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September 28, 2026
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怪物を捕らえる者は 刑事オリヴァー&ピア・シリーズ (創元推理文庫)
Monster
ネレ・ノイハウス

 「怪物とたたかう者は、そのとき自分が怪物にならないよう用心するがいい。長いあいだ奈落をのぞいていると、奈落のほうもお前をのぞき込む」は、ニーチェの『善悪の彼岸』の有名な一節である。

 自身は正義を行っている。だから悪事を行ったものを責めてもよい。彼らは責められるべきだし、何をされてもいいはずだ。究極は、そのような思いにまで至ってしまう。しかし、一方で、法によらない裁きを行えば、自身が犯罪者になってしまう。それは、一つの犯罪者を葬ることになっても、罪を罰していることにはならない。

 理屈では皆わかっているが、いざ当事者となれば、理性が飛ぶ。道具まで差し出されれば、つい引き金を引きたくなる。この怪物を殺せるのは私だけだ。しかし、今その怪物を葬ろうとしている自分もまた、第三者からすれば、怪物に見えているのではないか。

 オリバーとピアは、警察にまで入り込んでいた制裁組織に対応しつつも、真犯人を探し続ける。ピアは母親の認知症が進み、仕事との両立に悩み、ある決断をする。新メンバーも加入して、本シリーズはこれからも続きそうだ。

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最終更新日  September 28, 2026 12:00:05 AM
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