全370件 (370件中 1-50件目)
しばらく放しっぱなしになっていましたが、ぼちぼち読んだもののUPを再開しようと思います。情報発信にもエネルギーが必要なんだとつくづく思う今日この頃。『人間失格』(著者:太宰治)を再読しました。以前読んだ時、何に対して共感したのか分からなかったのですが、今回読んでその正体が分かりました。こうしたら相手はどう思うだろう、とかよく思われたい、とかとういう怖さを主人公の葉造が持っていることに「同じ」と思うから。多くの人が、葉造に自分自身を重ねると言いますが、そういうことなんですね。私もその一人です。
April 8, 2012
コメント(0)

『今度は愛妻家』を観ました。最近、夫婦や恋人の片方が死んでしまう話ばかり見てしまっているような気がしますが、、、。この作品もまた良かったです。豊川悦治さんが演じるダメ夫はどこか愛嬌があり、憎めないし、いくつか分からないかわいらしい薬師丸ひろ子さん演じる妻。初めから妻が死んでしまっているのが見る側に分かるようにしてあるにも関わらず、死んでいる事実を無理やり無視しようとしている夫がやるせない。残されるのは男の人の方が、女性視聴者は見入ってしまうと思います。私は好きな作品です。☆あらすじ☆かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。
July 24, 2011
コメント(0)

『ゴースト もういちど抱きしめたい』を観ました。ハリウッド映画のリバイバルです。男女がハリウッド版と逆転していましたが、女性がゴーストになる方が感情移入できました。松島奈々子さんもソン・スンホンさんも2ヶ国語で演じていることもあり言葉がたどたどしいのがかえって良かったように思います。自分が死んでいても、どうしても生きている恋人には幸せに生きてほしいという思いは、女性の方が強いのか、自分の性別が同じだからなのか凄く共感しました。最後のシーンはホントに涙が止まりません。スケールなどは別として、アジア版、ハリウッドを凌いでいると感じました。☆あらすじ☆会社経営者として多忙な日々を送る七海(松嶋菜々子)は、ある晩、陶芸家志望の韓国人青年ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。やがて二人は運命的な恋に落ち、新しい生活をスタートさせるが、七海はある事件に巻き込まれて突然命を落とす。彼女の魂は天国へ行くことを拒み、地上でゴーストとなって愛するジュノのそばに寄り添うが……。
July 14, 2011
コメント(0)

すっごく久しぶりのUPです。『借りぐらしのアリエッティ』を観ました。事件はありますが、全体的に小人から見た風景と音楽をとても大切に作られた作品と感じました。草木の感じが素晴らしいです。そして、ジブリ作品らしく、成長途中の少年・少女の心の描き方がじわっと伝わります。私にとって、とても嬉しい作品となりました。☆あらすじ☆古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。
July 14, 2011
コメント(0)

『逝年(せいねん)』 著者:石田衣良を読みました。ただ読むと、かなり過激な内容ですが、行間を読むと切ないお話です。前作の『娼年』も結構好きな作品で、主人公は万人に受け入れられる選択をしているとは思えないけど、でも、引き込まれる作品です。ある意味、普通の生活からは程遠いところのお話という意味ではファンタジーなのかもしれません。こういうのを書かせると、石田衣良さんの感性って凄いと思います。☆あらすじ☆あなたの最期の人になる。『娼年』続編娼夫の世界に入って一年、リョウはボーイズクラブを引き継いでいた。美貌のオーナー・御堂静香が刑務所から戻るが、エイズを発症していて…。忘れられない愛を描く、傑作長編。(解説/鴻巣友季子)BOOK NAVIより。
June 22, 2011
コメント(0)

『インセプション(原題:inception)』を観ました。階層化された夢を舞台にしたレオナルド・ディカプリオ主演の作品です。ただのアクション映画ではなくて、とても美しくて冷えた世界感がかなり良かったです。主人公コブの死んだ妻への愛が並行して描かれていて、人によってラストの解釈を様々にすると思います。良い作品です。そして、本邦を代表する俳優さんの渡辺 謙さんがキーとなる人物を演じていて少し嬉しかったです。☆あらすじ☆コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
May 4, 2011
コメント(0)

『サヨナライツカ』を観ました。以前読んだ辻一成さんの『サヨナライツカ』の映画版です。ヒロインの真中沓子の人間像については私自身の中でも賛否両論ですが、少なくとも後半の沓子はやり切れなく、美しく感じました。主人公役の西島秀俊さんと沓子の中山美穂さん、そして主人公の婚約者役の石田ゆり子さんがあまりに役にぴったりでした。大人の映画です。☆あらすじ☆辻仁成のベストセラー恋愛小説を、辻の妻・中山美穂を主演に映画化。中山の主演は「東京日和」(97)以来12年ぶりとなる。監督は「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン。1975年のバンコク、ひとり自由気ままに暮らす沓子(中山)は、日本から赴任してきたエリートビジネスマンの豊(西島秀俊)に出会う。激しく惹かれ合う2人だったが、豊には日本で彼の帰りを待つ婚約者がいた。
May 4, 2011
コメント(0)

『さよならドビュッシー』 著者:中山七里を読みました。主人公の一生懸命さと逆境と、最後をたっぷり読めました。これは面白いです。火事の描写がかなりリアルで読んでいて怖くなるほどでした。彼女をとりまくドクターとピアノの先生のストイックさとかすかに見え隠れする思いやりが読んでいる私にも嬉しかったです。ドビュッシーの曲がずっと聞こえてくるような、そんな小説です。☆内容☆ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生するー。『このミステリーがすごい!』大賞第8回(2010年)大賞受賞作。 ..
April 21, 2011
コメント(0)

『春琴抄』 著者:谷崎潤一郎を読みました。今さら?な感じの名作ですが、初めて読みました。純粋で、偏執的で、壮絶な愛情のお話です。文体も現代の物とは違うのに、それほど苦にならずに読めました。どんな人の心にも、同じように一つの人や物に尽くす欠片が秘められているんじゃないかと、感じました。☆内容☆愛のための狂気……愛する人のためにここまでできるか。盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を弟子の利太郎に傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。単なるマゾヒズムをつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。 (セブン&ワイさんより)
April 20, 2011
コメント(0)

『ばんば憑き』 著者:宮部みゆきを読みました。やはり、宮部さんの時代物は良いです。人の悲しさ、温かさ、つらさ、嬉しさ。全部表現されていました。☆あらすじ☆湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。不機嫌な若妻をよそに、世話を焼く婿養子の夫に老女が語り出したのは、五十年前の忌まわしい出来事だった…。表題作「ばんば憑き」のほか、『日暮らし』の政五郎親分とおでこが謎を解き明かす「お文の影」、『あんじゅう』の青野利一郎と悪童三人組が奮闘する「討債鬼」など、宮部みゆきの江戸物を縦断する傑作全六編。
April 17, 2011
コメント(0)

『燔祭の丘』 著者:篠田真由美 を読みました。建築探偵桜井京介の事件簿シリーズの最終巻です。ながーいシリーズで、何となく読み続けていましたが完結してしまいました。篠田さん作品のクライマックスはあらゆる意味で凄い気がする。私なら思いついても書けない。いつの間にかミステリじゃなくてゴシックファンタジー化しているような・・・。終わったのでまあいいか。☆内容☆シリーズ完結!!父の屋敷に戻った桜井京介。久遠家の血塗られた過去、そして20年前の大惨事――『僕は――ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠(くどお)アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。一方、神代宗の話を聞いた蒼は、函館で京介を捜し歩き、20年前の忌まわしき事件を知る。次第に明らかとなる久遠家のルーツ。そして、父・グレゴリの狂気が京介を襲う! 「建築ミステリ」の金字塔、ついに完結!!(講談社BOOK倶楽部より)
April 3, 2011
コメント(0)

『シンメトリー』 著者:誉田哲也 を読みました。☆あらすじ☆ 姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。なりたくてなった刑事、三度の飯より捜査活動が好き、できれば派手な事件に挑みたい。そんな女だ。しかし、事件の真相と司法との間には、割り切れぬ闇も確実に存在して…。警察小説の愉しみに満ちた傑作。(セブン&ワイさんより引用) ☆東北・関東大地震のこと☆先週の大地震には本当に心が震えました。できることなら駆けつけて、たくさんの患者さんのお役に立ちたいですが、チームで伺わないと何とも役に立たないことから、今、自分の場所でささやかながら出来ることに務めています。節電とか、募金とか。3.11は一生忘れられません。物理的に涙が出るわけではないけど、多くの人の叫び声が聞こえるようで。自分のものなのか、被災された方達のものなのか、日本全国のたくさんの方のものなのか。世界全体が嘆いているように思えます。でも、きっと、強くなった被災者の皆さんが未来に待っている気がします。被災しなかった私たちに、彼らはたくさんのことを教えてくれました。言いようのない不幸な出来事から立ち直ろうとする姿は本当に気高いと思いました。
March 20, 2011
コメント(0)

『日経サイエンス こころと脳のサイエンス02 男と女』を読んでいます。久しぶりのUPです。かなり前に購入したものの、まさに積ん読になっていました。昨日から出張で飛行機に乗っている時間が長かったので持ちだして読んでいました。これ、かなり面白いです。それぞれの記事を読むにつけ、納得できるのと「身に覚えが・・・。」と感じます。性差というのは脳の造りから、という意味を考えることができます。それほど理系でなくても読めるような気もします。ぜひトライしてほしい一冊です。☆内容☆Scientific American Mindの記事を中心に脳科学と心理学の研究成果を紹介。今号は男性と女性の違いがどこから生まれるのかを探る。コミュニケーションに焦点を当てた「笑う彼女 笑わせる彼氏」「すれ違う理由」「長続きの秘訣」,子育てをテーマにした「男の子と女の子 違いはどこから生まれるのか」「お父さんの大事な役割」など,日常生活にかかわる多彩な内容を取り上げる。(日経サイエンスHPより引用)☆目次☆すれ違う理由──男と女の会話スタイル笑う彼女 笑わせる彼氏男の子と女の子違いはどこから生まれるのか落ちこむ脳 いらだつ脳女性がうつ病になりやすい理由やっぱり違う男と女の脳お父さんの大事な役割からだの性 こころの性第三の性お見合いパーティの心理学心理学が教える恋愛成功術長続きの秘訣女性への暴力との闘い暴力をふるうのは男だけじゃない
March 6, 2011
コメント(0)

明日はバレンタインデーです。私の周りには上司や先輩やたくさんの若者など、いつも優しくしてくれる人がたくさんいます。ということで、目上の方にはきちんとチョコを購入し、若者たちにはチョコレートクッキーなど作ってみました。チープでささやかではありますが、みんなが幸せになるように頑張って作ったので、喜んでくれると嬉しいなあ。
February 13, 2011
コメント(0)
『夜の桃』 著者:石田衣良 を読みました。またまた、画像を取り込めず。まあ、仕方ないか。ものっすごく艶っぽいシーンが多くて、凄いなあ、と思いましたが、石田さんの凄い所はそれでもただの娯楽本にしないでお話を構築しているところです。男女のシーンは表現のためのただのツールに過ぎないんだな、と石田さんの作品を読むと時々感じます。全てではないけど。少し前の時代。こんな時代もあったんだなあ。☆内容☆数億円のローンを組んだ家、高性能なドイツの車、イタリア製のスーツ、スイス製の機械式腕時計、広告代理店勤務の可愛い愛人…すべては玩具にすぎなかった。幸福にも空虚な日々に流される男が出会った、少女のような女。その隠された過去を知り、男は地獄のような恋に堕ちた。東京のニュー・バブルの中で、上下にちぎれていく格差社会に楔を打ち込む、性愛。デビュー10周年の著者が挑む、渾身の話題作。 (セブンワイさんより)
February 8, 2011
コメント(0)

『High and Dry (初恋)』 著者:よしもとばななを読みました。よしもとばななさんの作品はいいですね。この作品は14歳の少女が主人公で、絵の先生への初恋とその成長が描かれています。大人への階段を登る過程での彼女の『気づき』にはっとさせられます。既に大人と呼ばれる年になっている私自身の今に必要な言葉がたくさん描かれていました。☆内容紹介☆14歳の秋。生まれて初めての恋。相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、ちょっとずつ心の距離を縮めながら仲良くなっていくふたりに、やがて訪れる小さな奇蹟とは…。毎日を生きる私たちに、ひととき魔法をかけてくれる、美しい魂の物語。かわいらしいイラスト満載で、心がぽかぽか温まる宝石のような一冊です。 (セブン&ワイさんより)
January 23, 2011
コメント(0)

『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を見ました。英国19世紀のヴィクトリア朝は政治が安定していたことでとても有名で、小説の題材としてもよく登場するのに私はあまりヴィクトリアについて知りませんでした。ということで、見てみました。きっと、美化されているところがたくさんあるとは思いますが、ビクトリアとその夫のアルバートの関係は素敵だなあ、と思いました。現代的で、そして誠実な生き方だと思います。かなり憧れるなあ。年明け早々見られて良かったです。☆あらすじ☆7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア女王(エミリー・ブラント)。黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子(ルパート・フレンド)だったが、真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、ピュアな愛が育っていく。
January 9, 2011
コメント(0)

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』を見ました。さすがはディズニー映画です。安心して見ることができました。王子様とお姫様が力を合わせて正しい道を貫く、勧善懲悪の物語です。こういうのはとっても好きです。映像もとてもきれいでした。オリエンタルな雰囲気はとてもエキゾチックで神秘的です。さすがはジェリー・ブラッカイマーさん!!☆あらすじ☆シャラマン王に見込まれて養子となった、ペルシャ帝国第3王子のダスタン(ジェイク・ギレンホール)は勇猛果敢な若者だった。ある日、敵国への武器供給の情報を得た王の腹心の弟ニザムと王子3人は協力し、軍を率いて聖地アラムトの制圧を成し遂げる。だが、聖地への進軍は王の怒りを買い、王は武器供与の証拠を示せと息子たちに迫るのだった。(シネマ トゥデイさんより)
January 9, 2011
コメント(0)

連続ドラマ『パンドラ』を視ました。ビデオ屋さんで「見たいなあ」と思いつつ、連続ドラマということもあってなかなか見られないでいた作品です。医薬的になんだこれ??もありましたが、医療ミステリらしい医療ミステリでした。主人公が三上さんだったせいか、パラサイト・イブを思い出します。もう、10年もたったんだなあ。。。。などなど。それにしても、このドラマにでてくる人達は、何だか皆さん悪いことばっかり考えている。人間て、もう少しきれいな生き物だと思います。個人的には。何でも治せる薬は必ずしも喜ばしいものではないことをちゃんと押さえているところが良い所でした。ホームページはこちらhttp://www.wowow.co.jp/dramaw/pandora/top.html
January 5, 2011
コメント(0)
『怖い絵』 著者:中野京子 を読みました。前から欲しかった一冊です。西洋画は絵の背景にストーリーが隠されているのでかなり好きな芸術の一つです。日本画もまた良いのですが、スケールは違うかなあ。自分へのクリスマスプレゼントというところでしょうか。美味しい一冊でした。☆内容☆一見幸せな家族『グラハム家の子どもたち』…けれど、この絵の完成後?スポットライトを浴びるドガの『踊り子』…じつは、この時代のバレリーナは?キューピッドのキスを受ける豊満な裸体『愛の寓意』…でもほんとは、このふたり?名画に塗り込められた恐怖の物語。心の底からゾッとする名画の見方、教えます。 ☆目録☆ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』ティントレット『受胎告知』ムンク『思春期』クノップフ『見捨てられた街』ブロンツィーノ『愛の寓意』ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』ルドン『キュクロプス』ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』アルテミジア・ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』〔ほか〕
December 28, 2010
コメント(0)
『ソウルケイジ』 著者:誉田哲也を読みました。やはり画像はUPできず・・・。何でだろう。何はともあれ、この作品、真犯人の驚きの行動が悲鳴を上げたくなるほどの怖さです。それは、サイコスリラー的なものでなく、養い子への愛にもとづく決断に基づいています。でも、とにかく怖くて、本を思わず閉じてしまいました。これは誉田さんの描写力によるものなのか。。。。☆あらすじ☆多摩川土手に放置された車両から、血塗れの左手首が発見された!近くの工務店のガレージが血の海になっており、手首は工務店の主人のものと判明。死体なき殺人事件として捜査が開始された。遺体はどこに?なぜ手首だけが残されていたのか?姫川玲子ら捜査一課の刑事たちが捜査を進める中、驚くべき事実が次々と浮かび上がるー。シリーズ第二弾。
December 27, 2010
コメント(0)
『ストロベリーナイト』 著者:誉田哲也 を読みました。表紙は何故かUP出来ないので文章でのご紹介のみです。少し前にドラマで放送されていて、原作に興味を持って読みました。重い過去を持った主人公ですが、その消化の仕方というか描かれ方がさっぱりしていて最後まで読めます。でも、ちゃんと考えられている。エンターテイメント小説の中では結構好きな部類の一冊でした。☆あらすじ☆溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。人気シリーズ、待望の文庫化始動。
December 18, 2010
コメント(0)

DVDで『シャーロック・ホームズ』を見ました。不思議な作り方の映画です。本を読んでいるように、あるいはホームズがあらかじめトレースした世界をなぞっているように話が進んでいきます。ジュード・ロウのワトソンがかっこよかった。最後が、やっぱり続くなのね・・・、という終わり方で消化不良の感もありますが、次回も期待です。☆あらすじ☆新たな難事件に挑むことになった名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)。相棒のワトソン博士(ジュード・ロウ)とともに宿敵ブラックウッド(マーク・ストロング)に立ち向かう。そんな中、国の崩壊をもくろむ巨大な陰謀を暴くための壮絶な闘いが、ホームズとワトソンを待っていた。
December 6, 2010
コメント(0)

『吉原手引草』 著者:松井今朝子を読みました。直木賞受賞作だそうです。知らなかった。主人公は一応、葛城という花魁ですが、様々な人のインタビューで語られていて葛城はとても客観的に描かれています。江戸を舞台としたミステリ。久々に個性的で面白い作品でした。私の視点から読むと、葛城ってとてもいつも寂しかったんじゃないかと感じました。自分はしなければいけないことがある。だから、どんなに周りに人がいても、自分を遠くから客観視しているような。深読みしすぎかな。☆内容紹介☆廓遊びを知り尽くしたお大尽を相手に一歩も引かず、本気にさせた若き花魁葛城。十年に一度、五丁町一を謳われ全盛を誇ったそのとき、葛城の姿が忽然と消えた。一体何が起こったのか?失踪事件の謎を追いながら、吉原そのものを鮮やかに描き出した時代ミステリーの傑作。選考委員絶賛の第一三七回直木賞受賞作。(セブン&ワイさんより)
December 5, 2010
コメント(0)

『クローバー』 著者:島本 理生を読みました。就職か進学か迷いつつ、さらに恋愛にも揺れる大学生のお話です。学問や職業として自分のやりたいことと、恋愛として得たいものは次元が違うのに一人の人間の中で折り合いをつけなくてはいけなくて、選んでもやっぱり迷ってしまう。その揺れ感にとても共感しました。☆あらすじ☆ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。冬冶も微妙に挙動不審な才女、雪村さんの捨て身アタックを受け…騒がしくも楽しい時は過ぎ、やがて新しい旅立ちの予感が訪れる。理想の人生なんてありえないけれど、好きなひとと手をつないで、明日も歩いてゆきたい-。『ナラタージュ』の島本理生がおくる、キュートで痛快、せつなくて愛おしい、最新恋愛長編。 (セブン&ワイ)
November 3, 2010
コメント(0)

『方丈記・徒然草』 著者:浜野卓也を読みました。ポプラ社発行の 21世紀に読む日本の古典シリーズ9巻です。お馴染み、鴨長明と吉田兼好の名作古典です。大人なので、もう少し原作に近いモノを・・・・とも思いましたが、少々疲れ気味なので子供向けに内容の分かるもので。どちらの作品も、「良いこと言ってるなあ。」と、次から次へと仕事が降ってくる現代に生まれた私は思いました。人間らしい生活って憧れますね。
November 2, 2010
コメント(0)

以前から陰ながら応援している、ソノダバンドさんのメジャーデビューアルバム『sonodaband/ルネサンス』を買いました。根っこになっている曲のテイストは2年前と変わりませんが、格段に上手くなっておられました。ヤマハ音楽教室のほのかな香りを感じるメロディです。それにしても、、、、このバンドは何故かチェロとギターが突出しています。頭も良いとテンポの刻み方も精密になるのかもしれません。☆曲目☆Soul River_2010Reflections悲しい太陽旅立つものたち上海午前零時Tango-FragmentsC’est la vie [Re:]生きるSpanish Ecstasy [LIVE] (Bonus Track)もうすぐ [LIVE] (Bonus Track)
October 31, 2010
コメント(0)

『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら』 著者:岩崎夏海を読みました。教科書の例題的な本です。応用ガイドラインみたいな。うーん、分かりやすいし、読みやすいけど、いわゆる文芸じゃないです。これはスタートがブログなのだから仕方ありません。そして、例題としても少々「端折り過ぎ」な気が。。。。これは個人の印象なので多分、人によって感想は変わる気がします。という訳で、とやかく言う前にドラッガーの『マネジメント・エッセンシャル版』を近いうちに読んでみようと思います。☆内容☆公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
October 30, 2010
コメント(0)

『君が降る日』 著者:島本理生を読みました。島本さんの作品は、いつも静かさがあって、透明度が高いです。主人公は特別な境遇にいるわけではないのに、いつも大切な気付きや共感をくれます。続けて別の作品も読んでみようと思いました。☆あらすじ☆恋人・降一を事故で亡くした志保。彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。彼の存在を受け入れられない志保だったが、同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。「君が降る日」他、二編収録。(セブン&ワイさんより)
October 24, 2010
コメント(0)

『いつかパラソルの下で』 著者:森 絵都を読みました。家族って、バラバラだと思っていても、やっぱり繋がっているということを感じさせられました。何年か前の話題作でもあります。やっと読めました。☆内容☆裏切られた気がした。でも本当は、私が先に父を裏切ったのだ。病的なまでに潔癖で、傍迷惑なほど厳格だった父。四十九日の法要が近づいたころ、私は父の生前の秘密を知ってしまう。『永遠の出口』以来2年ぶりの新刊にして。『カラフル』『DIVE!』に次ぐ書き下ろし長編小説!!大人のためのハートウォーミング・ストーリー。柏原野々は、天然石を売る店で働く二十五歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。世間一般にはごくありふれたエピソードなのかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。兄と妹にこのことを知らせると、真意を確かめるため、兄妹三人で父親の足跡を追うことになってしまうのだが・・・・・・。大人たちの世界を瑞々しい筆致で綴ったハートウォーミング・ストーリー。待望の書き下ろし長編小説! (セブン&ワイさんより)
October 17, 2010
コメント(0)

『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』 著者:宮部みゆきを読みました。大好きな宮部みゆきさんの三島屋シリーズ第2弾です。三島屋の看板娘おちかが百物語の聞き手として江戸のさまざまな噺に耳を傾けるという一冊。日本人独特の優しさや厳しさがソフトな表現の端々にみられて、やっぱり宮部さんはいいなあ。と感じさせてくれます。発売すぐに買って、積まれていましたがやっと読むことができました。何篇か収録されていますが、その中に出てくる「あんじゅう」が健気でとてもかわいらしく思えました。☆内容☆さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。
October 17, 2010
コメント(1)

『心霊探偵八雲 失意の果てに 上下』 著者:神永 学を読みました。何となく、シリーズ物はコンプリートしたくなるものです。この作品もそう。もはや漫画感覚ですが、わかりやすさの中にそれなりに学ぶ言葉も隠れています。この作品からの教訓は素直になることも大切だというところでしょうか。☆あらすじ☆“絶対的な悪意”七瀬美雪が逮捕され、平穏が訪れたかに思えたのもつかの間、収監された美雪は、自ら呼び出した後藤と石井に告げる?私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す…。拘束された身である美雪には、物理的に不可能な殺人の予告。しかし、彼女の目はなぜか自信に満ち溢れていた。本当にそんなことが可能なのか!?後藤は疑心にかられつつも、一心を守ろうと決意する。八雲の叔父を狙う、美雪のその真意とは?。(セブン&アイさんより)
October 12, 2010
コメント(0)

『絡新婦の理』 著者:京極夏彦 を再読しました。発売になってすぐに買って読んだので、いったい何年ぶりでしょうか??かなりの厚さ(5cmくらい??)のため、読み返したいと思いつつ、ついつい後回しに。でも、今回読み返せてよかった。2回目のせいか、からくりというか、仕掛けがすんなり読めました。京極堂シリーズは、私の知るどのシリーズよりも面白いです。少なくとも、私にとっては。そして、1回目よりも面白かったかもしれません。それは、私自身が年齢を経たせいかもしれないし、2回目だったからかもしれない。自分の価値観が角度を変えると全く違って見えることに考えを持っていかせてくれます。より面白く読めたことに感謝です。☆内容☆レギュラ メンバ 総出演。超絶の第五弾!巷に横行する殺人鬼「目潰し魔」を捜索する刑事、木場修太郎は、かつての知人が事件に関係しているらしい事を知る。併発する事件の中心に存在している人物とは 。(セブン&ワイさんより)
October 10, 2010
コメント(0)

札幌芸術の森美術館で開催中の『北方神獣』展を観てきました。金曜日が職場のお休みだったため、今回は4連休ということで、何となく行ってみた展覧会です。動物をモチーフにしたアクセサリなどを提示すると1000円の入場料が800円になりました。ラッキーです♪全体的に日本画が多く、私の好みにピッタリですそして、久々に感動を与えてくれる画家さんを発見です。西野陽一さんという方の作品。『森の家族』『王国』『穂波』を今回みることができました。特に、竹やぶなのかの虎をモチーフにした『王国』は圧巻です。観る側を見つめる1匹の虎がまさに生きているようで、素晴らしい!牡丹と虎のモチーフが好きな私としては、是非!この御題で描いていただきたいと思いました『森の家族』も、ベトナムやインドの森を背景に仏教的な風合いを醸し出していて、敬虔な気持ちが湧いてきました。この2作品を見られただけで、何だかありがたい1日になった気がします。
October 10, 2010
コメント(0)

『ジュリー&ジュリア』を見ました。2つの実話に基づいたお話です。まだ、本格的な料理の世界が男社会だった時代に明るく生きた、食べることが大好きなジュリアと、現代に生きてジュリアの作ったレシピの制覇に挑戦するジュリー。テンポが良くて、彼女らの周囲の人物たちも優しくて素敵な作品でした。旦那さま達のあたたかいバックアップが彼女たちを支えてくれているように思えました。☆あらすじ☆1949年、ジュリア(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)はジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。(シネマトゥデイより引用)
September 22, 2010
コメント(0)

『サイドウェイズ』観ました。ハリウッド映画のリメイクということで「どんな物かなあ?」と半信半疑で観ました。普通に面白い。というか、キャスティングが良いです。ストーリーの最後の方で、「真っ直ぐな道がベストな道とは限らない」という、主人公の一言がありました。名言だと思います。これも、オリジナルからの引用なのかな。。。☆あらすじ☆20年振りにロサンゼルスに降り立った売れない脚本家の道雄(小日向文世)と、道雄の留学時代の親友でロサンゼルスのレストランで雇われ店長をしている大介(生瀬勝久)は、大介の結婚式を前にワインの産地ナパ・バレーへドライブ旅行をすることに。かつての片思いの相手、麻有子(鈴木京香)と再会した道雄だったが、余計な一言のせいで険悪なムードになってしまい……。
September 20, 2010
コメント(2)

札幌で月に一度開催されている『札幌オオドオリ大学』に参加しました。今月の授業は樹の皮を素材にして照明を作る授業です。こ~んな感じに出来上がりました♪自分一人では絶対挑戦しないことも、やってみると思いのほか楽しくて、スタッフの方達もとても親切だったのでささやかな幸せを感じました。足元の灯りというのはとても癒されます。良い休日です。
September 12, 2010
コメント(0)

上司の「すげえ空の色!」という言葉に窓の外をのぞくと、空がこんな風になっていました。時々、自然はこんな空の色を見せてくれます。私のとても好きな色です。ただの紫ではなく、藤色というか橙色というか、少し妖しさもあり。羽衣があったら、こんな色も混ざっている気がします。
August 26, 2010
コメント(0)

『狂骨の夢』 著者:京極夏彦 を再読しました。もう一度、読もう、読もうと思いつつ厚さに自然と避けていましたが、とうとう読み返しました。何と購入したのは1995年です!!15年前にこの本を読んだのかと思うと、さすがに驚きます。変な高校生。。。。10代の時に読むのとは感じるものが違い、世間的な知識も増えているせいかすんなり読むことができました。やはり、面白いです。宗教観や大人の理屈が分かるようになったのかもしれません。☆あらすじ☆骨の魔性に魅せられた男と女に京極堂が挑む湘南の保養地逗子に住む謎の女、朱美。夫を四度殺したというその告白は、いさまや、探偵・榎木津らの推理をこえて妖しく展開。妖怪シリーズ第三作。(セブン&ワイさんより)
August 23, 2010
コメント(0)

職場の先輩が夏休みのアメリカ旅行のお土産にバナナチップスを買ってきてくれました。ほんのり甘くて、お芋のような食感です。何の味!というわけではありませんが、何故かクセになります。体までアメリカンサイズになると困るので控えめに。。。
August 23, 2010
コメント(0)

ナザールボンジュトルコの家庭にかならず一つはあるお守りです。今日、出会って購入してしまいました。以前、旅先で迷ったけど買わなかったのでどこか気になっていたようです。嫌だと感じるものを遠ざけ、逢いたいと思っていた人に偶然会えたりするものだそうです。静かな力を感じます。トルコのイスタンブールはいつか行ってみたい街です。
August 22, 2010
コメント(0)

『小暮写真館』 著者:宮部みゆき を読みました。何カ月も前に買ったにもかかわらずなかなか読めずに積まれていた一冊です。幽霊がでてくるミステリかと思いきや、ほのぼのとした明るい家庭の過去にある辛い記憶や主人公の英一くんとその友人たちの悩みなどがつぶさに伝わってくる作品でした。解決の道が見つからない言いようのない感覚が登場人物を通して伝わってきます。でも、ちゃんとラストに希望が見えるのが宮部作品のいいところです。☆内容☆花ちゃんこと英一の両親、花菱夫妻が、結婚20周年を機にマイホームを購入した。でもそれは普通の家ではなくて…。表題作をはじめ「世界の縁側」「鉄路の春」など、連作全4編を収録した現代エンターテインメント。(丸善さんより引用)
August 15, 2010
コメント(0)

『イルカ』 著者:よしもとばなな を読みました。何のかんので優しい作品に思えました。人の優しさと複雑さを描いています。少し涙が出そうになりました。☆あらすじ☆恋人と初めて結ばれたあと、東京を離れ、傷ついた女性たちが集う海辺の寺へ向かった小説家キミコ。外の世界から切り離された、忙しくも静かな生活。その後訪れた別荘で、キミコは自分が妊娠していることを思いがけない人物から告げられる。まだこの世にやってきていないある魂との出会いを、やさしく、繊細に描いた長編小説。(セブン&ワイさんより引用)
August 14, 2010
コメント(0)

『明日の約束』 著者:村山由佳 を読みました。おいしいコーヒーのいれ方 SECOND SEASON II のシリーズものです。淡々と進むなあ。等身大。まだ障害は小さい方だと思うよ。。。。と個人的には思っていますが、ついつい続編が出ると買ってしまいます。年の差カップルの中距離恋愛モノです。上手く行ってほしいな。ラジオ小説的な作品です。☆内容☆いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、“おとなの女”になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。 (セブン&ワイさんより引用)
August 14, 2010
コメント(0)

『ディア・ドクター』を観ました。話題作ですね。感想は。。。意外に普通、です。医師から倦厭されがちな地方の小さな町で起こる、とある事件(?)の話です。普通だけど、重要な社会問題を普通に浮き彫りにしているところが凄いのかもしれません。キャスティングがとてもよかったです。☆あらすじ☆村でただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪(しっそう)する。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子(八千草薫)を診療していた。かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪(しっそう)事件が起き……。
August 9, 2010
コメント(0)

『劔岳 点の記』を観ました。人にとっての『使命』というものを強く感じさせてくれる作品でした。浅野忠信さんと香川照之さんは、ものすごい俳優さんたちです。最後の方で「人は何をしたかではなく、何のためにそれをしたのかが大切だ」という言葉が登場します。名前が残るかどうかではなく、正しいと思った道を貫こうとする姿勢がとても美しいものに見えて、人間のあるべき姿を言葉にしてくれたように思います。☆あらすじ☆明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。
August 8, 2010
コメント(0)

『誰も知らない』を観ました。是枝監督の作品です。数年前の話題作でしたが、何となく避けてきていた作品。ネグレクトされた子供たちのリアルな行動がつづられています。少し長いので落ち着いて見ていないと少々食傷気味になってしまうかも。何で、彼らはこんな親のもとに生まれなくてはいけなかったのだろう、と思いました。☆あらすじ☆けい子(YOU)は引っ越しの際、子供は12歳の長男の明(柳楽優弥)だけだと嘘をつく。実際子供は4人いて、彼らは全員学校に通ったこともなく、アパートの部屋で母親の帰りを待って暮らしていたが……。
August 6, 2010
コメント(0)

『セントアンナの奇跡 原題:MIRACLE AT ST. ANNA』を観ました。第二次世界大戦下のイタリアを舞台とした、人の心の物語です。イントロから悲しそうな話の予感を感じさせますが、最終的には人間の善の部分が強調されているので、私としては好きな作品でした。第二次世界大戦の話はどうしても日本VSアメリカ目線で見ることが多くて、なかなかヨーロッパに目を向けることは少ないですが、ナチスの所業やアメリカの差別というものの一端を垣間見た気がします。☆あらすじ☆ 1983年、平凡な黒人の郵便局員が客を射殺する不可解な事件が発生。この事件の背景には、第二次世界大戦中のイタリアでのとある出来事が隠されていた。黒人だけで組織された“バッファロー・ソルジャー”の4人の兵士は部隊からはぐれ、イタリア人の少年(マッテオ・シャボルディ)を保護する。4人はトスカーナの村でつかの間の平和を感じるが、ナチスの脅威はすぐそこまで迫っており……。
July 30, 2010
コメント(0)

『きみがぼくを見つけた日(原題:THE TIME TRAVELER'S WIFE)』を観ました。今、見ることが出来て、とても良かったと思います。物語を知るのはそれぞれの人にとってタイミングがとても大切だと思いました。見ることが出来て幸せです。☆あらすじ☆時空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレア(レイチェル・マクアダムス)といつしか愛し合うようになるが……。
July 24, 2010
コメント(2)

札幌近代美術館 特別展『古代ローマ帝国の遺産 栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ』展に行ってきました。私は世界史をきちんと勉強していない人間なので正直、どんなものかなあ??とそれ程期待せずに行きましたが!!とっても素晴らしかったです。ローマ帝国の遺跡から発掘されたフレスコ画が多く展示されていて、そのモチーフが古代ローマで信仰されていた様々な神様たちのお話です。ガラス製のアンフォラ(つぼ)とか燭台、大理石の像や、エメラルドや金を使ったアクセサリ(この頃はお守りとしての機能もあったようです)とか、私好みの素敵なモノたちがたくさんです♪特に、CGを駆使したパティオや住居の復元画がとっても美しくて素晴らしかったです。一瞬、ほんとに平和な古代ローマ時代にモザイク画に囲まれてたたずんでいるような気持ちになりました。素敵な休日となって、幸せこの上ないです。
July 11, 2010
コメント(0)
全370件 (370件中 1-50件目)

![]()
