逃げる太陽 ~俺は名無しの何でも屋!~

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2007.12.29
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今日は妙な依頼があった。

物凄く掠れた声で電話があり、自分の代わりに買い物をしてきて欲しいという。何か犯罪絡みか? と一瞬警戒したが、掠れた声はインフルエンザのせい、買ってきてほしいものはケーキとアルミ缶入りカクテル。全然犯罪じゃない。

良かった。

住所はアルカトラズ・アパート、6号室。俺にインフルエンザを感染しては申しわけないので、代金はドアノブに掛けておくという。

で、ついさっき、依頼者の希望のものを買ってきて、同じようにドアノブに引っ掛けてきたところだ。依頼料は、郵便受けの内側からもらった。

何でも、今日が誕生日らしい。だからケーキか。ケーキにカクテル? うーん。病人は酒なんか飲んじゃイカンような気がするが。



・・・ま、深く考えないようにしておこう。ピークは過ぎた、ということだし。「ここ数日インフルエンザのせいで外に出られず、囚人のような気分です」とドアの内側から聞こえた声は、朝、依頼の電話を受けた時よりマシになっていたような気がする。

「もしまた悪化しそうだったら、依頼料はいりませんから、電話してくださいね」とドア越しに伝えておいた。独り暮らしの病気の心細さは他人事じゃない。

それにしても、「遠くの親戚より近くの他人」というのはよく聞くが、「近くの何でも屋」というのはどうなんだ。・・・寂しい人なんだろうか。



さて、ぬるま湯に塩を少々入れて、うがいでもしておくか。何でも屋は身体が資本。




・・・この物語はフィクションであるので、管理人がインフルエンザに罹っているわけではありませんよ? ケーキも買ってないし。でも、千疋屋の銀座カクテルは飲んだ。美味かった。

30日は本編に戻れると思います。





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最終更新日  2007.12.30 00:21:01
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