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November 28, 2025
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みなさんこんばんは。韓国の俳優イ・スンジェさんが逝去しました。遺族によると、故人は11月25日未明に息を引き取り、享年91歳だったそうです。数々の韓国ドラマに出演した俳優です。今三谷ドラマで上演されているシェイクスピアの戯曲を紹介します。

新訳 冬物語/シンベリン​
The Winter's Tale/Cymbeline
ウィリアム・シェイクスピア
KADOKAWA

『冬物語』
 前振りとして、シチリア王レオンティーズとボヘミア王ポリクシニーズが幼い頃からの大の仲良しであること、ボヘミアの方がシチリアより貧しいことが第三者の噂話という態で明かされる。この友情が類なきもの、と思わせて、次の瞬間あっという間に崩れていく。
 早く国に帰りたい!と聞かないポリクシニーズが、シチリア王妃ハーマイオニの懇願で、「じゃあ、もう少しいようかな」と心変わりした。それからというもの、レオンティーズは妃ハーマイオニとポリクシニーズの密通を疑い、どんな仕草も二人の浮気に見えて仕方がない。貴族カミローにポリクシニーズの殺害を命じるが、カミローはポリクシニーズに逃げるよう告げる。これでますます嫉妬の炎を燃え上がらせたレオンティーズは、妊娠中の妻を投獄し、生まれた赤子を捨てるがよう命じる。『オセロー』では意志を持つ第三者イアーゴーが敢えて嫉妬心を煽っていたが、レオンティーズは自身でどんどん妄想を膨らませていき、周囲の諫言を聞き入れない。

 そして数年後、鄙には稀な美貌で、花の女神フローラにも例えられる(三谷幸喜ドラマに登場したのはこの時の台詞)女性パーディタが現れる。次世代の恋愛によって親世代の確執が救われる過程は『ロミオとジュリエット』の逆。


 これもまた嫉妬から始まる話。
ブリテン王シンベリンの王女イモジェンは、幼馴染みのポステュマスとひそかに結婚。しかし、娘を再婚した王妃と先夫の息子クロートンと結婚させたかったシンベリンはそれを許さず、ポステュマスを追放。イタリアに渡ったポステュマスに、ヤーキモーが賭けを提案する。自分ならイモジェンを口説けると言うのだ。ポステュマスはイモジェンの貞節を信じて、賭けに応じる。ヤーキモーは早速ブリテンに渡り、ポステュマスがイタリアで女遊びをしていると嘘を言うが、イモジェンはポステュマスを信じる。ヤーキモーは賭けに勝つため、鞄の中に隠れてイモジェンの部屋に忍び込み、部屋の造りの詳細とイモージェンの胸の痣を見る。そしてイタリアに戻ると、ポステュマスに誘惑が成功したと嘘をつく。

 最後は戦争。こちらも事がどんどん大事になる展開。しかし、いわゆる悪者が最後に罰を受けるため、観客にとってはめでたしめでたし感が強い。冬物語よりは勧善懲悪的意味合いが強い。

 しかし二人の王女様、やんごとなき生まれなのに苦労しますな。


新訳 冬物語/シンベリン (角川文庫) [ シェイクスピア ] ​​ 楽天ブックス






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最終更新日  November 28, 2025 12:00:08 AM
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