2007.01.17
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学園 水戸黄門 第四話

 「ところで格野センパイ、例の件、どうだった?」
「ええ。何件かそれらしい噂はありますね。でも、まだルートとか黒幕とかの具体的な情報は得られてませんね」
「体育科のパワー系の競技の部の奴らは結構使ってるらしいぜ」
突然現れたのは先程のもうひとりの方、助川三郎だった。
「おまえは相変わらず女好きだなぁ。お嬢の前だぞ、少しは立場をわきまえろよ」
 助川は堅物の格野と違い、女好きであった。今回テニス部に入ったのもテニス部の練習が女子と一緒だからというものであった。もともとこの二人はスポーツに関しては万能で、どのスポーツをやっても日本代表レベルの成績は修められる力を持っている。格野が剣道部なのは武器を持ち歩いていても不自然ではないという理由からだ。
「ヘイヘイ。そうは言っても、今の情報はさっきの女の子たちからゲットしてきたんだぜ。バカにできないとは思うけど」
「確かに。そうよねぇ。いつも思うけど、思いも寄らない情報が入ってくるものねぇ」

「それはそうと、先程の連中はなんですか?」
 格野の問いに光子はマチ子に聴いた今までの経緯を話した。

「ガタイのいい取り巻きを連れた、越後屋麗子か。今回の件に無関係とは思えんな」
「だろー、パワー系の部のやつらってぴったりあてはまるじゃん」
そうなのだ。助川の情報はやはり侮れない。これには格野も納得しないわけにはいかなかった。
「私は放課後マチ子から麗子の情報を聞き出すことにするわ。二人もそれぞれ情報収集してみて」
「わかりました」

つづく


ってな感じです。
なにかインボーの匂いがしてきましたねー。

あと、体育課を体育科に修正しました。





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最終更新日  2007.01.17 11:10:27
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