禊と祓

禊と祓

 大祓詞によれば人間の犯した罪は、瀬織津比売という紙によって川から海へ運ばれ、
次に速開都比売という神が海に運ばれてきた罪を呑み込まれ、
気吹戸主という神がそれらの罪を雲霧状にして根の国の方へと吹き込まれます。
すると根の国の速佐須良比売という神が、それらの罪を背負って当て所なく流離いながら失ってくださるのです。
この様に流離い失って下さるので罪は無くなると書かれています。
 つまり人間の犯した種々の罪は、
瀬織津比売の神・速開都比売の神・気吹戸主の神・速佐須良比売の神たちによってすっかり祓われるのです。
 これら四神を祓戸の神と呼びます。


*読み方講座*
 瀬織津比売......せおりつひめ
 速開都比売......はやあきつひめ
 気吹戸主..........いぶきどぬし
 速佐須良比売..はやさすらひめ


神道の種類 神社の年中行事 大祓詞にみる罪 禊・祓の起源 大祓詞 太祝詞 天津祝詞

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