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2004年8月上旬。
現場事務所では緊張感あふれる白熱した議論が展開していた
議論といえば聞こえはいいが、当時を振り返ると 「怒号と罵声が飛び交う言い争い」
と表現した方が適切かもしれない
ほぼ全員がケンカ腰だなぜなら工期は残り3か月を切っている
2004年11月初旬には全てが完了していなくてはならない。
この時期に来て 「変更の変更」はかなり苦しい。
大規模建設現場の修羅場を経験したことのある人間なら分かってもらえると思うが、
残り3か月ともなるとほぼ全員が、これ以上の余計な仕事を増やさないように考えるのだ。
つまり3か月を切った時点で追加の仕事が発生しても
・納期がかなり苦しいから守りにくくなる。
・支払いがきちんとなされるかちょっと危ないときがある。
この二つの要素が密接に絡むため、どうしても動きが悪くなるのだ。
最悪のことを考えれば、要求通り仕事をしたとしても金が入ってこない
それを念頭に置きながら自分の主張を通さなければならない。
黙っているということは「YES」ということを示し、他社との駆け引きに負ければ自分たちの仕事が増えるだけ。
でもその分の支払いがなされるかどうかは全部が完了しないと分からない
殺気立ってくるのも当たり前だろう、 図太い神経と駆け引きに長けた人間でないとつとまらない仕事だ。
外界とは完全に遮断された現場工事事務所の中。
パイプ製の折り畳み椅子の投げ合いこそ無かったものの、そんな険悪なムードの中で
明日はキャッツシアター その2です
おたのしみに~![]()
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