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「今日、お茶飲むよ~」という店主の一声でいつも突然始まるスタッフの勉強会。
今日は10月8日・9日に行われた”第四回国際印級プーアル茶大会”で使用したプーアル茶をティスティングです。
まずは、その前にちょっと プーアル茶
について勉強です。

ヴィンテージプーアル茶と呼ばれる1950年代以前の民間が取り扱っていたプーアル茶のラベルの一覧と、1950年以降、国営となってからのラベルの一覧をみながら、なぜプーアル茶を国が管理するようになったのか。チベットとお茶と中国政府の関係、少数民族にとっての栄養源としてのプーアル茶の話など、プーアル茶にまつわる話を教えてもらいました。
それから、熟茶と生茶、年代の違いによるプーアル茶の入れ方の違いなどなど実践的なことも口頭ですがヒントをくれました。

さて、この日、店主が入れてくれたのは、”プーアル茶磚”という四角く固められたプーアル茶。1980年代に景谷茶廠で作られた熟茶と、1990年代に昆明茶廠で作られた熟茶です。
「10年の違いを味わいましょう」
というわけで、まずは1990年代の昆明で作られた熟茶。
固まった茶葉の状態で香りを聞くと、スタッフから「鰹節の匂いみたい」と一言・・・。でも熱湯を注いで再び香りを聞くと、ふわっと甘い棗のような香りが漂いました。味はさらりとしていて、スーッと喉を通っていきました。
次は、1980年代、先ほどよりも10歳ぐらい年上の景谷のプーアル茶。
先ほどのよりもちょっと複雑な香り。心が落ち着くいい香りがしました。木の香り?
味も深みがあります。水色もルビーのような赤みを帯びていました。
人もプーアル茶も年を重ねるごとに深みをましていきたいですね。