぐり / ポニーキャニオン出演田中美里 野村萬斎 星由里子 松原智恵子 里見浩太朗(敬称略) 明治末期、岡山に生まれたあぐりは、親の借金を肩代わりしてくれた望月家の息子、エイスケと婚約する。のち洋髪美容室を営み、作家、吉行淳之介&理恵、女優吉行和子の母となった吉行あぐりの 「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」を原作としたドラマ。 朝の連続TVドラマで時代ものというのは、正直あんまり見る気がしなかった。気持ちが変わったのは、自転車に乗って颯爽と現れた、萬斎演じるエイスケを見たから。以前大河ドラマに出演して、細川勝元を演じた時の彼とは大違いだ。大河では、演出の意図もあったのだろうが明らかに台詞まわしや仕草が芝居がかっていて大仰で、「狂言や歌舞伎から人が来ると、こういう演技になってしまうのかな。」と残念な印象しかなかったが、本作では違っていた。「浮気者で、甲斐性なしの、だらしのない男」が、彼にかかると「少年のまま大人になったような人」「何にもわかっていないようでいて、実は深く物を考えている人」という好ましい人物に早変わり。作らなくても既に十分波瀾万丈なあぐりの人生と共に、「一体何をやってくれるのだろう。何が起こるのだろう。」と、ドラマから目が離せない要因となったので、中盤で退場するのが本当に残念だった。 しかし金と引き換えの結婚話なんて、あんまり気持ちがよくなかったろうに、あまりこだわらずあっさりと受け入れる彼女にびっくり。まあ昔は親の命令は絶対だったのだろうけれど、その後の人生においても、変に角を立てずしなやかに生き抜いたあぐりさんって、実はエイスケよりもたくましい精神の持ち主だったのかもしれない。茫洋とした暢気なあぐりの母役・松原智恵子、対照的にしっかりもののエイスケの母役・ 星由里子、そしてあぐりと長くつきあう事になるさっぱりした女性役・鈴木砂羽など女性陣の好演が目立った。ヴァイオリン演奏のみの主題歌『素晴らしき日々へ~Wonderful days~』もこれから一日が始まる朝に、実にふさわしいテーマ曲だった。まだ台詞を一生懸命言うだけで 精一杯だった田中美里は、今ではNHK韓流のチェ・ジウの吹き替えを担当。テレビドラマ「あぐり AGRI」この作品情報を楽天エンタメナビで見る送料無料波瀾万丈な人生を爽やかに駆け抜けていく、明治生まれの洋髪美容師あぐりの物語、完全版。500円クーポン発行中!連続テレビ小説 あぐり 完全版 DVD-BOX 全13枚セット 10P06May15NHKスクエア DVD・CD館
May 2, 2015
コメント(0)
みなさん、こんにちは。今日は良い天気ですね。行楽日和です。スポーツクラブも既に連休に入ったのか人出が少なかったようです。さて、3月惜しまれながら放送を終了したNHKの連続朝ドラ『マッサン』のスピンオフ番組前篇・後篇が放送されました。昨日は前篇の「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」が広島でのファンミーティング(?)の後放送されました。ファンミーティングでは言葉につまるシャーロットを見てすかさず背中に触れてあげていた玉山鉄二さんのシーンに「なるべくスキンシップをとるようにしていた」というインタビューを思い出した。八嶋さんはこういうトーク番組に慣れているんだろうなぁ。話の回し方がうまいもの。すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ大正13年のある日、マッサンこと亀山政春の妹・すみれは思い詰めた表情でなぜか大阪・住吉の食堂「こひのぼり」の前にいた。実はすみれは、広島から家出をしてきたのだった。料理の匂いと広島弁に誘われ店に入ったすみれは、春さんに頼みこみ、住み込みでこひのぼりで働くことに。そこに血相を変えたマッサンが駆け込んでくる。さらに、広島から島爺とエリーも店にやってくる。島爺が家出の理由をたずねると、すみれは…。出演早見あかり/玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス/濱田マリ、江口のりこ、浅香航大、高橋元太郎、及川いぞう、バッファロー吾郎A、 ちすん、飯島順子、前野朋哉、しるさ、柳ゆり菜/西川きよし時間軸としては、マッサンが鴨居商店に就職して山崎の工場が出来、英一郎が感動的なスピーチをした直後。西川きよしさんは本篇とは全く関係ないのに「登場したい!」と熱望し、すみれとすれ違う役に。こひのぼりに出演している俳優さん達は皆芸達者。交わされる台詞が皆アドリブに見えてくるくらいテンポが良い。特に警官とマッサンの同僚だった好子の『ロミオとジュリエット』を巡る掛け合いは絶品。そうしておいてすみれ自身の悩みについては大人の女性エリーとキャサリンがしっかり対応。でもとてもわかりやすかった。そういう演出なのだろう。少しドタバタっぽいコメディに見せておいて、すみれの初恋を巡って「人を愛するとはどういうことか」が根幹のテーマにある。すみれがこひのぼりの二階に上がった時に向かいの家でも生活している様子がちゃんと映りこんでいてセットの精巧さがさすがNHK。英一郎は女優さんに気があるという設定なのかな?柳ゆり子さんも人気が出ましたよね。後編『たそがれ好子〜女三人寄れば姦(かしま)しい〜』1938年のある日。工場が冬期休業の間、マッサンとエリー、そしてエマ-は大阪へ初めての家族旅行に行こうとしていた。そこに突然、マッサンが住吉酒造で働いていた時の同僚であった好子と池田がやってくる。なんと、二人は駆け落ちしてきたのだった。マッサンが会社を去った後、退屈な毎日を過ごしていた好子は、池田から世界を相手に貿易の仕事をしたいという夢を聞き、その夢にかけてみようと思ったのだ。ところが仕事のあてが外れてしまったという好子と池田は、マッサンたちが留守中のエリーハウスで生活を始めるが…。出演江口のりこ、小池栄子、酒井若菜/玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス/ 八嶋智人、優希美青、堀井新太、前野朋哉、平井善之、温水洋一、 螢雪次朗/西川きよし、風間杜夫えっ、住吉酒造社長こちらにも出演か。エリー達は前篇より登場せずさっさと旅行に。それぞれの夫たちの不満をぶちまけるシーンは多少現代風アレンジが。阿部定の話をよくNHKでやったものだ。それにしても皆なぜエリーとマッサンの「この手放すなよ」「はい」のやりとりを知っているのだろう。二人のうちどちらかが話したのだろうか。ハナと俊夫の立場逆転のこのやりとりもいかにもカカア天下らしいこの夫婦っぽかったし、好子さんと池田くんの髪型まで変えてのこのシーンのパロディはやっぱり笑いを誘うためだったんだろうね。エリー達のいぬ間に彼女の株が上がる話ばかりしていたけれど好子が「相手がマッサンやからちゃうか」でそうか全ては愛ゆえという結論になっちゃうんですね。好子の裏設定にはびっくり。そこまで想像がつかなかった。スマホエントリー限定!ポイント19倍!4/18(土)10:00~4/25(土)9:59スマホでポイント最大19倍!7日間限定!連続テレビ小説 マッサン 完全版 ブルーレイBOX2 全5枚セットNHKスクエア キャラクター館【楽天ブックスならいつでも送料無料】マッサン スピンオフ [ 早見あかり ]楽天ブックス
April 26, 2015
コメント(0)
『クライマーズ・ハイ』『半落ち』など映像化作品が多い横山秀夫さん原作のNHK土曜ドラマ64(ロクヨン)を見ました。【脚本】 大森寿美男 【音楽】 大友良英【出演】ピエール瀧、木村佳乃、新井浩文、永山絢斗、山本美月 / 萩原聖人、高橋和也、入山杏奈、村上淳 / 吉田栄作、中原丈雄、段田安則、柴田恭兵 ほか第1回『窓』地方県警の広報官・三上は、高校生の娘が失踪し、妻・美那子と共に苦悩の日々を送っている。三上は、突然行われることになった警察庁長官視察を取り仕切るよう命じられる。7日間しかなかった昭和64年に発生し未解決の少女誘拐殺人事件「ロクヨン」が、14年の歳月を経てよみがえる。長官による遺族の雨宮宅への慰問を実現しようと三上は奔走するが、雨宮はなぜかかたくなに拒否する。ピエール瀧さんといえば大河に朝ドラに活躍する個性派わき役。今回は『昭和の貌をしている』ということで抜擢されたとか。本人は軽く「顔が古いってことですよね」と答えていましたが、『あまちゃん』『クライマーズ・ハイ』でコンビを組んだ音楽&監督のご指名ですから信頼が厚いということですね。インタビューで「笑ってるシーンがない」と語っていましたが本当に難しい顔をしているシーンばかり。タイトルになっている‘窓’はいろいろな意味が感じ取れる。一つは三上が「なぜ情報を公開しないのか」と詰め寄る記者クラブの秋山に向かって「窓は開いている。おまえが思っているより大きくないだけだ」と答える台詞に登場。そして秋山から「変わってしまった」と非難される三上が待っている娘とのコンタクトもまた窓に象徴されているようだ。三上が変わってしまった理由は恐らく娘の失踪にあり、匿名性を全て否定するならば自分の娘も世間の波にさらされる。そのために変節を余儀なくされていたのでは。音楽が「ロング・グッドバイ」とちょっと似てます。第2回『声』昭和64年に発生し未解決の少女誘拐殺人事件「ロクヨン」。三上は、遺族の雨宮が県警に強い不信感を抱いていることを疑問に思う。当時捜査に関わった刑事たちを訪ね歩くが、事件の鍵を握る幸田は退職していた。捜査一課長の松岡も固く口を閉ざす。さらに、三上の行動の先には、必ず二渡の姿が。三上は、事件の背後に隠された、大きな暗い秘密を突き止める。本超この作品の今までだけを見ていると二渡が何やら悪役のように思えてくるが、実は彼は彼なりの思惑を持って動いていることが後に明らかに。「本庁には刑事はいない」という松岡。では何がいるのかと問えば赤間のような官僚だろう。「全部公開すると言って取材を受けさせた後で全部ひっくり返せばいい」とは、彼が記者達や情報をどう考えているのかよくわかる台詞。一時間全く息が抜けない、歯を食いしばってみるドラマ。第3回『首』警察庁長官の視察が迫る中、取材ボイコットを唱える秋川ら記者クラブの勢いは収まる気配がない。しかも、三上は刑事部長の荒木田から、長官視察を混乱させるようにと命令される。一方、ロクヨン事件の真相を知る幸田が失踪。さらに、新たな誘拐事件が発生する。犯人はサトウと名乗り、現金2000万円を要求してきた。それは、昭和64年の誘拐事件と全く同じ手口だった。嫌味なキャラはとことんいやらしく撮るタイプらしく、落語家の菊之丞さんが演じている本部長もキャリア組のいやったらしいところをポイント押さえて演じてくれている。三上がカッコ良く見える回。それにしてもようやくマスコミとの間にも広報部との間にも風穴を開けることが出来たという時にこの事件!三上の苦悩の皺がさらに刻まれそう。確かに滑舌は少し聞き取りづらいですが、無言の芝居が巧いじゃないですかピエール瀧さん。第4回『顔』警察庁長官視察の前日。ロクヨンに酷似した少女誘拐事件が発生。三上は、記者クラブとの報道協定締結を目指すが、刑事部は頑として情報提供を拒む。少女とその家族の名前が匿名のままであることに、記者クラブは大きく反発。三上は、捜査一課長の松岡に会うため、最前線に乗り込む。そして、誘拐犯から、身代金運搬の指令が入る。最初の現場は、喫茶あおい。またしても、ロクヨンと同じ手順だった。尾美さんがキャストとして発表されてるのに役名がなかなか判明しないので「もしかして犯人役?」と思っていましたが、当たらずとも遠からずでしたね。最終回『指』記者クラブとの報道協定を守るため、三上は、松岡が指揮する捜査車輌に乗り込んでいた。三上は再び、被害者の父が身代金を運ぶ車を追うことになる。新たな誘拐犯が父・目崎に指示する受け渡しルートは、14年前のロクヨンと全く同じだった。一方、松岡は美那子にも捜査への協力を依頼していた。そして、美那子が現場で目撃したものは‥。さらに、三上の娘のゆくえは‥ああそれで「大丈夫ですか」だったのか。良かった二渡いい人で。美雲はやっぱりまっすぐで。あまり名前を覚えていないけれど男性の部下もよかった(新井さんの諏訪さんじゃないほう)。この後警察は大変なんだろうな。元警察官、ということで。いやー大友さんこんな音楽も手がけるんだ。最初はロング・グッドバイっぽいな~と思ったけど、ラストの頃にはロクヨン独自の音になっていた。【楽天ブックスならいつでも送料無料】64 ロクヨン ブルーレイBOX【Blu-ray】 [ ピエール瀧 ]楽天ブックス
April 19, 2015
コメント(0)
1月9日テレビ東京で始まったドラマ山田孝之の東京北区赤羽を見ました。良く知っている場所でしたので、これから見覚えのある風景が出てくるでしょう。多分山田さんがオープニングで歩いているのは荒川の土手。。山下敦弘監督の時代劇撮影中、登場人物に入れ込んでしまった山田孝之さんが突然自分を斬る演技ができなくなり、この映画が頓挫してしまいます。そんな事ってあるんだ。そして後日山田さんが山下監督に送ってきたのがこの漫画『東京北区赤羽』でした。山田さんはマネージャーの反対を押し切り北区赤羽に住むことになったと地元振興会に挨拶に行き、さっさと作者に会いに行きます。この漫画には作者も登場しているのですが、山田さんとの対面にポニーをニ頭引いて来たりとなかなかユニークです。第二話見ました。映画は頓挫したわけで製作資金を回収できなかったプロデューサーはどうしたのだろう。漫画原作者清野さんと漫画の登場人物と山田さんの飲み会でちょっとヤバい雰囲気になったのは、山田さんが「赤羽に住んで挑戦したい。自分の軸を作りたい」と言った時。ずっと地元赤羽に住んできたジョージさんが「そんな事言ってるようじゃ甘い」と言いだす。その男性の言う事が真っ当に思える。ただ山田さんは真剣なんだろうなぁという事はわかるんだけどね。第三話では荒川の土手で鷹を飛ばす鷹匠に会いに行った山田さんが「鷹になりたい」と言うと、「彼女を見つけてきてほしい」とリクエストされる。ああら、ネギしょった鴨になれって言われちゃったよ。泣きついたのはやっぱり身内、二人とも綺麗な姉妹です。第六話では山下監督が「赤羽になじまない」と言われて髭剃ってます。仲いいんですねこの二人。そして主題歌の謎が解けました。彼の作詞でしたか。「RED WING」が入っているサビを聞かないのでどこのことを言ってるのかわかりませんでした。第七話では大根仁監督とやべきょうすけさんから真逆のアドバイスが。大根さんは『危ないじゃない!』と山田さんのいない所で山下監督にも厳しい口調で言ってました。「髭どうしたの?」というツッコミが笑えた。第八話には綾野剛さんが登場。赤羽にくるんだ…。第八話。綾野さん体鍛えてますね。撮影されている以上全くの素というわけではないのだろうけれど俳優として無謀とも言える「10年間休みたい」という希望を真っ向から否定もせず「お前のこともっと好きになった」と言える友情っていいですね。第九話。赤羽に「LEDの凧上げに行きたい!」と言い出し山田さんや清野さん達がいつものメンバーを集めて飲み会。そこで水を差したのがジョージさん。「何やってんだお前は」例によって正論なんだなぁ。怒りながらも山田くんを認めているんだよね「15の時から頑張ってんだよこいつは」山田くんのやるべき事は別にあるだろ、と言いたいんだよね。第十話。前回ジョージさんに怒られたことが気になっていた山田さんは子供の演劇教室の先生になる。「来週も来るの?」という子供の言葉にはっとして赤羽の面めんを交えて劇を上演することに。さあ再生の始まりかな?第十一話。ジョージさん達をはじめとする赤羽の面めんで桃太郎を上演することに。ただこの桃太郎は鬼が島に行くことに懐疑的になっているという設定。桃太郎=山田さんなんですね。でも十二話は赤羽を出ることになっているので、映像の世界に戻ったということですね。十二話アンド最終話。綾野さん達も見る中で桃太郎の劇が始まる。たった15分だったけれど斬れなかったあの時に戻れたのかな。山田さんお疲れさまでした。あの劇を見て「優しいんだな」と言ってたのはやべきょうすけさん。うまく12話にまとまったけれど、収録されなかった所に面白いエピソードがあったのかな。【楽天ブックスならいつでも送料無料】山田孝之の東京都北区赤羽 DVD BOX [ 山田孝之 ]価格:12,312円(税込、送料込)さて、今晩と明晩三谷幸喜さん脚本のドラマオリエント急行殺人事件が放送されます。探偵役は野村萬斎さん。ポアロというかデビッドス―シェを意識してますね。それにしても列車名が東洋なのになんでオリエント急行なんだ。出演高橋克実 野村萬斎 佐藤浩市 石丸幹二 吉瀬美智子 黒木華 笹野高史 小林隆西田敏行 富司純子 玉木宏 杏 草笛光子 八木亜希子 二宮和也 池松壮亮青木さやか 藤本隆宏 沢村一樹 松嶋菜々子昭和8年2月。下関港に一人の小柄な男がいた。勝呂武尊。日本全国を震かんさせた「いろは殺人事件」を解決し、一躍有名人となった名探偵である。小倉の軍事施設で起きた殺人事件を解決した勝呂は、これから下関駅に向かい、特別急行東洋に乗ろうとしていた。特急東洋は、下関と東京を結ぶ日本初の寝台付き列車。皇室関係者や政府の高官も利用する最新鋭の超豪華列車。ところが2月だというのに、特急東洋の寝台は満席。たまたま下関で再会した鉄道省の役人・莫の計らいにより、勝呂は無理やり一等寝室を確保してもらう。朝、下関を出発する特急東洋。東京に着くのは翌日の朝である。食堂車で勝呂は、実業家・藤堂から身辺警護を頼まれる。だが彼の横柄な態度に勝呂は申し出を拒絶した。翌朝、関が原付近で、大雪のために列車は身動きが取れなくなっていた。その中で、藤堂が客室内で他殺体となって発見される。莫は、勝呂に協力を依頼。状況証拠から、犯人は寝台車の乗客の中にいると判断した勝呂は、線路が復旧するまでに事件を解決してみせると約束する。 勝呂は、莫と医師の須田を助手代わりにし、車掌の三木を使って、寝台車の乗客12人を1人ずつ尋問していく。その12人とは、身分も職業も全く違う人々。被害者・藤堂の秘書・幕内、執事・益田、おしゃべりなマダム・羽鳥夫人、教会で働く呉田、轟侯爵夫人、外交官の安藤伯爵、安藤伯爵夫人、能登陸軍大佐、万年筆の販売員・羽佐間、博多の輸入自動車のセールスマン・保土田、家庭教師の馬場、轟侯爵夫人のメイド・昼出川。この中に犯人は必ずいる。警察の助けは一切ない。科学捜査もなかった時代。勝呂は、容疑者たちの証言だけを頼りに、次第に真相へと近づいて行く。 長い尋問が終わるころ、灰色の脳細胞を駆使し、名探偵・勝呂は、ある解答にたどり着く。それは、誰もが想像し得なかった驚くべき結論。 そして、第2夜は、三谷幸喜のオリジナル。犯人の視点で再び事件を振り返り、犯行に至るまでの経緯を丹念に描く。それは綿密な犯罪計画に裏打ちされた、驚愕の復讐の物語だった。草笛さんは声がよく通る。大河ドラマのナレーションを担当していたけれど途中で降板した某女性とは大違い。しっかり発声が出来ている。石丸さんは売れッ子ですね。NHK土曜ドラマにも出演していたし、『半沢』で一躍メジャーになったかと。原作を細部まで覚えていないけれど杏さんの役ってそもそも必要だったのだろうか。二宮くん演じる婦人へのちょっとおかしな愛情は笑えた。萬斎さん工夫してたのかもしれませんが、ちょこちょこ歩く小男は無理でしょう。すらっとしていますもの。だから荒野鈴木京香さんが主演のNHK毎週日曜日夜のプレミアムドラマだから荒野を見ています。初めて高速道路に乗った朋美は、西へとひた走る。路上で次々に遭遇する衝撃的な出来事。 夫の浮気の発覚、主婦売春に間違われてトラック運転手に迫られ、あげくは車を乗り逃げされ…途方に暮れた朋美を乗せてくれたのは、美貌の青年と、老人の二人連れだった。たどり着いたのは長崎。かつて原爆により荒野と化したこの町で、様々な人々と巡り会ううちに、朋美は自分の心の中にある「荒野」の存在に気付き、再生への道を模索し始める。原作者の桐野夏生さんから「恋愛を入れないで」と言われてしまったそうです。鈴木京香さんとYOUさんの組み合わせといえば、ドラマ10の『セカンドバージン』以来。次男役を演じているのは『龍馬伝』で龍馬の少年時代を演じていた濱田龍臣くん、顔が変わっちゃった…。杉本哲太さんのダメ夫ぶりがいい。《送料無料》だから荒野 DVD-BOX(DVD)ぐるぐる王国 楽天市場店
January 12, 2015
コメント(0)
麻生みことさんの漫画そこをなんとか2が、NHKプレミアムドラマで帰ってきました。毎週日曜日夜10時から放送されました。出演本仮屋ユイカ 市川猿之助 大友康平 MEGUMI 井上和香 井上芳雄 渡辺豪太第1話【あなたがいないと】ゲスト 相島一之 鈴木浩介 弁護士になって3年目の改世楽子は、自分が発明した特許を会社に奪われたと訴える松井の弁護を頼まれる。菅原事務所の大黒柱を目指す楽子は、儲けの大きい案件が舞い込んだと張り切る。そんな楽子の前に、突然、謎のイケメン弁護士・西別府が現れ、菅原事務所に加入することに。さらに、楽子が兄弁と慕う東海林が、ロンドンに転勤すると聞き、楽子は激しく動揺する.。大人の事情なのか知りませんが赤星くんを演じる俳優がチェンジしました。劇中にも「別人みたい。ニュー赤星って感じ。」と楽子が言ってますが別人だし(笑)。特許を巡る難しい裁判ですが、途中から裁判の行方はどうでもよくなってしまい、夫婦の愛情や偏屈な発明者の不器用な性格を明らかにすることが目的になったようです。原作を離れて東海林がロンドンに行ってしまいました。これもまた大人の事情なのでしょうか。菅原先生は結婚するし、別の弁護士は登場するしで全くドラマと漫画は別物と考えた方がよさそう。第2話【これも愛あれも愛】ゲスト すみれ 石垣佑磨 ミッキー・カーチス 加茂さくら あめくみちこ小学校教師の溝口栄子が、不倫関係にある坂上の子どもを身ごもったと相談にやってくる。坂上に子どもの認知を迫る改世楽子だが、坂上は認知を避けようと、逃げ続ける。一方、楽子がお世話になった大家さんが突然亡くなり、その資産を巡って遺産相続問題が起こる。楽子は、残された未亡人・佐和子のために、不倫案件と掛け持ちで、解決のために奔走する...。菅原先生の病気がずーっと伏線となって進行して行くのでしょうね。東海林先生がロンドンに行ってしまって登場場面が減ってしまったのは、恋愛をメインに描く上で不利では。なんかここがひっかかるんですよね。ドラマと漫画とは別設定なのですが、ツンデレでありながらも「絶対ラッコに気がある!」東海林先生とヒロインの関係が好きだったのです。中道先生ももう完全に第三者として二人を応援するスタンスになってるし。この先見続けるかどうか迷ってます。遺産を巡って骨肉の争いを繰り広げる家族と、不倫で妊娠した女性の2件を担当する楽子。第3話【子の心親知らず】ゲスト 六平直政 川島鈴遥菅原事務所に入った西別府徹也の小学5年の娘・日向子が、クラスメイトの浜崎りらをけがさせ、りらの父・正臣から訴えられる。りらは、近々公演がある人気ミュージカルに出演する予定だった。改世楽子は、菅原耕太郎から、日向子の弁護を頼まれる。実は、西別府は、離婚した妻を亡くして、最近日向子を引き取ったばかりだった...。出ました!わい図画案件をやたららっこちゃんが引き受けてる原作エピソードを西別府先生の娘が関係するフィクションの話にぶつけてきましたか。らっこのいるアパートにしょっちゅう入り浸りの中道先生。こんな設定はなかったぞ。原作の赤星くんも「いつになったら昇格するのか」なんてえらくストレートにらっこに聞いてくるなぁ。次のアイドルグループ&アパレル立ちあげの女の子たちエピソードは二つとも原作があったな。菅原先生の健康に関する話はどこでどうつなげていくのだろう。第4話【負けられない女】ゲスト 萬田久子 「超特急」敏腕芸能マネージャーの片岡光子が、所属していた元大手芸能事務所から、デビュー前の新人たちを違法に引き抜いたと訴えられる。弁護を担当する改世楽子は、大手芸能事務所の代理人である中道志織と対決することに。一方、菅原が、破産寸前のアパレルデザイナーの3人娘から、会社再建の相談を受け、楽子はそのアドバイスにものるが......。実際のグループ「超特急」が売り出し中の新人として登場し、作中で新作も披露。菅原先生の気になる病気は今回で明らかに。西別府先生の歌うシーンは今回。本当の一節だけでした。2つのエピソードは原作では別々の話になっていました。そのせいか、アパレル3人組のエピソードがはしょられてしまった。原作ではもっと3人の甘さが指摘されてお互いを責めるようなシーンがあって、その後に和解という丁寧なプロセスを描いていたんですよね。いつも傍観者みたいな立場の中道先生が今回はちょっとクローズアップされてました。この絡め方はうまいのですが。第5話【恋の大騒ぎ】ゲスト 武田航平 金児憲史楽子の弟・幸喜は、職場の上司・大牟田からのセクハラで悩んでいた。幸喜は、週末大牟田も参加する社員旅行に行かねばならず、楽子に解決策を相談する。同じ週末、楽子と赤星は、共通の友人の結婚式に出るため、大阪に行くことになっていた。最近、楽子は、西別府と急接近、対抗心を燃やす赤星は、大阪で、楽子に対してある計画を目論んでいた...。弟・幸喜役の武田航平くんの顔が変わっていたように思いました。台詞でもあったのですがちょっと貫禄がついたかな。そんな航平くんに赤星役の渡辺豪太くんが「パーマかけたんだ。」「いろいろあってね。」と変わったことをいじられていて笑ってしまいました。今回は楽子の恋愛パートが濃いなぁ。こんなに漫画版の赤星君積極的ではないからなぁ。西別府先生が参入しているからかな?そしてとうとう東海林先生が帰国。ドラマ版は違った展開もありなんでしょうか。菅原先生のネタはもっとひっぱるのかと思ったら意外とあっさりかたがついてしまいました。第6話【運命の人!?】ゲスト 弓削智久突然、楽子の目の前に、ロンドンから一時帰国した東海林が現れる。気もそぞろになる楽子。そんな折、楽子は結婚詐欺の容疑で捕まった元カレ・中村浩二の弁護を引き受けることに。自称フリーカメラマンを名乗る中村は、楽子に頼りっぱなし。楽子もまんざらでない様子。それを見て東海林や西別府、さらに赤星が、楽子の本心を確かめようとするが...。これも漫画にありましたね。東海林先生が元彼に向って「改世は自分で頑張ってきた」と言うところは同じでしたが、彼はずっと日本にいたままでロンドンに楽子を誘うような紛らわしい事はしてなかった。赤星君は楽子一筋で脇が甘いとはいってもこんな事はしなかったはず。ドラマとだいぶキャラが違ってきましたね。それにしても弟が言うように確かにモテキなのに、どうして選べないんでしょう。勿体ない。第7話【愛してはいけない人】ゲスト 市川実和子東海林がロンドンに戻り、楽子は、新たな気持ちで仕事に向かう。そんなとき、事務所にシングルーマザーの湯川幹子がやって来る。幹子は、育休から職場復帰しようとしたところ解雇されそうになり、会社と争っていた。楽子は、労働審判で解決を目指すことに。一方、西別府が、突然何者かに狙われて怪我をする。心配する楽子。しかし、西別府は、急に楽子を避けようとする...。菅原先生と久保田さん、赤星くんと中道先生など楽子意外にも恋愛もどきが進行中。いやーまったく恋愛要素が強くなってしまいましたね。赤星くんが完璧にフラレてるし。東海林先生はあっさりイギリスに去ってしまうし。あと一回が最終回ですが次につなげるためにハッピーエンドにはしないのかな。最終回(第8話)【光のさす方へ】突然、西別府が菅原事務所をやめ、楽子はパニックに陥る。ところが、一週間後、荷物を整理するため西別府が事務所に現れる。西別府に辞めた理由を問い詰める楽子。しかし、西別府は、拒否するようかのように語ろうとしない。西別府の頑なな態度に、打ちひしがれる楽子だが、弟の幸喜や赤星そして中道の励ましで、仕事を全うしようと奮闘するが...。結構最近のエピソードですよ、このおれおれ詐欺。前後篇くらいでらっこちゃんが危ない目にあった所を東海林先生が助けるんです。ここが西別府先生になりましたね。続ける気満々なのかな?
September 21, 2014
コメント(0)
皆さん、BeeTVってみたことありますか?私の携帯は対応していないので見られないのですがそちらで放送されたTVドラマのDVDが出ていたので見ました。5年後のラブレター出演向井理、内山理名、石川樹、青木崇高 山本学 田中哲司志村渉は待望の息子の誕生を待たずして病のためこの世を去る。ひと眼だけでも会いたかった歩夢という息子の名前だけを残して。最愛の夫の死から5年後、残された妻・菜緒は息子が発見した“海賊からの挑戦状”と称した夫の手紙を基に、宝探しの冒険を始める。半信半疑だった菜緒だが、次第にそれが渉からの手紙であることに気付き、歩夢と一緒に冒険をすることに。思い出される渉との思い出、二人を支えてくれる友人たち、菜緒は歩夢との冒険を続けるうちに、かけがえのない宝物や自分の中で封印していた夢を思い出す。携帯専用放送局BeeTVのドラマのDVD化。放送は全12回で放送時間は各回10分。同作は、「世界の中心で、愛をさけぶ」「いま、会いにゆきます」「余命1ヶ月の花嫁」などのドラマを手がけてきたTBSが企画開発。ドラマ版「ROOKIES」の武藤淳監督がメガホンをとり、活動休止を発表した「東方神起」のジュンスのソロバラード曲「悲しみのゆくえ」が主題歌に起用された。同い年の向井理と内山理名が夫婦役として共演。内山は、携帯ドラマ初登場。放送時間が普通のドラマよりかなり短いので、10分毎にヤマがあるし展開も早い。先はわかりやすい展開です。ちょっと仕事をしている所が映るけれど、菜緒がずーっと歩夢の冒険につきあうのも生活感がない。また、渉が花屋やりながらバイトして金ためてたにしては、結構いいマンションに住んでたんですよね。向井さんファンならば彼のいろいろな表情が楽しめます。菜緒が今までどういう気持ちでいたか、とか、一日のうちでどう気持ちが変わっていくか、という丁寧な描写は、まあ、この時間の制約上無理だったんでしょう。注目していたのは渉の友人を演じていた青木崇高さん。彼はどんな役を演じてもすっとハマっていくのだけれど、高校時代からの、ドジな渉をフォローする悪友の関係性を大人になった感じをうまく出していた。 5年後のラブレター【邦画 中古 DVD】メール便可 レンタル落ち楽天で購入
January 14, 2014
コメント(0)
台風はだいぶ離れた海を行きそうですね。でも今日は雨が降っています。来週は秋晴れだそうで、ちょっとほっとしますね。今日紹介するのは昔見たドラマです。キムタクとのドラマで一世を風靡した山口智子さんはめっきりドラマに出ませんね。セーブしているのかな?向田邦子の恋文 【DVD】HMV ローソンホットステーション R『向田邦子の恋文』 久世 光彦 / ポニーキャニオン出演向田邦子 山口智子母 藤村志保父 岸部一徳妹 石田ゆり子 田畑智子駆け出しの脚本家として多忙な日々を送っていた邦子には、別居中の妻子がいる元記録映画カメラマンの恋人がいた。一方向田家では、父の浮気に姉妹も母も気づき始めていた。山口智子が7年半ぶりにドラマに出演。復帰と書かれてなかったのは、今後活動の予定が見えてないから。でもこのドラマでの好演がきっかけで話がくるかも。向田ドラマは初めてなので、今までのドラマの明るいイメージから見て「浮かないかな。どうかな?」と思ったけど、ちゃんとドラマの枠の中に収まっていた。田畑智子と共に、随分と年を取って顔が変わっていた。化粧で邦子氏によく似せてあった。岸本加世子さんのメイクにびっくり。父を頂点とする家父長制の社会。お馴染みのお正月風景。そんな背景を行き来するのは、向田ドラマによく出てくるキャラクター。本当に言いたい事があっても、ぶちまけない。それよりは、一歩下がってそっと見守る。そして、できる事ならば、表に出す事なくもめ事-波を抑えてしまおうとする。言いたい事をあらいざらい話して、後の気まずさに耐えるよりは、胸にいちもつ抱え込む苦しさの方を選ぶ。様々な向田ドラマのオリジナルを見せてもらった。いつもこの正月のドラマ枠を見ているものとしては、しっとり終わってくれると期待していたので、明らかに「な、何この歌?」って違和感。今まで昭和38年代の話してたのに、一気に現代へ。ちょっとちょっと。もうちょっと余韻に浸らせてくれたっていいじゃない。ラストの主題歌は歌が悪いわけじゃなくて、存在自体が不要。いつもの小林亜星氏のピアノ曲でいい。
October 25, 2013
コメント(0)
NHKのドラマ10で新しいシリーズが始まりました。鈴木京香さんと長谷川博巳さんの共演で話題になった『セカンドバージン』から3年、大石静脚本の『ガラスの家』がその作品です。井川遥、連ドラ初主演!「セカンドバージン」脚本家による禁断のラブストーリー 楽天woman ニュース【続きは楽天womanへ】テレビドラマ「ガラスの家」この作品情報を楽天エンタメナビで見る第1回「美しき魔物」澁澤家に嫁いだ黎。夫・一成は次期事務次官最有力の財務官僚。前妻の息子である仁志と憲司にとって、突然現れた若く美しい母はまぶしい存在となる。特に年の近い仁志は、黎を女性として強く意識する。ひょんなことから、黎と仁志がかつて偶然出会っていたことが発覚。一成の中に、息子への嫉妬が芽生える。ともに財務官僚である一成と仁志の間には、仕事面でも対立が生じ始めていた。日曜日夜9時TBSで放送中の『半沢直樹』でおネエキャラ官僚を演じていた片岡愛之助さんが、今度は理想に燃える若き政治家役で出演。第一話では登場シーンはありませんでしたが、第二回から本格的に登場するのでしょうか。いいひと役の多かった藤本隆宏さんが影のある役を演じるのも楽しみです。第2回「ふたりの月」幼い頃に飛行機事故で両親を亡くした黎。憧れだった家庭を手に入れ、小さな幸せに浸る黎のもとに、謎の女・尾中寛子が現れ、一成との関係をほのめかす。一方、政治家・村木(片岡愛之助)の政策を巡って一成と仁志の溝が深まる。ある夜、寛子との関係を問う黎に、一成は激怒し「出て行け」と言い放つ。行くあてもなく、家を追い出された黎を迎えに来たのは。『半沢直樹』では国税局のやり手を演じていた片岡愛之助さんが今度は国税局から睨まれる新進政治家。公務員制度改革を推し進めるってまるで民主党みたい。でもあんな遅い時間に黎が外に出たら尾中寛子がいるって、どう見たって怪しいでしょう。息子達の好物をわざわざ選んで送るところが挑戦的ですね。「信じあっていこう」と言った矢先に息子と後妻に嘘をつかれてしまった一成はますます疑心暗鬼にかられるのだろうなぁ。第3回「曖昧なキス」黎の家出から一夜明けた澁澤家。何事もなかったかのように振る舞う家族だが、心の奥にはわだかまりが残っていた。寛子に会いに行った黎は、そこで一成と寛子との秘密を知る。一方、仁志は、一成の勧めで官僚の娘と見合いをする。恋人・菜々美からも結婚を迫られ、思い悩む仁志の部屋に、黎が訪れる。その夜は、一成の帰りが遅くなる日だった。「えっ認めちゃうんだ、わかっちゃうんだ」というのが意外でした。菊池桃子さん演じる寛子にしても、仁志にしても、自分の思いを隠さないんですね。あまりにあっけらかんすぎて。黎は逆に隠しますね。コントラストを出してるんでしょうか。キスというからてっきり仁志と黎かと思いました。騙された~。第4回「家を出よう」黎をめぐって、仁志と一成との親子関係に深い亀裂が生じる。仁志は、一成と敵対する村木と接触しようとするが、村木から指定された面会場所は、寛子が経営するスポーツジムだった。一方、黎のさらに悲劇的な過去が明らかになる。同居していた叔父夫婦、従妹の死‥。疑心暗鬼になる澁澤家。黎は、家族の喜ぶ顔が見たいという一心で、一成の誕生日会を企画するが。片岡愛之助さんが本格的に登場。スポーツクラブでランニングマシーンに乗りながら台詞をしゃべるシーンって難しそう。一成の役が難しいなぁ。時に優しく、時に傲慢で、財務省官僚ってみんなこんな風?第5回「金の靴」黎は、仁志から、家を出て一緒に暮らそうと迫られる。しかし、黎は、一成との夫婦生活を守ろうと懸命に努力する。とうとう、仁志は家を出て一人暮らしを始める。しかし、黎と一成との溝は深まるばかり。父親思いの憲司は、すべての原因である黎を家族から遠ざけようとする。それからしばらくした、ある夜、黎は一成に伴われパーティーに出席する。そこで黎が出会ったのは。パーティで黎が履いていた金色の靴が片方脱ぎ捨てられていました。金の靴は華やかな世界。でも黎にとっては履きづらい、馴染みのない世界。それを半分捨てて飛び込んだのが仁志の胸。さあ、これからどうなる?第6回「抱擁」仁志との思いが通じたパーティーの翌朝、黎は何も告げずに仁志のもとを去る。黎は、一成には、見知らぬ人と関係を持ったと嘘をつき、家を出て行く。仁志と一成は、それぞれに黎を探そうとするが見つけられない。一方、菜々美は、黎と澁澤家の男性たちとの関係をモデルとした小説を新聞に連載。霞ヶ関で大きな話題を呼ぶ。ようやく、一成は黎を見つけ出すが、そのとき仁志も。菜々美が逞しいですね。失恋さえもネタにしてしまうそんな作家はネタ元ありなんだろうか?黎や仁志の心の声が挿入されるけれど一成は一切なし。だから観客は黎と同じようにある時は優しくある時は厳しい彼に翻弄されるんですよね。藤本さん、いい役もらいましたね。第7回「許して‥」澁澤家とは連絡を絶ち、一人でひっそりと生きようとしていた黎を、一成が興信所を使って探し出してしまう。一成は、黎に家に戻るよう懇願する。しかし、ちょうどその時、仁志も黎のアパートを訪ねてくる。一方、仁志が心酔している村木は、一成の仕掛けた脱税疑惑によって追い詰められていく。黎は、ひょんなことから、一成の元愛人だった寛子と再会してしまう。えっ。一成溺れるの?と思わせた予告カットは結局病気でも何でもなかったようですね。彼の動揺を表したかったようです。ちょっとわかりづらいかな。第8回「新しい道」黎は、仁志にもう二度と会わないと告げて、はっきりと距離を置き、配達の仕事にまい進するようになる。黎と仁志への復讐に燃える一成は、仁志が心酔する村木の失脚を狙い大胆な行動に出る。村木を助けるために、仁志は、疑惑のカギを握る人物に会うために富山へ飛ぶ。一方、黎は、一成のかつての愛人だった寛子から、思いがけない提案をされる。仁志って20代の設定ってことはないよね?何か考え方が幼いなというか…。正義一辺倒で父親の部下が動くわけないでしょう。ラストの崖は亡くなった一成を見ていたのかと思ったら仁志が追い詰められてあの場所に行ったのか?そして今まで一成に従順だった憲司までが結婚を機に一歩も引かない構えを見せてきました。一方で合格発表をこっそり見に来たりと愛情はあるのに、支配欲が強いのですね。最終回「決意」フラワーショップで働き、新しい道を歩み始めた黎は、着実に才能を発揮し出していた。ただし、充実した生活を送りつつも、仁志への思いを断ち切れずにいた。一方、脱税疑惑で苦境に立たされた村木の命運を決める総選挙が迫っていた。仁志は、村木を必死に支えようとするが、一成は、自分を裏切った黎と仁志への復讐を完成させるべく、最後の手段に動き出していた。終わってみると意外と平和な感じに落ち着きましたね。『セカンドバージン』がとことん不幸にいってしまったからその反動かな?大石さんは意外な所で脆い女性の強さを書きますね。ラブリンこと愛之助さんの演じる村木の豹変ぶりにびっくり。もうちょっと苦悩するシーンがあればよかったのに。ガラスの家ではなかったけれど、空っぽの家で一成さんは何を想う?【送料無料】ガラスの家 DVD-BOX楽天ブックス
September 6, 2013
コメント(2)
毎週水曜日深夜、テレビ東京で『めしばな刑事タチバナ』が放送されています。これも飯テロですね。参考にしたものもあります。第一ばな『立ち食いそば論争』とてもリアルタイムで見る事が出来ないので録画して見ました。11時58分といえば、遅く帰ってきたサラリーマンが見る時間なのでしょうか。主演は佐藤二朗さん。昨年の大河ドラマ『平清盛』で清盛を庇護する藤原家成やフジテレビの『女信長』で足利義昭を演じるなど、弱っちい麿ことばの役が続きましたが、今回は食べ物の事を語らせたら止まらないタチバナ刑事を演じています。第一話『立ち食いそば論争』城西警察署の取調室では、窃盗事件の容疑者・島田(山本浩司)の取り調べが行われていた。 しかし、島田は全く口を割ろうとせず、取り調べを担当する五島警部補(鈴木身来)は苦戦を強いられてしまう。 その時、突然本庁から転属してきた刑事・立花(佐藤二朗)がやって来た! しかも島田に今食べたいものは何かを尋ね、島田が「富士そばの天ぷらそば」だと答えると、独自の“めしばな”を展開。立ち食いそばの大論争が勃発! 「自分が推す立ち食いそば」論を展開すれば、食べ物の話にすっかり口が軽くなった容疑者がそれまで「行ったことがない」と言っていた新宿の店でそばを食べたことがあることをぽろっと告白する。目撃証言もなく、彼をしょっぴく決め手はあくまで彼の証言だけ。さて、そこまで知ってめしばなを始めたのか?だとすれば立花は隠れた名刑事?ということになるが、実は冒頭で富士そばに惹かれて容疑者を追い詰めそこねた過去も明かされ、果たして彼の刑事としての才能がどうなのか?という問題は棚上げ状態。他の出演者がどんな論を展開しても、一度は「なるほど」と受けてから自分の意見を述べるタチバナは尋問のプロっぽそうなんですけどね…。女性への目配せとして女性警官たちが美味しそうなスイ―ツを楽しむシーンもラストにある。全て実在する店だと知って驚いた。かなりの情報量ですよこれ。食事を食べ損ねて帰ってきたサラリーマンを狙い撃ちしてるんでしょうね。第三ばな『カンヅメ大舌戦』人気急上昇中の若手俳優・谷岡(山中雄輔)が自宅で何者かに襲われ大怪我を。 城西警察署の刑事たちは、部屋は施錠されていたため犯人は合鍵を持つ交際相手だと推測、過去の交際相手から事情を聞くことに。だが、捜査は難航する。 範囲を広げることにした五島(鈴木身来)が谷岡の事務所マネージャー・素子(佐藤めぐみ)から事情を聞いていると、いつの間にか立花(佐藤二朗)が加わり、なぜかカンヅメの話を始めて…。深夜枠でゲストがツボです。今回はNHK朝ドラ『ちりとてちん』で貫地谷しほりさんと比較されるエ―コを演じていた佐藤めぐみさん。最初は缶詰の話に「何だそれ?」みたいな顔をしていたのですが、いつしか自分も缶詰話に巻き込まれて、疑われてもいなかった犯行を匂わせてしまうのです。周到な犯人にしてはうかつですが、次々紹介される缶詰を見ているとおいしくなって、本筋がどうでもよくなってしまうのです。でも、ちゃんとタチバナが最初に被害者の部屋にあった缶詰に気がついていて、意図的に缶詰話を取り上げたのかな?と匂わせてはいますね。深夜にこの番組は罪ですね。置いてある缶詰を食べてみたくなるます。ほていの焼き鳥懐かしい~。家での食べ方も紹介してくれるからいいですね。次話のゲストは『平清盛』で藤原頼長と対立する摂関家の藤原忠通を演じていた堀部圭亮さん。第四ばな『カップ焼そば大捕物』五島(鈴木身来)は、連続強盗の犯人は自分だと語る男・山之辺(堀部圭亮)を任意で取り調べ中、いきなり掴み掛かられる。 山之辺の「カップ焼そばのお湯は捨てずに飲む」という発言を冗談だと受け取った五島にキレたのだ。 その話を聞いた立花(佐藤二朗)は、「北海道かもしれない」と言い…。 その後、山之辺の不用意な発言をきっかけに、なぜか“どのカップ焼そばが一番うまいか”を決めることになるが…!?焼きそば界のトップ3として、UFO、ぺヤング、明星の一平ちゃん夜店の焼きそばが上がっていました。山之辺は一貫して北海道の焼きそば弁当派。というか、弁当なんですね。普通のカップ焼きそばに見えるのですが。スープがなぜ必要かという理由は、聞けば納得でした。『平清盛』でお互いに貴族役を演じていた堀部圭亮さんとの共演。アロハっぽいシャツを着ていると、ちんぴらにしか見えません。彼には何だか余罪があるようだが、どうしても食っぴけない!そこであれこれとめしばなをしながら時間を稼ぎ、その間に目撃証言を集める…という単なるめしばな好きでないタチバナの名刑事ぶりがちらっと観客側に示されるのですが、本人がいつも「めしばなの話さ」とかわしてしまいます。彼の名刑事ぶりに目がいくと、本来のめしばなのイメージが薄れてしまうからでしょう。焼きそばにマヨネーズというのも驚いたが、まるでキャラ弁みたいにマヨネーズアートをやってのける人がいたとは。どーせぐちゃぐちゃにしちゃうのに、と思っている私は絶対やらないだろうなぁ。来週は名古屋めし特集。とんでもパフェが出てくるかなぁ。第五ばな『名古屋めし包囲網』カリスマトレーダーの男性が背後から蹴られ頭を強打する事件が発生。直後、岩瀬良一(山本圭祐)が自首する。弟をかばい身代わりになったのだ。五島(鈴木身来)が取り調べるが、良一の言動に違和感を覚える。立花(佐藤二朗)は良一が名古屋出身と聞き、自ら取調べを志願。早速立花は良一と“名古屋めし”の話を始めるが、インスタントの味噌煮込みうどんの話になった時、良一はある話を始め…。犯人が最初からわかっている倒叙法スタイル、コロンボですね。名古屋めしで有名な喫茶店でかつサンドを食べようとしていた立花がいきなり電話で呼び出されて、食事を途中にして袋だけ持ち去る。その袋の色が、倒れていたトレーダーの部屋に落ちていたものと同じなので、ここでもう勘のいい人は、「ああ、これでボロがでるんだろうな」と予測がつく。立花は知っているのかいないのか、自首してきた良一に名古屋めし話を持ちかけるが、良一はそこそこ答えているんですね。写真も出てくるので嘘八百の料理を言っているわけではないことがわかる。とすると、彼の自供を覆すのは難しいのでは?と思い始めた矢先、良一が「懐かしいなぁ」と言う。今名古屋に住んでいる者が口にするのは違和感がある台詞で、立花は何でもないめしばなを仕掛けながら、良一が本音を吐きだすのをずっと待っていたのではないかと思えてくる。餃子王将の特別メニューや名古屋の甘味紹介もありましたが、ミソがクリームに練りこまれているロールケーキが食べてみたいです。来週はお休み。結構ファンが増えてきてますね、この番組。第六ばな『ポテトチップス紛争』管轄内で下着泥棒が頻発。被害者宅で捜査していた立花(佐藤二朗)は、2種類のポテトチップスの食べかすに気づく。そんな中、岸本(田中聡元)という男が被疑者として浮上し、五島(鈴木身来)が取り調べを開始。すると、隣の会議室から口論の声が…。婦警の麻里(佐々木心音)と白バイ隊の代々木(森カンナ)がポテトチップスのNO.1でモメていたのだ。慌てて会議室へ向かう立花たち。一人取り残された岸本は…。いつも本篇後に登場する甘味部のレディース達のポテチ論争に、容疑者も参入するというイレギュラー方式。それにしても容疑者をたった一人で部屋に放置して、ポテチ話に熱中する警察官なんて、本当にいたら大変です。ポテチ大河ドラマと称して、ポテトチップスの歴史をわかりやすく説明してもらいました。フラブランドのポテチは挿絵が何だか昔風でしたが、このポテチを販売した所が太っ腹だったんですねぇ。ご当地ものを沢山見せられると食べたくなります。この番組の宣伝効果ははかりしれません。来週は牛丼とか。吉野家を筆頭にすき屋、なか卯、松屋くらいでしょうか。このドラマを見てからどうにもポテチが気になってしまい、コイケヤのすっぱムーチョを買いました。からムーチョはおばあちゃんのパッケージなんですね。じぇじぇじぇ~。第七ばな『牛丼サミット』若い女性がカッターナイフを持った男に右手を切りつけられる事件が発生。 男は目出し帽を被っており顔は見えなかったが、被害者の杉山多恵子(愛内心愛)はしつこく付きまとっていた児玉(マキタスポーツ)に間違いないと断言する。 だが児玉は、犯行時刻は自宅で牛丼を食べていたと犯行を否認し、隣人も確かにその時間、児玉の家から牛丼の匂いとテレビの音がしていたと証言する。 城西警察署の取調室では、立花(佐藤二朗)と五島(鈴木身来)が児玉の取り調べを開始。 しかし、チーズのトッピングがあるすき家の牛丼以外は考えられないと言う児玉の言葉に、吉野家派の韮沢(小沢仁志)と今野(温水洋一)が異論を唱える! 話を聞いていた立花は、吉野家、すき家、松屋の“牛丼屋のBIG3”を挙げ、それぞれの店の特徴を解説し始めるが…。 今回はちょっと凝っていましたね。なかなかアリバイが崩せなくて。でも、その間にじっくり飯バナを楽しませて頂きました。牛丼太郎が無くなって丼太郎(牛の字を消している)として再出発しているという話にはちょっと笑ってしまいました。済みません。立花流牛丼茶漬けおいしそう~氷も入れたらこれからの季節いいかも。次回は波岡一喜さんがゲスト出演。この人も売れてますね~というかゲストの人選渋い。第八ばな『レトルトカレー捜査網』吉岡秀夫(波岡一喜)が、妻・ゆかり(みひろ)へのDVで頭に怪我を負わせた疑いで、城西署の刑事課が取り調べることに。 吉岡は、レトルトカレーを食べている最中、ゆかりが訳の分からないことを言ってきたので説教しただけであり、自分で勝手に頭をぶつけたのではとしらを切る。 そんな吉岡に立花は「どのレトルトカレーを食べた?」と聞くが、吉岡は黙秘。 立花は「エコノミークラスのレトルトカレーか?」と続ける。 立花曰く、レトルトカレーは値段を基準にして、3つのクラスに分けられるというのだ!ボンカレーは定番ですが、知らない間に随分パッケージがおしゃれになってたんですね。カレーマルシェは食べたことがないけれど、マッシュルームが入っているのが特徴だったのか!そしてなぜうどんと店名についているのにカレ―がメニューにあるんだろう。カレ―の世界も奥が深い。今回の話は犯人のトリックやアリバイ崩しというより人情話になってました。第九ばな『中華チェーン緊急配備』出版社の編集長が殴打された事件で、立花(佐藤二朗)はイケメンフードライターの牧野晴彦(戸次重幸)を取り調べることに。 だが牧野は事件当日、餃子の王将や幸楽苑などの人気中華チェーン店の取材のため大阪にいたと供述。 一方、牧野の取材方法が不満な立花は、牧野が書く記事は上っ面だけでソウルが感じられないと言い放ち、とある有名中華チェーン店のお勧めメニューを牧野に問いただす。今回はしゃべろうとするイケメンライターを前に、城西署の面メンがここぞとばかりにしゃべりだして圧倒されてました。いつも冷めた目を向けてくる婦警までがお姫様モードに。みんなすっかりタチバナ刑事に染まってますね。ああ餃子が食べたくなる回でした。餃子の王将おいしそう。次は東京土産。ちょっと趣向が変わりましたね。みなさんは東京みやげといえば何でしょう?私は東京ばな奈かな。何かお知らせがあるということだったのですが、シーズン2ではなく、ブルーレイ&DVD発売のニュースだったんですね。フェイスブックで結構書きこみがありますものね、この番組。第十ばな『東京みやげ一斉調査』取り調べの名手・武井芳郎(螢雪次朗)が警察を辞め、田舎に帰ると城西署の刑事課に挨拶にやってくる。 上司から暗にリストラをほのめかされ、退職を決意したという。 みやげを買ったことがないという武井のため、立花(佐藤二朗)が昔世話になったお礼にみやげの品を考えると提案。 その話に韮沢(小沢仁志)と今野(温水洋一)が加わり、3人はみやげ対決をするため東京駅へみやげを買いに走る! 「東京ばな奈」か?「名菓ひよ子」か?それとも「ごまたまご」か? そのほか、定番の東京みやげが続々登場!ばな奈もひよ子もバリエーション豊かですね。「地元の人は土産を食べない」とタチバナ刑事も言っていましたがその通り、ごまたまごも食べたことありません。ただ可愛いなぁとは思っています。今回は事件がいったいいつ出てくるんだ?と思っていたら、最後まで犯人の影が薄いこと薄いこと。あの人は一体何をした人なんだ?と謎が…。今回はタレこみもなし。韮沢課長のアフター5で卵と歌舞伎あげと海苔をミックスしたご飯が…おいしいのか、これ?というか課長は独身?電話の相手は元妻?何か思わせぶりに匂わせておいてそちらが気になりました。そういえば、今日電車で向かいに座っていた人が東京ばな奈ツリーを持っていて思わずにやり。チョコバナナ味だそうです。ああ、私も食べたくなってきた。ピンクのリボンがかわいいんですもの第11ばな「うどん広域手配」会社員の男性を殴打した容疑で、石野小枝子(逢沢りな)を事情聴取する立花(佐藤二朗)。小枝子が香川出身と知りうどんのめしばなをする立花に、小枝子は「あなたの押しはドコのナニうどん?」と反抗的な態度。韮沢(小沢仁志)は変化球のうどんを挙げるが小枝子はうどんのコシを楽しみたいから王道が基本と断言。すると立花は「うどんのコシはなきゃないでいい」と衝撃発言を!四国の周りには“アンチコシ包囲網”があると言い…。 えっめし ばな刑事ももう来週が最終回?楽しみにしていたのに~。第二弾はないのかしら。第12ばな「コンビニアイス大捜索」宝石店での窃盗事件が相次いで発生。なぜか、どの店にもアイスの袋と棒が残されていた。その後、容疑者としてゲームプログラマーの桐山光(竹財輝之助)があがる。五島(鈴木身来)が取り調べるが、桐山に余裕で交わされてしまう。代わって立花がアイスの話し相手になってくれと桐山と向き合う…。一方、城西署に新人婦警・沙耶(内田真礼)が配属される。だが買っておいたアイスが紛失!絶対犯人を捕まえると息巻く沙耶は…。署内の事件と容疑者の手がかり、二つにアイスが絡みます。最後の犯人はイケメンですね。この番組はFacebookと連動していて更新されているのを見るのが楽しみでした。原作はこちらです。めしばな刑事タチバナ 1 TOKUMA COMICS / 旅井とり 【コミック】HMV ローソンホットステーション R【送料無料】めしばな刑事タチバナ DVD-BOX楽天ブックス
July 4, 2013
コメント(0)
柴田よしきさんの小説が原作のNHKドラマ10『激流~私を覚えていますか?』が6月25日から始まりました。出演田中麗奈 国仲涼子 ともさかりえ 桐谷健太 山本耕司 田中美佐子 武田真治 賀来千香子第一回『過去からのEメール』中学3年のときの同級生、圭子、貴子、美弥の元に不思議なメールが届く。「私を憶えていますか?冬葉」。京都への修学旅行で3人と同じ班だったが、旅行の途中でこつ然と姿を消し、今だに行方不明のままの冬葉からのメールである。圭子は同じ班だった鯖島と東萩にも声をかけ、5人は20年ぶりに顔を合わせる。その時から5人の身の上に、次々と災難が降りかかるようになっていく。クラスメイトのうち、1人だけは15歳で時が止まっている。自分達はあれから20年、現実の厳しさにぶつかって、まだそれを一人で乗り切れるだけの力はない。ちょうど中途半端な年齢ですよね。みんなで道を並んで歩くシーンはトレンディドラマ『愛という名のもとに』みたいでした。それにしてもともさかさんと山本さんは『薄桜記』、田中麗奈さんと山本さんは昨年の大河ドラマ『平清盛』『ラスト・ディナー』第一話と共演が続いてますね。国仲涼子さんは他の方との共演は見ていないのですがNHK正月時代劇の『御槍拝借』で見ましたし、桐谷さんは地方発ドラマの主役。NHKさん、気に入った俳優さんはよく起用するんですね。忘れていた友人からのメールを機に、次々に彼女たちの身の回りに起こる出来事は偶然なのか、必然なのか?引き込まれる第一回でした。第二回『時計は動き出す』圭子は大物女性作家の原稿紛失事件の責任を負わされ、文芸部を追われる。鯖島は女性問題でエリートコースから外れているが仲間に打ち明けることが出来ない。東萩は、ある殺人事件の捜査で美弥に近づくが、次第に美弥に心ひかれていく。夫がリストラされた貴子は娘の華を名門私立小学校に通わせ続けるためにIT企業の社長・大林と愛人契約を結ぶ。傷心の圭子が母校の中学を訪れると、鯖島、美弥、東萩と出会う。そんな4人を影から見つめる女性の影があった。当時音楽の教師だった毛利である。4人は冬葉の母・裕子を訪ね、メールに心当たりがないかと聞くが…。登場人物の名前は皆山口県の地名から取られているそうですね。カンニング竹山さんは今までコメディっぽい役柄が多かったのに、今回はシリアスな表情が多い。確かに、どこかに書かれていた通り、多少桐原さんの滑舌がざらついた感じになって耳に残ります。かつてトレンディドラマに出ていた田中美佐子さん、賀来さんが母親役なんだなぁ…と隔世の感。第三回『転げ落ちる石のように』貴子は大林と愛人契約を結ぶが、大林は少しでも要望が聞き入れられないと、急に凶暴になる危険な男だった。東萩は、鯖島がティッシュを配っているのを見てしまい、もはやエリートではないことを知る。圭子と美弥は貴子に呼ばれて家を訪ねる。貴子にまた怪メールが届いたという。大林から呼び出しの電話を受けた貴子は急遽外出する。気になって後を付けた美弥は貴子と大林がホテルに入るのを目撃する…。田中麗奈さんとともさかりえさんの衣装が毎回おしゃれだなぁと思ってみています。二人とも同い年という設定なのに二人のおしゃれは違うんですよね。ともさかさんのは自由な感じ。田中さんのは普通のOLがマネ出来そうな感じ。さて、取りつくろっていた20年後のボロがどんどん出てき始めましたがまだ謎は深まるばかりです。いやーカンニング竹山さん気にいられてるんですね。同じドラマ10枠の『はつ恋』の気の弱いヒロインの友人役が嘘のようです。第四回『忍び寄る黒い影』大林が、貴子とチェックインしたホテルで殺害された。ニュースでそのことを知り呆然とする貴子。そのときまた、はかったように謎のメールが届く。「困っているようね、助けてあげましょうか?冬葉」。貴子は衝撃のあまり入院してしまう。華から状況を聞いた圭子と美弥が病院に駆けつけるが・・・。あそこで「逃げよう」という旦那がめちゃくちゃ怪しい!「妻が脅迫されているみたいなんです」と言うならまず警察に行こうと考えるか、詳しい話を聞こうとするのが筋でしょう。あえて原作を見ていないのですが脅迫メールの相手は何となく想像がつきます。というか結構わかりやすく作られています。圭子が「サバの家の近くまで来てるんだけど…」というと出てきてくれるサバ。いいですねぇ、この二人。でもそんな二人を物陰から見ている視線が明らかにキツイ。これは何かが起こりそうだ。第5回「見えない悪意」貴子は大林殺害の容疑で任意同行される。美弥は東萩に貴子を守るように頼むが、貴子は自供してしまう。美弥の家に集まった圭子、東萩、鯖島は貴子を救う方法を話し合うが・・・。“あの頃のまま”と言われる美弥。根はいい子なんだけど、世の中の決まりに囚われず自分の気持ちだけで突っ走る危なっかしい女性。ハギコ―がほっとけないはずだ。貴子の事件は意外とあっさりけりがつきましたね。というか、前回でわかっていたというか。35歳って大人にもなりきれてない危なっかしさがある年齢なんですね。第6回「真実への光明」圭子はストーカー女に刺された鯖島を知り合いの外科医のもとに運び緊急手術が始まる。一命を取り留めた鯖島はまだ混濁した意識の中で、「イ―エスエス。ふゆは。げいき」と口走る。圭子・東萩・貴子・美弥は、それが中学の時の英語劇のことだと推理し――。あそこまで言っていて「冬葉さんが生きてるなんてそんな訳ないわよね」ってどこまで引っ張るんだろう。結構登場人物の独白が入るな。原作小説もそんな感じだったのかな?久しぶりの須藤理沙さんだ。第7回「悪女の告白」修学旅行で冬葉が失踪したのは、あの女のせいだと言った音楽教師の毛利。それ以上は聞き出せなかった美弥たちは、冬葉かもしれないと気になっていた海外に住むフルート関係者の佐伯茉莉と接触。会うことができた佐伯は、圭子たちに宛てたある手紙を預かってきていた・・・。賀来千香子さんと田中美佐子さん、どちらも悪女なんでしょうね。それにしても寒いだろう海の中にずぶずぶ入ったり、ざぱんざぱんと波を浴びたりしながら台詞をしゃべり、目力が強い毛利先生を来千香子さんが力演です。昔のトレンディドラマの頃より凄味を増した感じです。最終回「友への誓い」メールを受け取った圭子たちは、冬葉の母・裕子に話すかどうか悩む。そんな折、貴子の娘・華ちゃんの行方がわからなくなり、東萩たちが捜索。美弥の弟・研二が連れ出していたのを見つけ問いただすと、研二は――。熟女俳優たちのなりふり構わない熱演が今回も続きました。ちょっと駆け足になったかな?弟の告白を美弥はどう受け止めたのだろう。あれだけ家族との間に溝があるというのに、武者修行で海外へってどういう発想なんだ。原作はこちらです。【送料無料】激流(上) [ 柴田よしき ]【送料無料】激流(下) [ 柴田よしき ]楽天ブックス【RCP】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】【送料無料】激流 ~私を憶えていますか?~/田中麗奈[DVD]【返品種別A】Joshin web CD/DVD楽天市場店
June 25, 2013
コメント(0)
先日好評のうちに終わったドラマ『とんび』の原作者、重松清さんの作品をNHKがドラマ化した作品です。エイジ出演中村 雅俊 田中 聖 浅田 美代子原作 重松清中学生のエイジは、バスケ部に所属しているが、骨折のためにプレイができない。同級生のタカやんが街をにぎわす連続通り魔事件の犯人だと知っておののく。特に目立たない少年だったはずの彼を、凶行に駆り立てたものはなにか? エイジもいつか“キレて”しまうのか? 2000年7月。NHKで放映された、中村雅俊主演、田中聖(現・KAT-TUN)共演の短編ドラマ。原作は、第12回山本周五郎賞を受賞した重松清による同名の傑作小説。世間を震撼させた神戸の連続児童殺傷事件に材を求めたもの。昨年度ドラマ『大奥』で玉栄を演じていた田中聖くんがまだ少年でかわいい姿を見せている。演技はとても自然だ。好きだった子がバスケ部の同僚を心配するのを見て「彼の事が好きなんじゃないだろうか」と思いこんだエイジは、彼女から「試合には出られなくても彼を助けてあげて」と言われても素直になれない。彼が「自分も少年Aになるかもしれない」と思ったのは、自分の中にも誰かを憎む心や強烈に誰かを傷つけたいという思いがあるからだ。特に、今誰かを殺したいという衝動に駆られてのことではない。ただ、そういう自分があるという事に折り合いをつけられないからだ。だが、いきなりこの言葉だけをぶつけられた母親は狼狽する。言いたい事を一から十まで言い切るのではなく、十の内七つか八つは胸の奥にためて、時々たまらなくなって単発の言葉で出てきてしまうからなのだが、全てを言って欲しい母親には戸惑いしかない。「ああ、こんな態度を取られたら、母親はたまらないんだろうな」と思わせる。そこで男親の出番である。父親が教師ということもあるのだが、実にいいアドバイスをする。「そういう嫌な自分を否定するな」というのだ。否定しようとすれば、かえって歪みが生じる。たとえ抱いたとしても、実際にやってしまうのとただ思うのとは違う。自分の中で折り合いをつけていけ、と言い、息子もそれを素直に受け入れる。父親に涙を見せられる限りは、まだエイジは大丈夫だ。女親と男親の違い、息子と父親、息子と母、娘と母、姉と弟の関係性の違いがよく出ていた。エイジには勿論漢字名があるのだろうが、あえてカタカナ表記にしてあるのはAge=その年代の少年全てを指しているからだろう。戻ってきた少年Aに「いきなり後ろから叩かれたら驚くんだよ」と自分なりの言葉で諭すエイジの友人で普段はいじめっ子の少年も良かった。[DVD] エイジ
April 17, 2013
コメント(0)
12月とあってドラマの最終回が相次ぎます。NHKプレミアムドラマ『そこをなんとか』を見ました。出演本仮屋ユイカ 市川猿之助 大友康平 MEGUMI 井上和香第一話【最後に愛は勝つ】ゲスト 内山 理名 川畑要(CHEMISTRY)元キャバ嬢の新人弁護士・改世楽子は店の客だった菅原の法律事務所で試用してもらえることになった。だが、担当になった傷害事件で執行猶予が取れなければ不採用だと、先輩の東海林に言い渡される。被告人の安斎は全く反省する様子もなく、困った楽子は妻の貴子を情状証人にしようとするが、あっさり断られてしまう。そんな時、貴子が妊娠していることが発覚する。オリジナルを読んだのはだいぶ前だったのですが、弁護士になろうとしたきっかけが漫画とは違っているかな?漫画の方がもっと即物的な理由だった。赤星くんの楽子に対して威張る態度は漫画そのもの。東海林のイメージは猿之助さんとはだいぶ違いましたね。どちらかと言うと長谷川博己さんみたいなイメージでした。ドラマではもっと骨太。菅原先生と事務員の久保田亜紀との間の恋愛ネタはドラマオリジナルですね。コミカルな味付けがしてありました。酒が弱くて楽子の下宿になだれこむ…というのもドラマオリジナルですね。確か漫画はああいうシェアハウスに楽子住んでなかったですから。でも、面白かったです。漫画キャラを現実に出そうとすると結構デフォルメしないと「イメージと違う」って言われてしまうからユイカさん大変だったろうなぁ。第二話【涙の値段】ゲスト:吉沢亮・水野久美楽子はひき逃げ事故を起こした大学生・俊輔の弁護を引き受ける。彼を溺愛する祖母から「成功報酬はいくらでも」と言われ、俄然やる気を出す楽子。初めての私選弁護に張り切る楽子は、ケガをした高校生の圭太と示談交渉を始めるが、圭太は慰謝料1億円という要求を突きつける。アニ弁の東海林から、法外な要求の裏に隠された被害者の本音を探り出せと言われ、楽子は圭太をたびたび見舞って話を聞くようになる。そして、圭太が事故に遭った日の深夜に外出していた本当の理由を、楽子は知ってしまう。「東海林先生と中道先生の過去に何かあったみたい。それも犬がらみ」という事が暗示されます。でも楽子も赤星もそのことを知りませんし、二人がお互いをどう思っているかもまだ明らかになっていません。今回は「成功報酬想いのまま」という祖母の言葉に目をきらきらさせて弁護に臨んだ楽子ですが、被害者の病床を足しげく訪れるうちに、自分のやっていることに疑いを持ち始めます。一億も慰謝料をふっかけられて、何か魂胆があるのでは?と悪い方に考えていた楽子に、「悪い奴の味方なのか?」と激高する圭太。ますます疑いを強める楽子ですが、東海林の言葉に目を覚まされ、圭太の身辺を探ります。東海林がツンデレなんですね。表向きは結構突き放すし正論を言うのだけれど、ラスト、念願の執行猶予を獲得したにも関わらず、とある理由でしょげる楽子の頭をくしゃくしゃとなでる。原作にも出てきましたが、多くを語らず、正義感とすまなさでいっぱいの楽子の心をちょっと和ませる、いいシーンでした。そこへ行くと、赤星は可哀想なキャラですね~。全然事情を知らないで執行猶予を獲得した楽子にお祝いの言葉をかけて派手にひっぱたかれてしまう。彼には何が何だかわからないでしょう、きっと。つくづく損なキャラですね。利に敏く調子のいい、現代風の女の子のようでも、心の中には正義感とか倫理観とか人としての生き方とか、東海林や菅原が長い間に折り合いをつけてきたものが、まだ沢山マグマのようにふつふつとわいている。本仮屋ユイカさんは、楽子を、若いがゆえのまぶしさを持っている、等身大のヒロインにつくりあげてきました。エンディングのプリシラ・アーンさんの「アイル・ビー・ヒア」もいい感じです。私はここにいるよ、と依頼人を支える弁護士のテーマのようでもあるし、人間全体のテーマのようでもある。第三話【この子だれの子】ゲスト:ソニン・秋野暢子依頼者のアンジェリカ・タバタは日本で生まれたが、両親がフィリピン人のため日本国籍を持っていない。その両親は10年前にオーバーステイで国外退去し、一人残った彼女は看護師となって今も日本に在留している。現在、妊娠中。お腹の赤ちゃんの父親である稲本と結婚の約束をしていたが、ある日突然連絡が取れなくなってしまい、アンジェリカは稲本を探し出して欲しいと楽子に相談を持ちかけた。東海林と中道が裁判で被告Vs原告の代理人として相対する初めての場面。事務所で言い合う二人を、別れ話かと勘違いする楽子だが、実は双方の依頼人のことを言っていたのだった。「あなたは町弁にはふさわしくない」「自分にはここがあっている」東海林が優秀な弁護士であり野心もあること、そのことを中道も知るような過去の付き合いがあったことが明かされます。でも、お互いについてどう思っているか―恋愛感情について―は、感情をあらわにしない。そこは原作と同じです。若い赤星はそうではない。隠そうとしても周囲にはまるわかりで、ドラマの赤星は漫画よりもコミカルの色合いが強い。そうしないと、映像として出た時にキャラが弱くなってしまうから。“出会う人皆が楽子に見える”という「楽子が気になってしかたがない」という表現の仕方がいかにも漫画的でした。シングルマザーにして頼れる事務員・久保田さんの過去も今回の依頼人の件で少し明かされます。彼女と息子を中心としたエピソード(児童虐待と間違われてしまう)も原作にありました。原作では地味に出来る人というイメージだったのですが、MEGUMIさんが演じると目立ちます。楽子の住んでいるのがシェアハウスという設定になっていて、留学生たちの登場するシーンは賑やかです。セットが作りこまれていて、原作の麻生みことさんが写真を撮りまくっていたというのも頷けます。“日本で住む外国人の不自由さ”という今日的なテーマも扱っていたので関心を持って見る人も多かったのではないでしょうか。秋野さんを久々に映像で見ました。ひところは存在感ありすぎる敵役としてお茶の間を沸かせたものでしたが、今回も迫力がありました!認知を拒む本妻として、悪役に見えなければいけないのですが、でも、彼女も傷ついているのだ、という所もきっちり見せて、観客の感情を揺さぶります。だから彼女のラストのちょっとした親切が、「ああよかったな」という安心感に繋がるのです。それにしても、第一話はともかく、第二話、第三話に登場する依頼人は、自分に不都合なことを隠していたり(三話はひょっとして?という暗示に留まりましたが)全くの善人というわけではありません。今回は東海林、楽子の案件とも法廷が出てきませんが、必ずしも正義が勝っているわけではないんですね。そこもリアルです。第四話【たち上がれダメ男!】ゲスト:岡田奈々 坂本真土屋忠は、3年前まで勤めていた玩具メーカーのオフィスで乱闘騒ぎを起こし、損害賠償として30万円を請求される。だが土屋は、いま大ヒットしているキモかわキャラクターの「うさぼーん」は自分が創作したオリジナルキャラクターで、玩具メーカーがそれを盗用したものだと言い張る。息子の主張に困り果てた土屋の母・芳子が菅原耕太郎法律事務所に相談を持ちかけるが・・・。この原作は読んだことを覚えてます。知財という結構難しい案件を軽く考えていた楽子が、そのことを東海林に指摘されてしょげる、というシーンがありました。ドラマオリジナルではこの事件で調子者の楽子の弟・幸喜が登場。彼の登場は、漫画では確かこの事件ではなく彼独自の案件で楽子に相談するという感じでした。それにしても楽子といい幸喜といい、ネーミングがいい漢字ばっかりですね、改世家は。家族関係は多少原作と違っているので、楽子の弁護士志望動機も、原作を読んでいない観客にも受け入れやすい理由になってますね。漫画だと金目当ての所が前面に出ていたので。あと、ドラマでは強調されている母親との絡みも漫画ではなかったはず。岡田奈々さん久しぶりの登場。ただ頼まれた案件を依頼人有利に進めるだけではなく、依頼人の幸せをも支えるという何とも人情味豊かな弁護士もあったものです、この世知辛い世代に。でもフィクションだからいいのかもしれませんね。HPを見たのですが、依頼人の坂本が「か」で言葉が詰まってしまった時に、確かに猿之助さん、きょろきょろしていたような。そんなアドリブの逸話があったとは。いろいろ考えてくる人ですね。第五話【嘘の中の真実】ゲスト:伊武 雅刀 村川 絵梨依頼者の個人タクシー運転手・原田哲郎は、半年前乗務中に追突事故にあった。停車中に後方から追突されたという、原田には全く落ち度がない事故だったが、それ以来、ムチ打ちの後遺症で左手が麻痺して仕事にならない。だが、保険会社からの治療費などの支払いを3か月で打ち切られて、収入もなく困り果てて相談・・・同情した楽子が個人的に受任することにした。母親の墓参りをした幸喜が墓の前に真新しい線香があるのを見て、すれ違った男を追いかける。そしてその男性が菅原弁護士だったことから楽子と彼の過去の因縁がわかる。これは完全にドラマオリジナルですが、今回が父と娘に関わる事件だったので、うまく絡みました。漫画に出てきた幸喜のセクハラ疑惑みたいなものは登場しないようですね。村川絵梨さんも本仮屋さん同様朝ドラで主役を張っていますが、久しぶりに見たら美しい女性になっていました。あの時はまだ少女と言う感じだったのに。女性は変わりますね。今までも依頼人は小さな嘘をついてきましたが、今回は全部嘘。怒って弁護を断る(とはいってもほだされた楽子が勝手に受任したのですが)羽目になり、これでは心温まるラストにならないなぁと思っていたら、タイトル通り、たった一つの真実を叶えることでようやく落着しました。今回は東海林はあまり楽子の事件に絡みませんでした。その代わり中道との絡みが多かったです。お見合い相手役で宅間義行さんが豪華なゲスト出演。あんな役でよかったのか?中道と東海林、漫画では同じ事務所の同僚になっていますがドラマではどこまでいくんでしょうか。ドラマ同様漫画でも東海林の楽子への気持ちが全然わかりません。赤星だけが正直なんですね。4人の登場人物の中ではエリートだし金持ちだし一番条件がいい結婚相手なのに。第六話【信じる力】ゲスト:蟹江一平・遊井亮子東海林は食あたりで寝込んだ楽子に代わって、痴漢容疑で逮捕された会社員・村松の弁護を引き受ける。冤罪を主張する村松にいつになく肩入れする東海林を不思議に思う楽子だが、元恋人の中道から、東海林が大手事務所を去ったのは、受付嬢に手を出したと濡れ衣を着せられたからだと聞かされて納得する。そんなとき楽子が食い逃げ容疑で逮捕されそうになるのだが・・・。ああこれは原作覚えてます。「認めちゃったほうが楽ですよ」と言うシーンだけ先に見せておいて、後から東海林が村松の返事を聞いて取った行動が明かされたことで、「東海林の良さ」が楽子にも視聴者にも分かる。一旦“何だコイツ”と悪印象に引っ張られてるから、好印象への返りっぷりが勢いがいいんですよね。東海林の冤罪事件を楽子が誰から聞くか。東海林自身から聞かせるか、中道から聞かせるか脚本で迷ったそうですが、原作通りにしてよかったですね。やはりこれは、中道から聞いた楽子が、迷うことなく「東海林先生がそんなことするはずないですか」と言う。そしてそれを聞いた中道の反応を見せることに意味があったのだと思います。自分よりも遥かに付き合いが短いのに、あっけらかんと東海林を信じてしまえる楽子を見た時、中道は、昔自分がやるべき事を一瞬にして悟ったんですね。そして二人の絆にも…?いつも飄々としている菅原先生も、大学教授だったのに、冤罪で傷ついている東海林を引き取って弁護士事務所を立ちあげたという思いきった過去の決断が明かされることで、またイイ人っぷりが上がりました。今回のラストなんかは楽子は東海林をスキなのかな~という描写がありますが、9回ではまだ決着がつかないですね、原作でもついていないし。次のエピソードは地味な事務員久保田さんがメイン。そしていよいよ東海林が事務所を離れる日がやってくる。展開早いっ!第七話【愛がすべてさ!】ゲスト:ささきいさお・鷲尾真知子久保田は元夫から昴の親権変更の調停を申し立てられた。裏で糸を引いているのが昴の祖父で国会議員の片桐龍之介だと知った菅原は、片桐から久保田親子を守るため立ち上がる。そんな最中、東海林が菅原事務所を辞めて、中道と一緒に新しい事務所に移籍すると言い出し、楽子はショックを受ける・・・。中道は東海林に「頼りない楽子が心配だから辞められないのか?」と聞くが、意外にも「あいつは何とかやっていく」と信頼に満ちたお言葉が返ってくる。東海林が楽子の事をどう思っているのかは、全然見せませんね、原作通り。漫画でもまだそのあたりは微妙にぼかしてあります。今回は恋愛パートがかなり出てきてました。楽子が東海林への気持ちに気づくあたりは、店から出てきた東海林に声をかけようと思ったら中道が一緒に出てきてかけそびれたシーン、結構漫画でも使われるシチュエーションで顕著でしたね。王道というか。しかしこのドラマの今回のタイトルはハウンドドッグを意識したのでしょうか。もろ「フォルテシモ」ですもんね。久保田さんと菅原がお互いをどう思っているかという場面は、実写で見るとベタですね。楽子に言われて二人が照れるなんてそんなシーンあったっけ?と首をかしげました。来週は富田靖子さんがゲスト。確かこのエピソード、漫画でもそんなに間があいてない、つい最近の作品です。本当のことを話さないので楽子が半ば探偵みたいなことをやって真相を突き止めていくんです。でもあるんだよね、そういうことって、と思わせるなかなか深い回でした。確かに、富田靖子さんなら演じられると思います。第八話【愛の深淵】ゲスト:富田靖子・黄川田将也楽子は放火容疑で逮捕された有希子の弁護を引き受けた。ホストの裕也にそそのかされて保険金目当てに放火したのではと尋ねる楽子に、自分一人で計画犯行に及んだと有希子は頑なに主張する。弁護方針についてアドバイスが欲しい楽子は、事務所を辞めて休暇中の東海林に電話をしてしまう。すると翌日、タダで手伝いを引き受けると言って東海林が楽子の前に現れた・・・。【愛の深淵】なんて難しいタイトルがつくと何だろう?と思いますが、確かにこの事件はシリーズの中でも重いものでした。ひとえに感情を隠し続ける有希子の不気味さにありますね。東海林先生の放浪中とか菅原先生と久保田との恋模様はドラマオリジナルかな?中道先生がシェアハウスにやってきたり赤星が間借り人になるエピソードも漫画にはないし。ただ赤星の抱えている事件と今の楽子の事件が同時進行だったというのは漫画と同じです。いずれも何事も表から見るだけでは人間ってわからない、という深い事件でした。若い二人がそれぞれこの事件を通じて成長していくのもポイントです。弁護士は被告人の利益を優先させるのが鉄則ですが、それが常に真実を追求することとは限らない。被告人有希子がいい人なだけに楽子が後半苦しむのがわかります。切ないですね。最終話【運命の決断】ゲスト:富田靖子・黄川田将也 渡辺いっけい東海林が楽子の仕事を手伝っていると知った中道は、酔ったあげくに、楽子が好きなら結婚すればいいと東海林に毒づく。それから、妙に意識しながら有希子の放火事件について調査を続ける楽子と東海林だったが、ついに事件の真相にたどりつく。それは有希子の恋人・裕也に関わる過去の忌まわしい出来事が発端だった・・・。赤星→楽子、中道→東海林への告白がなんとTVで。原作ではこんなあからさまなシーンはなかったですが、TVドラマだけを見ている人のためには、この4人の恋愛に何らかの決着をつけたところを見せないといけなかったのでしょうね。でも、結局楽子は赤星に何も言わなかった。逆に東海林が中道に言ったのは意外でした。まあ途中で中道が自分で決着をつけてしまいましたが。菅原先生と久保田さんの仲はこのまま結ばれそうで終わるし、恋愛に関しては悉く決着がついてしまいました。本編が愛ゆえの選択、でも楽子としては悩みぬいて、それでも納得がいかないという案件だったので、恋愛面くらいはプラスイメージが欲しかったのでしょう。ただ、彼等の恋愛パートを増やした結果、漫画では等分に描かれていた赤星側の案件のラストが、赤星による結果報告に終わってしまっていたのは残念です。あれはあれで、一つの家族の悲劇であり、そこからの再生まで描かれていたのに。ドラマは終わってしまいましたが、原作はまだ続きます。恋愛の4角関係はドラマと同じようになるのでしょうか。それにしてもゲスト出演にしては、富田さん迫力がありました。冴えないOLでおとなしいけれど、内に秘めている愛情がどこまでも深い、いいキャラクターを演じていました。続編製作なんてあるのかな。WOWOWで一話無料だった『天の方舟』第一話を見ました。原作服部真澄脚本浅野妙子出演水野美紀 伊原剛志 戸田菜穂 堀部圭亮 佐野史郎 大鶴義丹 高橋和也 武田真治震災被害に遭いながら国の満足な支援を受けられなかったことで苦しむ貧しい農家で育った七波は、大学に通いながらクラブで働き、実家に仕送りを続ける日々を送っていた。ある日、七波が働く店に建設会社の若社長と部下の宮里が現われる。羽振りの良い2人が、ODA(政府開発援助)に関係した仕事に携わっていることを知った七波は、国際援助の世界の裏側に流れる金の動きに興味を惹かれる。 七波は大物政治家や政府の役人に顔が利き、実質的に会社を動かしているという宮里に接近。宮里に抱かれる条件としてODAに関係する会社への就職斡旋を求める。汚れた世界であると知りながら自らその中に積極的に飛び込もうとする彼女の姿に興味を覚えた宮里は、七波を自らの会社と関係の深い五本木コンサルタンツへと導く。そこは、裏金や賄賂、利権、政治工作などが横行する「きれいごと」ではない国際支援の世界への入り口だった。それにしても伊原さんはどのドラマに出ても男の色気がありますね。声がいいのかな。どこかに良心を持ちながらあまりにも弱き者にだけ災厄が降りかかることに怒りを覚えたヒロインが、遂に悪事に手を染める事を決めるまでを描いています。NHK VIDEO::そこをなんとか ブルーレイBOX【Blu-ray】 [ 本仮屋ユイカ ]
December 17, 2012
コメント(0)
昨日は『実験刑事トトリ』を見ました。出演三上博史 高橋光臣 笹野高史 栗山千明 第一話【実験刑事誕生~完全犯罪のレシピ】ゲスト 中越典子 安田顕 大学で動物生態学を研究していた都鳥は警視庁へ転職し、数年後、43歳にして捜査一課の刑事となる。正義感の強い28歳の安永刑事と組み、何とも扱いづらい、年上の新人刑事とのコンビが誕生。論理的思考で捜査に当たる風変わりな都鳥と熱血漢の安永は、時にぶつかり、時に助け合いながら犯人に迫る。オシドリ夫婦で有名な料理研究家の助手が殺されていた。研究家には100%のアリバイがあったが?最初に犯罪を見せてしまう『刑事コロンボ』型。観客の方が一足先に犯罪を知ってしまい、優位に立てるぞくぞく、わくわく感がある。三上博史さんは『平清盛』の鳥羽院役ですっかり全国的に有名になってしまった。独特の癖があるけれど、うまいのは一目瞭然。今回もコロンボよろしく観客だけが知っている犯人の元に足しげく通いながら、犯人のミスを誘ってゆく。高橋さんは私は見てなかったのですが朝ドラ『梅ちゃん先生』の個性的な恋敵でこちらも全国ネットで有名になった俳優さん。三上さんとのでこぼこコンビがぴったり。安永刑事を演じる笹野高史さんの細かい演技も笑いを誘います。一方で安永刑事をもっともらしい理由で説得しながら、片方で常に時計を気にしてる、というような。ゲストで出ていたのが安田さん。安田さんは昔篠原涼子の『ハケンの品格』で脇役を張ってたのですが、最近売れてますね。映画『たとえ世界が終わっても』で心優しい二枚目を演じていましたが、ああ、ゲストとして結構主役に近いポジションまで来たんだな~と感無量。そういえばこのお二人はドラマ『風をあつめて』でも夫婦役として共演していましたね。この時も中越さんの方が強気な妻っぽかったような。最近NHKのプレミアムドラマや土曜ドラマを見る機会が多いです。NHKがドラマに力を入れてるからなのか『平清盛』を見て「おっ、この俳優さんうまい!」と思って見始めたからなのか。三上さんはエキセントリックな鳥羽院を演じていて、どんな奇抜な行動をしても、説得力がありました。松山ケンイチさんも視聴率ではいろいろ言われていますが、うまい俳優さんだと思いますよ。20代そこそこにしてあの貫録は凄い。海外ドラマ一辺倒だったのですが、大河をきっかけに国内ドラマを沢山見るようになりました。第二話【女はドレスに罪を隠す】ゲスト出演夏木マリ 黒田福美 石田法嗣 加治将樹 著名なファッションデザイナーである真沙美は、自らの会社の共同経営者である和子から引退を勧告されていた。かつて一世を風靡した真沙美だったが、いまではそのセンスは時代からずれ、服の売れ行きは落ち込んでいたのだ。真沙美はデザイナーとしての地位を守るために、ある完全犯罪を実行する。栗山千明演じるマコリンが全話に登場するのでしょうね。実は第五話に絡んできたりして…というのは深読みでしょうか。オープニングなんかは古畑任三郎を意識しているのかな。先輩として振る舞おうとしながらも、いつも都鳥にいいように使われてしまう安永という関係性をアバンタイトルで紹介するのは定番になるんですね。今回は“飴玉をどっちの手に持っているか”という子供だましみたいなテクニックに騙されて、なぜか上司でありながら書類書きをしなけれないけない安永刑事でした。最後にこの種明かしがされますが、案外悪い人ですね、都鳥刑事>いつも気易く実験対象にされてしまい、その度に犯人からはバカにされてしまう安永刑事を朝ドラ『梅ちゃん先生』でカッコイイ役を演じた高橋さんに敢えて演じさせるのはこのギャップを楽しませるためと勿論役者の芸幅の広さを見せるためでしょうね。彼を手玉に取る笹野さんの小芝居に毎回笑わされています。安永刑事はワトソン、都鳥はホームズ。都鳥と犯人達の台詞による応酬がメインになってくるので、長台詞が続くと大変だろう。「最後にもう一ついいですか?」と聞くシーンは、刑事コロンボとかの影響を受けてるなと感じます。古畑でもありましたし、やはりコロンボは後の刑事ものに与えた影響が大なんですね。今の製作世代がコロンボを見てるんだろうか。それにしても二作続けて死体移動によってアリバイを作るというパターンが続いてますが、次回はどうなるんでしょう?このドラマのブログに写真へのこだわりが描かれていましたが、確かに第一話、第二話とも写真が登場しますね。第一話はおしどり夫婦だった幸せだった頃=過去の象徴の写真。その写真を見て、何でこうなってしまったのかを妻が悔いるきっかけになっています。第二話では、やはり仲の良かった経営者とデザイナーの写真が事務所に飾られていますが、今では「あなたのデザインは古い」と経営者がデザイナーを切り捨てる犬猿の仲になっていた。さて、第三話はどんな写真が登場するのでしょうか?第三話【偽りのメロディ~完全犯罪を調律せよ】ゲスト出演山口馬木也 佐藤仁美 木南晴夏 趙たみ和 音大のピアノ科准教授・小岩井には学長の娘である愛子との結婚話がもちあがっていた。長く付き合っている歌手・梓と小岩井は別れようとするが、彼女はそれを受け入れない。手を焼いた小岩井は自殺に見せかけて梓を殺害する。都鳥は自殺と見えた梓の死が仕組まれた完全犯罪であることを見抜き、それを切り崩していこうとするが…。作品中でも流れますが、山口馬木也さん演じる小岩井の髪形は、ベートーヴェンを意識してますね。そして彼の元恋人役・梓は『平清盛』で後白河法皇と対立する以仁王を支援している八条院を演じる佐藤仁美さんが扮し、作中で歌も披露していました。『平清盛』に出演していた出演者がもう一人。義朝の木昇り指南役&固い絆で結ばれた主従・鎌田政清を演じた趙たみ和さん。梓の熱烈なファンとして最初は憔悴した姿で登場しますが、ラストはぱりっと決めてきます。大河ドラマ出演陣が結構多いドラマですね。今回例に挙がっていたのは海ガメ。海ガメの涙は空涙である、として小岩井の見せかけの悲しみを追いこんでいくのですが、第三話は同時に安永のトラウマ克服の回でもありました。最初に服を汚されたことを根に持っているような口ぶりでしたが、都鳥の意図は本当は先輩刑事を励ますことにあったのか?言葉では本心を明かさない都鳥は、ちょっとした微笑で「ああ、やっぱりそうなんだな」と感じさせるのみです。それにしてもNHKでこうやって犯人を心理的に追い込んでいく刑事ものは新鮮です。最近バラエティ番組が多かったからでしょうか。第四話【僕が傑作を書く時】ゲスト出演中尾明慶 落合モトキ 松尾れい子 野間口徹 松尾諭 漫画家の船木はじめと黒田明は、ストーリーと作画をそれぞれが分担する若き漫画家ユニットとして大成功をおさめていた。敏腕編集者の柳沢が黒田に独立を勧め、彼は柳沢と一緒に活動していこうと決意し、船木とのコンビは解消されてしまう。船木は柳沢を殺害し、犯人が黒田であるかのように擬装する。都鳥は複雑な犯行を読み解こうとし、そして…。脇役にしては濃すぎる部屋長がアヴァンタイトルに登場。トトリ刑事のプライベートが一部公開(なんと既婚!)。ここで安永刑事が「そんな事を今まで言わないなんて水臭い。自分に心を開いてくれてない。」となじると「何でも言えばいいわけではない」とトトリが反論。実はこの言葉が事件のキイワードとなっています。今までの犯人(売れっ子料理研究家、デザイナー、指揮者)に比べて、今回の犯人は年齢層が若い。だから短絡的で計画は考え抜かれた割には穴だらけ。あまりにもうまく行きすぎるなぁと思っていたので、結果はやはり、と思いました。いつも犯人にはどこか救いが残されていましたが、今回は、先に挙げた「全てを明らかにすることがいいとは限らない」が悪い意味であたってしまう、ほろ苦い結末になってしまいました。最終回のゲストは山本耕史さん。何と!鳥羽院と藤原頼長が共演?などと『平清盛』繋がりで考えてしまいますが、勿論、二人とも全く別の顔で現れるのでしょう。トトリ刑事と安永刑事のバディはどんどん馴染んできていますね。相変わらず実験と称して安永刑事をおちょくっているとしか思えないトボケたトトリ刑事がいい味出してます。続編を希望する声も上がっているようですが、さて、どうなりますことか。第五話【二人の絆~実験刑事が最後に見たもの】ゲスト出演竜 雷太 鶴見 辰悟 山本 耕史 角替 和枝大手の音響機器メーカーの社長である石峯公一郎は、腹心の部下・和田の裏切りで社長職を解任される。興奮した石峯は和田につかみかかろうとして転倒し足を骨折、車椅子での生活となる。老齢であり、リハビリをしようとしない石峯は常に車椅子に乗っていたが、それこそが人目を欺くための彼の策略だった。一年後、石峯邸の1階で和田は殺され、その時石峯は2階の自室にいたと言い張る。都鳥の最後の推理がはじまる。ラストとあってゲスト陣が豪華ですね。冒頭に挙げた山本耕史さん演じる羊谷くんは、尊敬する都鳥教授を「くん」呼ばわりする安永刑事にいちいち絡んでいておかしい!「自分がそう呼ぶよう頼んだんだ」という都鳥の返事を聞いても、まだ釈然としない様子です。安永刑事は、二人の親しげな様子に寂しそうな表情を浮かべていて「この事件が終わったら都鳥くんは大学に帰ってしまうんだろうなぁ」と感じているのがありあり。ドラマ内アイドルのマコリンが秘密発覚した事件にかこつけて「ずっと秘密を隠し続けるなんて辛かったでしょうねぇ」と言う都鳥にむっとする石峯。でも今回の犯人は、なかなか落ちません。さすが『太陽にほえろ!』でゴリさんを演じただけあります(関係ないか?)。でも、そんな彼に証拠となるあることをさせたのは、息子への愛だったと言うところが、このドラマらしい点ですね。悲しい事件ですが、全ての動機に愛がある。譬えそれが報われなくても。このシリーズ、最後は犯人の自白に拠るところが大きい。ただ今回の場合も、殺害現場の目撃者はいないし、怪しい行動はあるものの、決めてとなったのは和田が歩けるかどうかというその点のみ。都合よく犯人が負けたと察して自白するけれど、現実はそうそううまくはいかないでしょう。肝心のコンビ解消については、すわコンビ解消か?と思わせてほっとさせ、そしてまた逆転。続きがあるようなないようなラストでしたね。掲示板には続編希望の意見も寄せられていますので、出演陣の都合次第でしょうか。土曜ドラマ初の続編シリーズ誕生か?【送料無料_spsp1304】【送料無料】NHK VIDEO 実験刑事トトリ Blu-ray BOX/三上博史[Blu-ray]【返品種別A】Joshin web CD/DVD楽天市場店
November 4, 2012
コメント(0)
職場でリーダーを務めていたチームで、とても仲の良い男女がいました。片方は40代の独身男性、片方は40代の既婚者女性で大勢子供がいます。最初のうちは「えらく仲がいいなぁ」と思っていたのですが、周囲から「ねぇ、あの二人はつきあってるの?独身なの?」と聞かれるようになって、どうやら親密な関係を醸し出しているらしいとわかりました。私はどうやらそういう男女関係に疎いようです。若い頃は、不倫なんてとんでもない!と思っていましたし、社内で少なからずあったカップルにも結構目くじらを立てていました。でも、今となっては所詮他人事として見ています。恋愛なんて他人が口を出すことではないし、私はそのチームを離れているので、何かトラブルを起こさなければいいなぁと思っています。やはり皆さんはいやな思いをされるのでしょうか。自分の年齢にもよるかもしれません。一時マスコミで大きな話題になり、未婚の母となった“筆談ホステス”のドラマを見ました。出演笹野 高史 井上 順 田中 好子 北川 景子 戸田 菜穂 手塚 里美青森県で生まれた里恵は、一歳の頃に髄膜炎という病気で耳が全く聞えなくなり、成長してからは、厳しく育てようとする母親に反抗。学校には友達がおらず、居場所をなくしていた。兄・悟志は、そんな妹をいつも温かく見守り、心の支えになろうとしていた。生きる目的を見失いがちな里恵だったが、ある時、クラブのママ・杏子に出会い、入ったクラブで、「筆談」で接客することを覚え才能を開花。紆余曲折の末、里恵は「日本一のホステス」になるために、生存競争の激しい東京・銀座を目指すことに。里恵の持ち味は、青森弁で「じょっぱり」と呼ばれる気の強さと心の優しさ、そして「文字の美しさ」。いつしか「銀座NO1」とも呼ばれるまでになった彼女だが、青森で別れ、お互い気持ちがすれ違ったままの母親のことが、心の奥ではいつも気になっていて・・・。最初と最後に本人が登場し、今も活躍している姿を映像で見せる。今は亡き田中好子さんが、ヒロインの母親役に扮して、娘を厳しくしつけようとするあまり、かえって娘を遠ざけてしまう不器用さを醸し出していた。ハンデを持った娘を気遣うあまり、「何でも一番になればいい。そうすれば、皆が認めてくれる」と言った母親の言葉に縛られて、がんじがらめになったヒロインが、一旦道を謝りそうになるも、“自分を認めてくれた存在”の支えをバネに、ホステスの憧れの存在である銀座を目指していく。一種のサクセスストーリーでもあり、家族愛もテーマである。家長たる父親の影が薄いドラマであるが、思いあっていながらも素直になれない母と妹を、間に立って結ぼうとする兄のさりげない優しさが光る。筆談ホステス [ 北川景子 ]
April 19, 2012
コメント(2)
原稿をあげてしまい時間があったので、文化庁芸術祭参加スペシャルドラマ『初秋』を見ました。長野でワインの製造販売をしている松原辰平(役所広司)は、20年前に妻を失い、以来男手ひとつで一人娘のあさ子を育ててきた。そのあさ子が結婚してニュージーランドへ行くことになり、松原は空虚な心と折り合いが付けられずにいた。 結婚式から帰ってきた松原は、作家で友人の重宗の誘いで京都へ。そこでもう一人の友人山辺から、娘ベー子(中越典子)が夜怪しげな高級クラブに通っていると相談を受ける。没後20年を迎える国民的作家井上靖の「凍れる樹」が原作で、途中小津さんの映画『晩春』が出てきます。娘との鬱屈と、長年付き合ってきた女性に別れを告げられたもやもやした気持ちを抱えた松原が友達と会ってぐだぐだして、友人の娘にアプローチされても、てんで積極的でなくて…全体に起伏のない静かな物語でした。役所さんがドラマなんて珍しい、監督誰だろ?と思ったら映画でも彼と組んでいる原田真人さん。うーん途中に出てくる『晩春』に主役の二人が扮したり、能舞台を見ている場面が出てくるのですが、そこと本筋がうまく繋がっていない冒頭15分くらい見逃しているのですが、どうしてべー子が高級クラブに出入りしているのかもわからなかったし、「15歳に会ったきりの彼女をずっと思い続けてきた」という事実も、言葉だけなんですよね。もしかしたらその思慕の部分を『晩春』の笠智衆と原節子の関係に託して告げたかったのかもしれないですが、その映画知らない人には分からなかったんじゃないかな?そして能舞台と『晩春』の空想場面とべー子が小津映画を講釈している場面がクロスカットで登場するのですが、このクロスカットが何を意味しているのかがわからなかったです。べー子が夜な夜な遅いのは、真っ当な仕事をしていたからだよ、と言いたかったのだろうか?そもそも、能とこのドラマの関係って?能の演目がこのドラマの主題と関係があるの?様々な謎が残されたままになってしまいました。ただ、初秋の京都の風景は美しかったし、それぞれの登場人物は自然でした。岩松了さんとか、でんでんさんとか。最近日本のドラマを見てないので、理解力が落ちてしまったのかな…
October 9, 2011
コメント(0)
全77件 (77件中 51-77件目)