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うちの たあさんはせんげんしますママァおトイレいってきますよー?ちゃのまからあるいて四、五歩ですがとなりまちまでいくようなおおごえでいいかなー?いってきますよー?わたしは目の前におりますのにおおごえで せんげんしますたった四、五歩ですしただの おトイレなのですがこれがけっこうたいへんなのですじゃいきますよー?よごれたらたいへんだァとまず うわぎをぬぎますどうしてかシャツまで ぬいで肌着も 脱いでかならずわたしに わたしますつぎに ずぼんを脱ぎパンツも 脱ぎますでも くつしたは ぬがないぜったい ぬがないうんちが おちたら足がよごれるからわたしはコーヒーを のみながらつとめて やさしくほほえんで みていますおトイレの戸がぱたんとしまってなかからはまず お歌が きこえますだれかと やりとりするようなセリフも ときどききこえますたあさんのトイレミュージカルの始まりですわたしは気づかないふりでコーヒーをのみながらふと こんなことをいのりますこれをお嫁さんが来た30歳になってもやるうんめいなのならこんなことなど気にしないおおらかで ユーモアのわかるおよめさんがあなたに おとずれますようにこれを 孫ができた90歳になってもやるうんめいなのならこんなことなど気にしないやさしい子供や 孫があなたのそばに いますようにねえーママァ でたーー!というひとこえでわたしは いのりから覚めてあなたのおしりをふきにいすから たちあがりますのこったコーヒーを あわててのみほしていちごのへたをとるたあさんリンクフリーご利用は計画的に
Mar 1, 2011
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かずは一からはじまっていくつまで つづくのだろうたしかめたく なるのはだれにも たしかめられないからかぼくには かずがじぶんで じぶんをかぞえているように おもわれるうちゅうが はじまったその日に一から かぞえはじめていまでも ずうっとまだ まだ これからだと おもってだれも いないなんにも ないうちゅうの まん中に すわってなんで そうせずにはいられないかをひとり かんがえつづけながら・・・============================一からはじまる世界は無限大に広がってゆきますがそれでは「0」ってなんだろう、っておもうことがあります。そもそも「0」とは 感覚なのかなあ・・・と思ったりします。この感覚は 人間だけにあって本当は「0」は 存在しない とか。だって存在しないものからはなにも生まれないからもともと「0」なんて人の考えた 空想の世界の話でもしかしたら未知の世界への 憧れなのかも?なんてかんがえていたらせっかくのどようびが眠れなくなりそうです。あ~~だめだめ今日の睡眠はすごく大切な時間です。一週間で 唯一時間を気にせず明日の朝を迎えられて目覚まし時計で飛び起きることもなくNHKの日曜美術館が入るまで布団でゴロゴロしてときおりうれしさのあまり毛布で顔を隠しむっふっふ~~♪と きもちわるく わらったりできる至福の時です。 ポッチーといっしょにおしいれでねむるたあさんリンクフリーご利用は計画的に
Feb 19, 2011
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いつものすいようびのことですがわたしのもっていったおひるべんとうを たべたあと主人は じむしょのローテーブルに あしをのせかるく ひるねをはじめるかならず そこへがっこうから かえってきたいちねんせいの たあさんが「もおっ またかっ」と しかる「テーブルに あしを のせちゃ だめなんだよ、」「うるっせえなあ」いつものやりとり が はじまるわたしは たあさんへ いう「たあさんが がっこうで できないことは おともだちみんなが できて あたりまえでしょう? たとえば おくつを ふまない とか たとえば どっちぼーるが あたっても いってぇなあ! と ほんきで おこらない とかね? だけど たあさんは なかなか できない。 パパだって いつも たあさんが だめって いうこと やっぱり おとなになっても できなかったりするの。 ママもね すぐ おこらない っておもっても 30ふんくらいは なんとか がんばれるけど でも すぐ わすれて おこっちゃうの。 なかなか できないのよ。 できないことは あちこちに たっくさん しゅつげんするけど ね、 みんなが やっぱり だめだめの だーめなのかな。」たっくんはうーーん とまんがのようなうでくみをするそうしてわたしがたっくんをゆるすときのあの せりふをいうおぼえているのね「 わざとじゃ ないんだよね。 できないんだよね。 がんばっても わすれちゃって やっぱり できないんだよね。 しょうがないか。 ね? パパ こんどは がんばろう」 パパは だまりこむ。できることと できないことふつうだとおもっていたこと そうでないことあたりまえに できることあたりまえでも できないことどうしようもないこと線の ひきかたは どこにあるのかたっくんは いう 「きょうね がっこうでね ずっと おはなししていたら おこられちゃった ちゃんと ひとのはなしを ききなさい、だってさ ぼくはさ きっと はったつしょうがいだから はなしはじめたら おわるまで とめられない って せんせいに はなしたの。」わたしはそのときみていたこっかいちゅうけいをゆびさして いったあの おじさん おばさんたちはねこくみんのとうひょうでえらばれた えらい おじさんとおばさんなんだけどねほら、みてあんなえらいおじさんもおばさんもあんなおとしになってもひとのはなしをきけずにやじばかり とばしますたあさんわかいとか おとなとかえらいとか いっぱんとかふつうとか はったつしょうがいとかそういうことでは ないのひとのはなしをききなさいの うわがわにはおともだちのおはなしをきいてあげようとおもうにこにこな やさしいこころが かくれているあなたのこころにはやさしいこころが あるからママはねあなたは できるとしんじてるただちょっとじかんがかかるだけだからママは またなきゃ、っておもってるあなたの かわりにたくさんのひとたちにせつめいするかくごもうまくできないごめいわくをせいいっぱいあやまるけっしんもすぐよういできなかったけどなんとかととのいましたわたしのまえに たちはだかるこの ふつうというみえない がんじょうわたしはむすこを そだててさらにわからないでも いままつことはしんじることとつながっているというしんじつは たしかにわたしたち かぞくにひかったのだごろごろしながらテレビをみるたあさんリンクフリーご利用は計画的に
Feb 18, 2011
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東京では公衆浴場が十九円に値上げしたので番台で二十円払うと一円おつりがくる。一円はいらない、と言えるほど女たちは暮らしにゆとりがなかったのでたしかにつりを受け取るものの一円のやり場に困って洗面道具のなかに落としたりする。おかげでたっぷりのお湯につかり石鹸のとばっちりなどかぶってごきげんなアルミ貨。一円は将棋でいえば歩のような位でお湯の中で今にも浮き上がりそうな値打ちのなさ。お金に値打ちのないことのしあわせ。一円玉は千円札ほど人に苦労をかけず一万円ほど罪深くもなくはだかで健康な女たちと一緒にお風呂などにはいっている。==========================今度生まれ変わったら一円になるのも悪くないなあ・・・と思う詩です。笑でも、一円のお釣りはいらないよ、といえる余裕のないという女たちは20年前の両親と重なってしみじみともするのでした。今は あの頃の苦労が実って両親ともに仲良く暮らしていますが。=================================今日は たあさんの支援カリキュラムデビューでした。何度か 担当のコーディネーターさんと面接をしてたあさんが 彼女を気に入ってくれたので学校が終わってから 週2回通います。たあさんタイプにあった教育を進めるための環境づくりをした上で自分らしさとは なにか、を導いてゆく場所を 作るのが目的です。療育センターでの テストの結果彼は 今の教育システムに多く導入されているドリル形式を受け入れることはとても困難だとわかりました。それを踏まえてワード形式を導入しより専門的な教育環境を入れて彼の特質にあった教育を進めてゆくためです。彼のために私がたっちゃんと話し合って自分たちも 形式にこだわらず純粋に 学ぶことの楽しさを一緒に体感しながら生活をしてゆこう、という 目標を立てました。普通の人生はどんなに努力してもはみ出てしまうでしょう、と児童心理専門の精神科医に言われたときはお先真っ暗な気がしましたがなんのそのわたしと 主人は今までの自分たちこそ果たして 普通と言えたのだろうか?と 話し合うことから はじめました。そうしてたあさんが 彼らしい独特さでしか生きられないのなら自分たちも 怖がらずに独特になってしまおう、と結論付けました。これから わたしたちは受験を考えない、本当の彼の才能を彼と見つけてゆかなければいけません。たくさんの 専門家たちの経験と知識に 協力して いただいて。ごはんのあいまにのびする たあさん リンクフリーご利用は計画的に
Feb 7, 2011
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ずっと家にいてひさしぶりに ネットできたので数日前ネットショッピングをしていました。インフルエンザで痛んだ喉にホットミルクばかり飲んでいたとき。カフェオレボウルにはすこし多すぎるホットミルク。なにか、よさそうな容量がはいる、ホットミルクをいれると幸せそうなカップはないかなあ・・・と探していたら自宅にあるカップの一回り大きいものを 発見!!おもわず、ポチッと押していました。笑銀行振り込み希望にしていましたがインフルのため、代引きに変更のお電話を入れ午前中 届きました。早速・・・たあさんと一緒に食後のホットミルクタイム手になじむ大きさです。マット仕上げなのですべらず、吸い付く感じがあります。加藤さんの器は しのぎのはいり方がふんわり やわらかいショップからの納品書にはインフルと聞いてお気遣いの 一言が。心が なごみます。電話の対応も ご丁寧でした。土の記憶余談・・・薬に対する牛乳の過剰摂取注意はカルシウム摂取が関係あるのでしたっけ?薬は 最初にイナビルを吸入しただけで もう投薬はありませんでした。あっ、そうだ高カルシウム摂取禁忌ってたしか 抗凝血薬とかだよね、あとは喘息のお薬だけだけど喘息の薬はカフェインに気をつけるだけであとは・・・大丈夫よね?またまた ネット検索しよ・笑リンクフリーご利用は計画的に
Feb 5, 2011
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亜麻色の霞の中へ頭を突き出して歌っていると隣の箱からゲランの香りが立ちのぼる幻の太陽がふるえているうちにコントラバスの音に交じって水差しがいっぱいになる古風な窓をたたく貧しげな風の手スープはもう煮えたかしらにぎやかな小鳥の口笛が悲しいほど美しくスプンの中で鳴りひびく愛情が触れあう時のように生々とした世界がうっとりとお皿に映る朝毎にこぼれてくる平和とは煙りのように軽やかなものだったそして私のポケットをふくらませる戸棚の上で次第に汗ばんでくる菫の花束よ マフラーよ忘れていた幸福がこんなにもまぶしいのは何故だろうすばしこい猫の眼にもう金色の春がのぞきやがてだれの胸にも新しいものが燃えはじめる========================春の始まりはそういえば、こんなふうよね、とポットからの湯気や窓ガラスのくもりやわらかい風を・・・感じる詩です。ここ数日インフルエンザで 閉じこもりの身となり5日目に 暇をかんじるほど体も軽くなって最初に 思い出したのがこのブログでした。息子の発達障害がわかってからあれや、これやと詳しく言えば療育センターや 学校への連絡教育センターでの面接やらで仕事と学校と専門機関とのやりとりをこなすことそれ以外はセミナーへ通う日々すべてアスペルガーというものっていったいなんなの?という疑問への全力投球・・・それだけにせいいっぱいの日々。ひさしぶりに趣味の詩に 眼をおとすきっかけがインフルエンザなんて。笑主婦の王道っぱい生き方に首までつかっている自分が正直、 誇らしくもあり・・・なんだか、ふと寂しいような情けないような気もちらほら。・・・やれやれ。答えや理想を探すことより今、息子のために行動しなければならないことがわたしには あるの、===============最近のたあさんは本当にアスペルガーっぽいところが顕著にでてきました。いえいえ、わたしの学習が 少しだけ実を結び彼の特性に気づくことができるようになっただけで彼は 生まれたときからなにも変わってなどいないのでしょう、わたしがセミナーからの学習によって気づいたところはオセロゲームを一緒にすると彼の手持ちが 黒 だとゲームが強いのに白だと、ゲームがまるきりできなくなる、とか。もうすぐで一年生がおわるのにまだ 半分以上字がよめませんがことわざ辞典に はまりわたしが読むことを全部暗記してしまって結局のところまるまる一冊暗記しておりそういうところがかなり極端に 抜きん出ているとか。学校から帰ってきてねだるのはいつも このことわざ辞典をつかったなぞなぞでしてわたしが「にかいから~~??」と上の句をいうとすかさず、「めぐすりい~!!」とこたえる。わたしが「ひとのふりみてえ~~??」と上の句をいうとすかさず、「わがふりなおせ~!!」と元気に答える。これが彼の彼たる原点であり彼の 最大の強みであって彼の 最大の壁にも なりうる、という現実がわたしにも 理解できるようになってきました。コーディネーターの先生の話によれば「おかあさん たあさんは トムクルーズみたいですね~♪ トムクルーズも読むのが苦手で 耳で台詞をおぼえるんですよ~♪」・・・と、とむ・・・くるーずとな?・・・わたしは 多摩地区の・・・とむくるーずをうんだのですか?・・・毎日こんな風な・・・生まれてはじめての・・・ちくはぐをまじめに考える日々を・・・必死でおよいでいます。・・・たあさんの後姿に早く追いついて・・・しっかり抱きしめてあげたくて。うたたねするたあさんリンクフリーご利用は計画的に
Feb 3, 2011
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酒を飲みユリを泣かせうじうじといじけて会社を休みいいところはひとつもないのだ意気地なし恥知らずろくでなしの飲んだくれわれとわが身を責める言葉には限りがない四畳半のしめっぽい部屋のなかで立ち上がったり坐ったりわたしはくだらん奴ですとおろおろとむきになっていまさら誰に訴えようそうかそうかと誰かがうなずいてくれるとでもいうのかもういいよいいよと誰かがなだめてくれるとでもいうのか路傍の乞食が私は乞食ですといまさら声を張りあげているようなみじめな世界しめっぽい四畳半の真中で僕はあやうく立ち上りいそいで洗い場へ駆けてゆく小さなユリのシュミーズを洗いパンツを洗い誰もいないアパートの洗い場で見えない敵にひとりいどむ水は激しく音をたてて流れ木の葉は梢でかすかに風にうなづく==============================生まれつき はみでた者の染みでる悲しみは いつも 背中合わせぬぐってもぬぐっても染みでるものの増すばかり秋の風が こんなに秋の空が あんなにおもいがけないのにわたしは しみでることにせいいっぱいになっているしみでることだけで すべてになる リンクフリーご利用は計画的に
Oct 2, 2010
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御本のなかにや、たくさんの、花の名まへがあるけれど、私はその花知らないの。町でみるのは、人、くるま、海には舟と波ばかり。いつも港はさみしいの。花屋のかごに、をりをりは、きれいな花をみるけれど私はその名を知らないの。母さんにきいても、母さんも、町にゐるからしらないの。いつも私はさみしいの。寝かせばねむる、人形も御本も、まりも、みなすてていま、いま、私は、行きたいの。ひろい田舎の野を駆けて、いろんな花の名を知って、みんなお友だちになれるなら。=================================独身時代に フラワー装飾技術者だったのは色々な花の名前を知ると世界が美しいものや個性的なものでたくさん埋め尽くされていていたるところにあふれていることをいつも 実感できるからでした。人とコミュニケーションをとるより物言わぬ花や自然とのふれあいからひとつの真実を感じ取ることに敏感な人はたしかにいます。それが 幸せなのか 孤独なのかかみしめることが わたしは すきです。でも わたしはみすずちゃんのようにすべてを捨てて 花を探すことを消して希望しない日々を送ってきたように思います。なぜなら私自身のなかに生まれたときからたったひとつのお花をもっているから。どなたのなかにもひとつの かけがえのないお花をひとつ みつけようとおもって毎日をすごしてきたから。わたしは どんなときでもわたしのこころが 澄んでいればそれぞれのひとが ひとつづつそっと やさしくかかえている美しい花に であうことができるリンクフリーご利用は計画的に
Sep 15, 2010
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ふしぎねおざわせんせいからたあさんのはったつしょうがいをつげられた ひあなたを うんだこたえがおざわせんせいのおかおにかいてあるようでママは せんせいのめをまっすぐ みましたじぶんでもおどろくほどうろたえずにじつとみましたでもいえに かえってしんだんしょを よむとママは くずれてしまってあなたはそっとなでてくれましたあなたのくろうをママははっけんできずにせんせいにおしえてもらいましたけれどあなたをうんだあのひ よりいまのあなたへのありがとうをママはだきしめていますいまあなたはここに いるありがとうリンクフリーご利用は計画的に
Sep 11, 2010
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前回 詩をのせたのがつい最近のように感じるほど忙しくしていました。息子が小学校入学してから2週間で担任の先生から発達障害なのでは?と ご連絡が入り毎日、児童心理専門の 療育センターや病院を 知り合いの伝手を たどりながらあちこち はしごする 日々をすごしていました。息子の 診断結果は軽度自閉症 アスペルガー症候群でした。驚きと同時に専門機関に通うことによっていままでの モヤモヤ感がすっきりと つながりました。やっと、おちつきましてわたしも ある意味腹が決まりましたのでまた、細々ではありますがブログを再開しようと思います。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 10, 2010
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日の光りが注ぐなか薄暗い隅のほうでもひっそりと微笑んでいる生が あるゆびのさきにも いまが あってこころを ふるわせているそれもかみさまなら わたしは うれしいあのひとが そうだわあのひとも かなり いい線庭の辛夷(こぶし)が 春遅い雪の中堅い蕾を そっとそだてている物言わぬけど生き方は 辛夷だって かみさまもしかしたら悟った人間は草木に生まれ変われるあの人が この辛夷かもしれないあの人は この 名もしらない 薄紅のつぼみ積雪に耐える草木からあの人たちの声がするはるには はるをなつには なつをあきには あきをふゆには ふゆを 生きるそれで いいのリンクフリーご利用は計画的に
Mar 10, 2010
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われらはやがて冷たい闇に沈むだろう、さよなら、あまりに短いわれらの夏の強い光よ! ボードレールいま、何時?夢ばかり見つめていた黒い眼と、僕の髪をさぐった指の焼かれるときだ。いま、何時?馬車の鈴ばかり聴いていた小さな耳と、葡萄のような乳房の焼かれるときだ。いま、何時?冒険の林ばかり駆けていたほそい脚と、蜜を滴らした唇の焼かれるときだ。いま、何時?犬ばかり追っていた冷たい鼻と、いい匂いのした頬が焼かれるときだ。いま、何時?おお。夕ぐれの横浜子安火葬場、夏の光りが、生けるものたちの影を長々と敷石にうつす、午後六時!骨をひろう人たちよ、どうか泣かないでください。泣いて鉄の箸に挟んだ昭彦の骨を落としたりしないでください。まだ熱いこの子の骨を、ひとつでもコンクリートの床に落すと、そのひびきが、ぼくの骨に伝わりそうです。骨をひろう人たちよ、どうか泣かないでください。泣いて錆びた箸に挟んだ和子の骨を落としたりしないでください。まだ赤い和子の骨を、ひとつでも靴のうえに落すとその音が、ぼくの骨を折りそうです。しずかな、しずかな、夏の夕方の火葬場、光りが斜に射す窓の向うにある空は、沈黙してひろがっています、ああ、どうか泣かないでください、死んだものたちの影も、あの鰯雲のあたりでおしゃべりして、にこにこと微笑んでいるころかもしれません。どうか泣かないで、骨をひろう人たちよ、泣いて昭彦と和子の骨を、落としたりしないでください・・・・土くれを一握り、ぱらぱらと落す、これで終りだ、とパスカルはいいました。ぼくは シャヴェルで一つの骨壷のうえに、しめった土を落しました。微かな音が、生の終りをつげました。たしかにしずかな郊外の墓地で、そのあと墓堀人夫が思いきりよく、たくさんの土をほうり込みました。さよなら、和子と昭彦よ、さよなら。ぼくは粗末な、新しい木の墓標のうえから、水をかけました。和子よ、この水で気持ちよく乳房をぬらしておくれ、昭彦よ、この冷たい水を、ほそい咽喉をあけて飲んでおくれ。たしかにこれで終りです。百舌(もず)が高い樹のなかから生きのこったものの心臓を裂きました。そよかぜがコスモスの草むらをなでてゆきました。遠くから電車の走る音がきこえます。たしかにこれで終わりました。何が?生けるものと生けるものとの関係が、です。そしていま、この郊外の晩夏の昼、もっとスイートな関係が、死せるものたちと生けるものとの関係が、始まったのです。たしかに、それはスイートな、スイートな、終りのない始まりでした。ウイスキーかジンを、ほんのグラスにいっぱい、飲むと、すぐにぼくは酔っぱらう。そして、すぐに睡ってしまう。笑わないでおくれ、陽気な唄の一つも歌えないからといって。僕ははやく睡りたいのだ。だって暗い夢のなかで、おまえたちに逢えるからね。笑わないでおくれ、冗談の一つもいえないからといって。僕ははやく睡りたいのだ。だって夢のなかには、生のなかよりも充分の死があるんだからね。秋の夜は寂しい。コオロギの声が、僕の睫をくすぐるよ。だから僕ははやく睡りたいんだ。ウイスキーかジンを、ほんのグラスに一杯飲むというわけなんだ。そうすれば、揺れて光るアルコールの鏡のなかで見るよりも、はっきりとおまえたちの微笑が見えるからね。昭彦の栗鼠(りす)のような眼と、和子のレモンのような頬が、闇のドアの向うにのぞくからね。秋の夜は長い。電燈の光りが壁にうつすのは、生きている僕の魂のレントゲン写真だ。すぐに酔っぱらって睡ってしまうからといって、笑わないでおくれ、ほんのグラス一杯でさ。リンクフリーご利用は計画的に
Feb 12, 2010
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愛は定期的な一つの出会い それは「おやすみ」と「おはよう」という挨拶のあいだでわれわれの場所を不安定にする「殻」でいっぱいの影像だ われわれは それ以上何を問いただす頭もなく空腹を 自分たちの唯一の確実な所有とするやがて「時」のシャベルで われわれのために重い砂をすくいあげ凹んだ腹をいっぱいにする「死」を!われわれ貧者にむかって 神の名をむなしいリフレインとするな!われわれは今日 ひとつの言葉を探しあてている者だひとびとをふたたびつなぎとめるひとすじの愛は小麦の堆積のなかにある失われた「あわれみ」だ とリンクフリーご利用は計画的に
Feb 9, 2010
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弟よ おまえのほうからはよく見えるだろうこちらからは 何もみえない昭和三年 春弟よ おまえの二回目の誕生日にキャッチボオルの硬球がそれておまえのやわらかい大脳にあたったそれはどこか未来のある一瞬からはね返ったのだ泣き叫ぶおまえにはそのとき 何が起こったのかわからなかった一九二八年世界の中心からそれたボオルがひとりの支那の将軍を暗殺したそのとき われわれには何が起こったのかわからなかった昭和八年 春弟よ おまえは小学校の鉄の門を一年遅れでくぐった林檎がひとつと 梨がふたつで いくつ?みいっつ子山羊が七匹います狼が三匹たべました何匹残る?わからない わからないおまえの傷ついた大脳にはちいさな百舌(もず)が棲んでいたのだ一九三三年孤立せる東洋の最強国 国際連盟を脱退四十二 対 一その算術ができなかった狂いはじめたのはわれわれではなかったか?昭和十四年 春弟よ おまえはちいさな模型飛行機をつくりあげた晴れた空を 巻きゴムのコンドルはよく飛んだおまえはその行方を追って見知らぬ町から町へ大脳のなかの百舌(もず)とともにさまよったおまえは夜になって帰ってきたがそのときおまえはおまえの帰るべき場所が世界の何処にもないことを知ったのだ一九三九年無差別爆撃がはじまった宣言や条約とともに 家も人間も焼きつくされるわれわれの帰るべき場所がどこにあったか?昭和二十年五月二十四日の夜があけると弟よ おまえは黒焦げの燃えがらだった薪を積んで 残った骨をのせて石油をかけて 弟よわたしはおまえを焼いたおまえの盲いた大脳には味方も敵もアメリカもアジアもなかったろう立ちのぼるひとすじの煙りのなかのおまえの もの問いたげなふたつの眼にわたしは何を答えればいいのか?おおおまえは おまえの好きな場所へ帰るのだ算術のいらない国へ帰るのだ一九五五年戦争が終わって 十年経った弟よおまえのほうからはよく見えるだろうわたしは いま何処で 何が起こっているかよくわからないリンクフリーご利用は計画的に
Feb 5, 2010
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淋しいブイは小さな波をうちあげて不幸な兵士に別れを告げるいかなる悪魔もあのブイをとり去ることはできないぼくの苦しみもぼくの悲しみも永くとどまることはないだろう記憶のなかの港にはいつまでもブイが浮んでいるけれどこの不幸な兵士は悪魔の手におちるかもしれないいつか何処かで死のうと思うまえにもう二度とめぐりあうこともない淋しいブイよ========================灰色の 薄汚れた海にうかぶブイにつかまりながら空を見上げたことがありますか?わたしが見上げたあの夏海と空はすり替わり地球と宇宙が入れ替わっていた事実はデマであったとだれか証明してくれませんか?あれは すりかわっていた、なんてもんじゃないわふれあう際 際ですっかりまじわっていたのでしょう?それを名前をつけて分けたのはどう考えてもわたしと血のつながる人間なのでしょう?リンクフリーご利用は計画的に
Feb 3, 2010
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はねが ぬれるよ はくちょうみつめれば くだかれそうになりながらかすかに はねのおとがゆめにぬれるよ はくちょうたれのために みられている?そして みちてきては したたりおちそのかげ が はねにさしこむようにさまざま はなしかけてくる ほしかげは あおいそらに うつるとしろい いろになる?うまれたときから ひみつをしっているはくちょう は やがてひかり の もようのなかににおう あさひの そむ なかにそらへすでに かたち が あたえられそれは はじらい のために しろい はくちょうもうすこしでしきさい に なってしまいそうではくちょうよ================================この詩を読んだあと私はある場面を思い出しました。小学2年生の冬初めて本物の白鳥をみました。家族で見に行った白鳥の水面をゆく姿が 麗しくてだがよく見ると 薄汚れている首筋のゆるやかに 哀しくてこんなに姿が美しくあっても生き続けるのはしんどかろとおさないこころは ふるえてその場にいた たくさんの見知らぬ子供たちが歓声とともにふりまくパンくずを礼もいわずに ついばみ続けるはくちょうの生きている間続く 空腹がつらくて美しさを上回る生への願いが切実にせまってきてわたしはついぞえさを あげられなくてたちつくしたはくちょうのまえリンクフリーご利用は計画的に
Jan 25, 2010
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ある日、突然、世界中の海が消えてしまった。そして、人々は誰もそのことを口にしなくなってしまった。一体、海はどんなものだったか。思い出そうとして書物をひらくと、どの書物の中からも海という字が失くなってしまっているのだった。勿論、ルーブル美術館の展示物からも大英図書館の海洋写真集からも海に関するイメージも記述もあとかたもなくなってしまっていただれかに話しかけても海について思い出せる人はひとりもなく「そんな沢山の水が、地球から こぼれもしないで存在してたなんて」と笑い出す始末だった。私は、たった一人のときだけ海を夢見独占し、そのことを口に出すというはかない現実を生きながらときどき大きな声で呼びかけてみるのだった。かもめ!================================て ら や ま しゅう じ若き頃口にするだけで耳にするだけでどきどきする存在でした。あの頃の寺山さんとおなじ年頃になって彼のすばらしさが 痛いほどわかります。リンクフリーご利用は計画的に
Jan 17, 2010
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どの大陸も 面変りがして頭だけがへんに澄んでゐる。だが、生きのこったものばかりがこんなに脆いうつくしさをみた。うすい氷でつくりあげたあけぼのいろとゆふぐれいろの大輪な七変化(あじさい)よ。なぜ君は咲いたのだ。いちばんりっぱにひらきいちばんりっぱにこはれるためなぜ、君は咲いたのだ。しかも。アジアの土ぼこりをジープがかき廻すなかで、おちぶれた国土の虱だらけな魂のなかで。===============================新年の挨拶をアップしたと思ったら今日はもう小豆粥の日です。はやいですね。1月10日に40歳の誕生日を向かえさて、これからは勢いでは生きては行けぬ、なにを杖にできるかな、とふと思うことがありました。ゆくゆく、答えが見えてくるでしょう。年はじめの詩集はやはり金子光春さんを読みました。それだけ、私の中では尊敬に値しているのだろうと思います。若き頃40歳なんて人生の70%を終えたようなものだ、と15の春に思ったことをいまさら思い出しています。いざ、40歳になってみるとやっと、自分のスタートラインが見えてきたところでした。若さが持つ、残酷・横暴・思い込みが理解できる年齢になってきました。だからこそこれから対面するであろう自分の息子の暴走に並走できるのかもしれません。(笑)体力ではとうてい及ばなくても経験というキャパを活用です。ブログ更新は日があいてしまいましたが無理のない歩幅で詩と家事・育児・仕事を大切に抱えています。リンクフリーご利用は計画的に
Jan 15, 2010
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あけましておめでとうございます。息子が新型インフルエンザにかかる出来事を抱えながら年越しと新年を迎える準備をしているうちになんとか穏やかに新年を向かえ ほっとしています。今年もよろしくお願いします。さて 昨年中もたくさんの詩人たちとの出会い、そうして目の覚めるような詩集たちとの交流がありました。今年の詩を始める前に少し自分を振り返って書き留めておこうかな。印象に残ったものは茨木のり子さんの歳月での穏やかに熱く燃えていた亡きご主人への思いでありました。伊藤静雄さんの目に浮かぶような風景画的抒情詩でありました。千家元麿さんの臨場感溢るる 人々の動きでした。中野重治さんの思想感も よかった。スタンダードな まどみちおさんや中原中也さん大好きな金子光春さんや吉野弘さんを再確認しながらも 色々新しい詩集の旅を堪能できた昨年でした。今年もたくさんの詩集を彷徨い骨董市にかよう収集家のごとく(微笑)古い詩集にかよい色褪せない詩にめぐり合ってゆこうとおもいます。ことしもどうぞよろしくお願いいたします。リンクフリーご利用は計画的に
Jan 1, 2010
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一人の子供が一つかみの草を私に見せて「草って何アに?」と聞くその子に何と答えたらよいか私もその子以上のことを知らない想うに それは希望の緑織り出せる私の天賦の旗であろう或は神の手巾であろう神が故意に落とした薫りよき贈り物と記念品でどこかその隅に持ち主の名前がありこれが誰のだとわかるのかと思う或は草そのものが子供であって植物の生まれた赤児とも思う或は思う それは広き国にも狭き国にも均しく萌え出て黒人の間にも白人の間にも成長し私が彼らに平等を与え また彼らから平等を与えられる万国共通の象形文字であろうそしてまたそれは墓場の刈り込まれぬ美しい髪とも見えるリンクフリーご利用は計画的に
Dec 28, 2009
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くらがりのなかで樹がたしかに揺れているこまかな葉と葉がたがいに襲いかかりながら昼の間 あれだけ嵐にぶたれたあげく夜もなお騒ぎつづけて休むことを知らないああ どうなることでもないこまかな葉がたがいに掴みかかりまた逃げまどい東を向き西を向きてんでにわめき散らしそして身をよじらせ じっと警戒しあったり・・・くらがりのなかだからぼくの眼がよく見えるぼくの耳がよく聞こえるどうなることでもないからかぎりないくりかえしとはてしのない浪費がぼくを疲労させる 樹がたしかに騒いでいるやがて暁がきて風の止むときそしてぼくが眠りに落ちるとき樹は物言わず成長するだろうリンクフリーご利用は計画的に
Dec 27, 2009
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急いで家へ帰つてくる途中でもう暗かつた。妻に出会つた。二人は用を話し合つた。妻は自分に子供を注意した。成程。見れば妻の顔のうしろにねんねこの蔭にしつかりと窮屈な位包まれて、枝のなつた果実のやうにかつちり引きしまつた小さな顔が、黙つて笑つて居た。例へやうもない可愛ゆいおとなしい顔よすつかりいい気持になつてゐる満足顔だ。自分が笑へば、静かに笑ふ、その眼の光り、りかう相な黙つた表情いいところで出会つたさて又自分は妻と話のつづきをする。もう子供の事は忘れて、話が絶えて又思い出して見れば静かに笑つて二人の話を聞いてゐる母の顔のうしろの一寸気がつかない小さな顔よ、葉陰の花か果実のやうな満足しきつたぜい澤な顔、可愛ゆい、小さな鋭い顔、ではさよなら、行つて御いでさよなら、笑つて居ますよ。リンクフリーご利用は計画的に
Dec 21, 2009
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非常に背の高い女のそばに非常に平たい犬がいて話はちがうが近頃は幸福でもそうでもあってすっかりそうである庭園にはパラシュートがややもするとやるせないように咲きそしてからそしてまたまたあなたは僕がどの位好きだかそのかわり結局雪になってしまってから降り止むまで======================藤富さんの詩はわっけわからん抽象画に似ています。「???」と思いながらもなんだか目が心が離せない。藤富さんの詩の色彩の豊かさはほんとすごいなあ。リンクフリーご利用は計画的に
Dec 7, 2009
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ダイヤモンドで尻が拭けないからと言ってダイヤモンドはチリ紙に劣ったものでもないだがダイヤモンドそのものも昔から たいしてまともな奴の所有になって来たわけでもない山の泉がただ だからと言ってジュースより つまらないわけではない太陽も 空気もただであるそして・・・・。===================================そして・・・のあとは なんでしょうか、と聞きたくなる詩です。ただの ものに多大なる 恩恵をいただいておきながら毎日毎日感謝することをうっかりわすれている自分が恥ずかしくなる詩です。そうして自分はどれだけほんとうに価値あるものに金銭を使っているのか今までの価値観を吟味することは大切なのだわと白鳥さんに 教えていただきました。リンクフリーご利用は計画的に
Dec 5, 2009
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ちいさな川は一日じゅう うたっている鳥が はすかいについ! ととべば 鳥のうたを白い雲がかげをおとせば雲のうたを風が川面を吹いてわたれば風のうたを女の子が花を浮かべれば 花のうたを夜がくれば 空いっぱいの星たちのうたを==============================図書館の棚でたまたま目が合った新川和江さんの詩が生まれるときという本を読みはじめました。息子にはバーバパパの絵本とスズキコージさんの絵本を借りてきました。たあさんが さきおとついから扁桃腺炎で臥せっていたのですが今日になって 平熱にもどったので主人に少し息子とおうちに留守番してもらい3日ぶりに 家からでました。リンクフリーご利用は計画的に
Dec 4, 2009
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ぼくは ママとおなじ じだいに うまれたかったないっしょに おすなばで あそんでてをつないで けっこんしてください っていっておよめさんに したかったなパパより はやくいいたかったよリンクフリーご利用は計画的に
Nov 28, 2009
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いちめんのこすもすのなかをあきのひに てらされてはしる、はしる たあさんがまつたく 可愛いのでママは こわくなりましたすきとおるあきのそらがやきもちをやいてあなたをどこかにつれてゆくわそんなよかんがあなたをおいかけたのですリンクフリーご利用は計画的に
Nov 21, 2009
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せんたくきが ぐるぐるまわるのである けいさんが できました一日は 24じかんですすいみんは 7時間とります のこり17時間ですパートのおしごと9時から16時で7時間です17-7で 残りは10時間ですあさごはんも つくりますお昼のお弁当も つくります 洗濯物も 干しますじかんは 全部で3時間です10-3で7時間ですだいぶ へりました たあさんのバスを 待っていますおかおをみて ほほえみあいますかえります うたをうたいますつないだてを ふりますげんかんを あけますお洗濯物を とりいれてたたんで しまってちらかったお部屋を整理します夕食のお買いだし いきますじてんしゃのうしろでたあさんさけびます はずかしいです夕食を作りながらお風呂の準備もしますパパの作業服にアイロンかけますおにわのお花におみずもあげますげんかんを お掃除しますゴミだしのじゅんびもありました全部 5時間で たりないわ7-5で 残り2時間です夕御飯を食べた後の おかたづけしますちゃわんあらいとあしたのお米とぎとお弁当のじゅんびをがんばりますもう ゆっくりしたいわよでもたあさんの登園のじゅんび しますじぶんで しなさい!とどなるしゅんかんですのこりの2じかんは どんどん無くなっておふろで ぐったりしても15分くらいで もうでなきゃ。さいごの30分は 大好きな 大好きな本 よみたいですもしくはこんな詩を かいて自分を みつめたいとも おもいます要領のわるいわたしです貴重な30分も手に入れること すくないですそんなときはたあさんのまのぬけたねがお見つめながら自分に こう さとしますおちつけ わたしいらいらしないでください今日の あなたもあなたにしたらほんとうによくやったよわたしは えらかったですよごくろうさまですリンクフリーご利用は計画的に
Oct 26, 2009
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ねずみいろのそらがおでこにつきそうな日はなんてさむいあたたかいココア 盆にのせて マシュマロ浮かべ厚着でテラスへ わたしは 詩集でたあさんは 基地作り 時折 一緒に 手をのばしカップをフウフウする 満足感ですせっかく病気を克服したのですからココアの温かさを 身に沁みこませるのですちいさなしあわせいろです詩集をめくる指先で 寒さを集めてはココアを 味わうわたしとテントをしばり 紐をつるしバケツを ぶらさげたりしてあかいほっぺに 寒さを集めてからココアをねだるたあさんの うえにつめたいあめが ふってきましたリンクフリーご利用は計画的に
Oct 24, 2009
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仲良くインフルエンザに罹り互いに喘息を引き吊りながらも治ったあとで本を 図書館へ 返しに行くのだがなんとなく 私の足はもつれ 重く息子の足も 力なく とぼとぼまだ 病人から 解放されぬ 母子しかし 本棚のまえでそれぞれの 好みに出会うとマスクの上の へこんだ目はきらりと 生を 取り戻し思わず 視線 絡ませあう 確かな 喜び互いの本を ほくそ笑みながら手を繋ぎ 電灯の下をゆつくり ゆつくり 歩む 頭上には おぼろげな三日月いいにおいがするああ このお宅の夕ご飯お鍋なのね とふたりで 目くばせをする秋の夕べ母ちゃん、うちはなに? と聞かれ今日は さんまです、旬だもの、すごく ふとっちょさんで おいしそうなの、 と 繋いだ手を 振り子するリンクフリーご利用は計画的に
Oct 23, 2009
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さむいあけがたたあさんは わたしに おでこをつけるとみじかいはりになつて ぐるぐるまわるながいはりのわたしは うえにのられて くすくす わらうつかれてくると しばらくふたりは12じ2ふんの かたちで ぢつとしてさむいから おふとんから でたくないねと みじかいはりが いうしばらく いうとおりにする ながいはり それでも おきなきゃ! と 伸びをするみじかいはりは まるまったりまま、おはよう、とかわいいこえをだしたりするそこに けむくじゃらのおとうさんはりも はいってきたりしてくちゃくちゃのねどこで できたとけいはこのうえなく にちようびの あさだリンクフリーご利用は計画的に
Oct 11, 2009
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かたい かたいつぼみを あけてももいろの あなたが さいたあなたが さくまでわたしは なんど むすこを いましめただろうつついちゃだめよそっとしておいてねなにかがうまれるときはみまもることが たいせつよかたつぼみを さわる むすこのてをとりかなしくなる 日も あったさいた あなたのそばに たちどまりむすこと てをくんでそのももいろを はなすじいつと まつこともふれていることと いっしょなのみまもることも あいなのよふうんというむすこがまいねん あなたの かたつぼみをみつけるうちにいつか ははのつぶやきをかくせいして ほしいリンクフリーご利用は計画的に
Sep 27, 2009
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ことしさいごのかぶとむしがしんだときそっと てのひらにのせた たあさんはママしんじゃうとこんなにかるいんだねと なみだを こぼしたしんだ かるさいきた おもさたましいの おもさをあなたのみぎては しりましたリンクフリーご利用は計画的に
Sep 22, 2009
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ごく一般的には顔の両側に垂れさがっているこの肉づきの耳のおかげで交信は混乱し新鮮な誤解が生れるその誤解をたよりに人類という鈍感な動物は生きてきた母なる耳よ ムンクの絵のように他者の叫びを聞くためには両の手で耳をおさえることだ============================狐の手袋とタイトルされたこの詩集すごく読み応えがあります。いや、考え甲斐があるというのかな。最初田村さんの詩は よくわからないなあなんて、感じていたんですけどこの詩集は すごく 魅力があります。読み終えた後にすっと酔いが残るような感じです。===================================さて・・・日々の忙しさから・・・コメント欄をクローズしたいなあ、と思います。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 20, 2009
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ある日 靴がぽかりと大きな口をあけた猛犬のやうにすざましく私が歩るけば後になり先になりその日からままよと私は強くなり弱い心をまもつてくれる猛犬がいとしくなりぱつくぱつくと春の埃をたべるだけでなんにも云わないその靴が哀れになり靴屋にゆけば靴屋は駄目だとつきかへす靴が駄目なら私も駄目かさう思ったが靴屋はしらず二千円なら新品がありますよ二千円などさらにないいとしいお前を捨てはせぬ・・・と歩き出したが破れた靴もそれは知らない。==============================そうそう今はもうお目にかかったことはないけれどわたしの幼い頃の田舎はこういう光景をよくみました。父も母も そうでした。うちは靴屋などない村なので父は 家族の破けた靴を綺麗にヤスリをかけて綺麗にしその上に自転車のパンク直しのゴムを貼って乾かしては またヤスリをかけてそうやってみんなで つぎはぎの靴を履いていたのを野田さんの詩で思い出して懐かしくて 思わずにんまりしてしまいました。あのころの直したあたたかさが なつかしいいまは こんな破けた靴なぞ ないけれどどうして こんなにあしもとに隙間風をかんじるのでしょうリンクフリーご利用は計画的に
Sep 15, 2009
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こんなに海があれてゐるのでどうして魚なんかとれるもんか魚なんど釣るどころかぶじだったのがめつけもんだそれでも海はかへりがけに晩にはこれで一ぱい飲めと鰈一枚くれてよこした==============================奇遇が偶然かどちらでもいいのですが一つの既存の事実にストーリー性普遍性思想深みを見出す性質こそ詩というものかしら・・・とこの詩を見つめました。詩人はどこか自然の声を聴く不思議な耳を持っているようです。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 14, 2009
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「頬」や「萩」の詩を当ブログで紹介している竹内てるよさん。自伝的要素が色濃く出ている海のオルゴールをやっと読み終えました。わたしの体の半分は息子の部分で構成されていてあとの面積の2分の1は主人と会社と義両親への領分でしてわたしがわたしらしくある面積はわたしの体全部のうちの約4分の1くらいかしら。・・・・笑なんてことをてるよさんの本を読んで浮かびました。・・・・わけわからんことを書きました。笑=================================竹内さんは結婚してまもなく結核から脊椎カリエスも同居してしまいそのときに男の子を生みましたがご主人と上手くいかず離婚で赤ん坊とも離れ離れになりました。その産んだ男の子の消息がわかったのは刑務所に入っていたからで彼は 暴力団員になっておりもう、手放さない、と決めた献身的な彼女を数々裏切りながらそれでも末期の癌から来る体調の変化を感じたのをきっかけに最期はてるよさんを頼って舌癌で27歳で亡くなっていました。すべてがさらりと書いてある風にしか読めなかったですけど彼女の詩の泉に少してのひらをひたしたようでした。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 10, 2009
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どうしてだろうとおもうことがあるなんまん なんおくねんこんなに すきとおるひのひかりの なかに いきてきてこんなに すきとおるくうきを すいつづけてきてこんなに すきとおるみずを のみつづけてきてわたしたちはそして わたしたちの することはどうしてすきとおっては こないのだろうと・・・=============================おもわず唸ってしまいました。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 8, 2009
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息子の大好きなバーバパパシリーズ。フランス語ではなく、日本語で。笑今回の主人公はバーバズー彼は、こころがやさしくていきものたちとすごく仲良しです。ある日、のはらで7このたまごをみつけた バーバズー。いろんなとりさんにこのたまごはあなたのなの?ときいてもぜんぜん親鳥がみつかりません。バーバズーは親鳥に化けてたまごをおなかのしたにいれてたまごたちをまもります。いぬくんもしんぱいしてよこでずっとすわっているのがすごく ハチ公みたい。笑ふだんはおしゃれがだいすきでちょっぴりきどりやさんのバーバベルが心配してたべものをはこんできてくれます。バーバズーはじいっとまちづづけました。あきも ふゆもやっとつぎのはるがきたときついにたまごがかえります。でてきたのは なんと かめ。笑バーバズーは親鳥から親亀に化けなおして小亀たちはおおよろこびします。笑バックにある、ガマの穂や アイリスがすごくいいです。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 7, 2009
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かわいいサリーお嬢ちゃんが自然とともに四季を感じる様子をターシャのかわいい絵で紹介しています。女の子ならかならず瞳をかがやかせてうっとりする絵本です。========================「かえでの木から とった みつを雪にかけて たべるとやっぱり 春のあじがします」とか「草のうえに すわってたべる野いちごは 夏のあじです」とかもう・・・40歳のわたしもうっとり。笑息子は わたしが酔いしれてゆっくり読んであげてるうちに枕によだれをたらしてねちゃっていましたけど。微笑リンクフリーご利用は計画的に
Sep 7, 2009
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夜の9時には息子と一緒にお布団へ入り寝付けるつもりがうかつにも自分の方が寝かされてしまってあれ?っと起きたのが夜中の2時。参ったなあ、40歳を過ぎると3時間以内に必ず一度目が覚めちゃう毎日です。笑夜中に目が覚めると必ずすることは やっぱり読書。茨木のり子さんの「獏さんがゆく」を読みました。二人ともじんとくる詩人さんで教えられることもたくさんでまったく尊敬しています。獏さんがゆく・・・の「獏さん」は山之口 獏さんのこと。カテゴリー「Poet」の中で何度か紹介していますがほんと、いい詩を書く獏さんです。獏さんの沖縄出身の生い立ちから当時の東京での就職差別どんなに貧乏でも人望に厚く魅力的だった獏さんの日常が茨木さんのやわらかい文章で愛嬌たっぷりに書かれています。詩人というまるで社会的地位の与えられない人がお互いのアイディンディディを尊重しながら人情深く世を渡る様子は感動せずにはいられませんでした。================================この本の中からまた一つの詩を紹介。一つの詩に原稿用紙 100枚も 200枚も推敲に推敲を重ねる・・・推敲の鬼だった獏さんを茨木さんが語る場面で紹介されていた詩です。==================================ひそかな対決ぱあではないかとぼくのことをこともあろうに精神科の著名なある医学博士が言ったとかたった一篇ぐらいの詩をつくるのに100枚200枚だのと原稿用紙を屑にして積み重ねる詩人なのではぱあではないかと言ったとかある日ある所でその博士にはじめてぼくがお目にかかったところお名前はかねがね存じ上げていましたとかでこのごろどうです詩はいかがですかと来たのだいかにもとぼけたことを言うものでぱあにしてはどこか正気にでも見える詩人なのかお目にかかったついでにひとつ博士の診断を受けてみるかとぼくはおもわぬのでもなかったのだがお邪魔しましたと腰をあげたのだリンクフリーご利用は計画的に
Sep 7, 2009
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今、息子が大好きなバーバパパシリーズ。フランス語で書かれたものが日本語バージョンとなったものです。ごぞんじ、おばけのバーバ一家がはたけでたくさんのくだものを収穫します。最初は絞り機でジュースを作っていたんですがぜんぜん間に合わず・・・発明好きのバーバピカリがジュース製造器を開発!笑でも、機械だと何故かぜんぜんおいしくないの。笑本好きのバーバリブがむかしのジュースのつくりかたを調べてくれたら昔は大きな樽に果物をいれて音楽に合わせ村人達で踏みつけてジュースにしたとか。さっそくバーバ一家はみんなでおおきな足に化けてジュースつくりに夢中。こんどはそれぞれ好きなボトルに化けてそれぞれお気に入りの味のジュースを詰める場面では、息子は大うけでした。たのしいシリーズですね。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 6, 2009
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カラフルな絵がわたしもたあさんもお気に入りのいとうひろしさんの本。どこかユーモラスでおもわず吹きだしちゃう・・・そんな文章がまた魅力。・・・かなり魅力。日曜日にドライブをしようとしたらなんだかぶつぶつ いっているタイヤたち。笑いつも車体ばかり運ぶのはつまらないからいままで運んだことがないものをはこんじゃおう、ということに。笑おばあさんやあかちゃんや犬やビルや墓石や火山なぞをはこんで町がすごいことになっちゃってかなりどたばたになっちゃって・・・いたずらのやりすぎだ!とおこられて車体にもどるんだけど今度は車体をさかさまにはこんじゃう、という男の子がおおよろこびのストーリーです。息子はゲタゲタわらいっぱなし。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 5, 2009
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先ほど、毎日の日課でカブトちゃんたちの昆虫ゼリーを変えていたら一番最後に羽化した一番小さなメスのカブトムシが死んで動かなくなっていました。たあさんと一緒に止まり木に乗せて背中を撫でいままでありがとう、ってお礼を言いました。気づいてひろった卵は まだ二つ。別の飼育マットでそっと保護しています。命のリレーが続きますように。明日、朝になったらたあさんと一緒に・・・恒例の自転車早朝散歩の前に裏庭に埋めてあげたいと思います。カブトちゃんの一生は、ほんと儚いんですね。リンクフリーご利用は計画的に
Sep 2, 2009
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息子の月一の喘息経過受診の日でした。安定でした。大学病院とあって例の新型インフルエンザの影響で沢山の通院者がマスクをしていました。母子して基本疾患ですので小児科医の方から新型インフルエンザのことを話されました。私たちのかかりつけのこの大学病院では毎日1~2人の人が新型インフルエンザで受診しているそうです。あと数日で夏休みが終わると同時にたぶん、かなりの人が罹るだろう、と注意を促されました。なにを気をつけてもうつる時は しょうがない、と覚悟を決めておきますがでも毎日の規則正さや食事の管理手洗いうがいの徹底だけはしっかりしてゆこうと自分の心に再確認しました。リンクフリーご利用は計画的に
Aug 28, 2009
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夜来の台風にひとりはぐれた白い雲が気のとほくなるほど澄みに澄んだかぐはしい大気の空をながれてゆく太陽の燃えかがやく野の景観にそれがおほきく落す静かな翳は・・・さよなら・・・さやうなら・・・・・・さよなら・・・さやうなら・・・いちいちさう頷く眼差のやうに一筋ひかる街道をよこぎりあざやかな暗緑の水田の面を移りちひさく動く行人をおひ越してしづかにしづかに村落の屋根屋根や樹上にかげり・・・さよなら・・・さやうなら・・・・・・さよなら・・・さやうなら・・・ずつとこの会釈をつづけながらやがて優しくわが視野から遠ざかる=========================================ここ数ヶ月はまりにはまっている・・・情景目に浮かび風が鼻をくすぐりまるで 草のにおいする伊東静雄さんの詩・・・そうか、としみじみする抒情です。リンクフリーご利用は計画的に
Aug 28, 2009
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わが歩みにつれてゆれながら懐中電灯の黄色いちひさな光の輪が荒れた街道の石ころのうへをにぶくてらすよるの家路のしんみりした伴侶よと私は思ふ夜ぢゆう風が目覚めて動いてゐる野をかうしてお前にみちびかれるときいつかあわれなわが視力はやさしくお前の輪の内に囚はれてもどかしい周囲の闇につぶやくのだ―この手の中のともしびは ああ僕らの「詩」にそつくりだ 自問にたいして自答して ・・・それつきりの・・・光の輪のなかにうかぶ轍は昼まより一層かげ深くきざまれてあり妖精めくあざやかな緑いろして草むらの色はわが通行をささやきあつた====================================息子が今懐中電灯がブームで寝る前に必ず暗闇の中でなにやら不思議なサインを作ってカチカチしています。光の輪を大きくしたり小さくしたりしているのをじつとみているうちにこの詩を思い出しました。最近趣味の域からもっと内面的に真面目に詩を書いているのでこの詩を読んだときは思わず息を呑みました。自問して自答しそうしてそれつきり・・・本当何度もその繰り返しですリンクフリーご利用は計画的に
Aug 27, 2009
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今月初旬から2年ぶりに北海道の実家へ帰省していました。毎日、癌で入院している大好きな叔母のところへ息子を連れて、お見舞いに行ってきました。体重が32キロになっていて正直、今生のお別れをしてきました。食べたい、といわれた胡瓜の酢揉みをせっせと運んでいました。もう、病院の食事は喉を通らないようでした。帰ってきてすぐブティック・アールさんへ帽子を頼みました。早く届いて、喜んでくれるといいな。============================北海道はずっと雨模様でした。一日だけ晴れたので夜、甥っ子姪っ子5人をつれて夜の草原にゆきました。みんなで手をつないで満天の夜空を見上げました。ほろりほろりと何度か流れ星をみました。間に合わなかったけれど叔母ができるかぎり長生きできるよう願いました。=============================喘息はしっかりコントロール出来ています。すぐ仕事です。今日は20日〆の取引先建材店の請求書発行日です。毎日を大切に過ごそうと再確認しました。リンクフリーご利用は計画的に
Aug 21, 2009
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たあさんの夕食の食べ方が変なので半ばふきだしながら聞きました。ちゃんと座っているのに顔だけ真横にむけて食べているのです。どうしたの?上目遣いで口をあけ下の歯を指差しています。うわ、先週から気付いていましたが真ん中・下の歯が一本グラグラです。後ろには永久歯が頭を出しています。とうとうたあさんも抜け替わりです。だめだ、元気にたべられないよ。じゃ、糸でポンととっちゃおか?全然痛くなんかないよ、ママ、すっごく上手だもの♪な~んて上手く言いながら お口をあ~んしてもらって手早くグラグラさんに赤い糸を巻きつけいくよ、なんて言わずに(笑)ポン、と歯を引っ張りましたらあっというまにポロリ 取れました。5分ほど、脱脂綿を数度噛んで止血も終り 血が止まったのを確認してから鏡を見せたらこれ、血じゃなあい?と泣きそうに穴を指差すのをううん、違うよそうみえるだけだよ今まで生えていたところだからちょっとそう見えるだけよなんて意味もなくごまかして本人はそおか~、あんしんした、あっというまじゃんかなつやすみまえにおともだちのゆうくんが園庭でころんだときグラグラの前歯ポロンととれてすごくないたんだよ歯ものんじゃったんだでも おれぜんぜんこわくなかったよ いまなんて、知らなかった話を思い出すようにしてくれてああ、もうおにいちゃんなんだなとしみじみしました。そのあと、初めて抜けた歯をもってお庭まででて下の歯だったのでおやねに向かってねずみの歯ととっかえろ~といいながら抜けた歯をほおりなげました。つよい歯になるようにのおまじないです。わたしも小さいときやりましたので息子に伝授です。リンクフリーご利用は計画的に
Aug 4, 2009
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秋のほの明い一隅にわたしはすぎなくなつた充溢であつた日のやうに私の中に 私の憩いに鮮しい陰影になつて朝顔は咲くことは出来なくなつた================================朝、事務所にゆくといつも止める駐車場所に蔓が3つ行くあてのないまま風にゆれていたのは気付いていました。夏の朝顔のこぼれ種からうまれたものでした。左側のつるさきに赤紫の朝顔が朝方の雨に濡れて震えていました。秋だなあ、と儚い花に見惚れました。先月から毎日読んでいる伊東静雄さんのこの詩を思い出しました。リンクフリーご利用は計画的に
Aug 2, 2009
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