ちょっぴりお得な生活豆知識

ちょっぴりお得な生活豆知識

2012年05月01日
XML
カテゴリ: 料理・食べ物


■ネズミ、ゴキブリ混入のイメージ

農心の創業者である辛春浩氏はロッテの創業者、重光武雄(辛格浩)氏の実弟。

菓子や即席麺などを製造する韓国の大手食品メーカーだが、異物混入が相次ぐなど、品質管理に難がある企業、というイメージもつきまとう。

2008年には韓国食品医薬品安全庁は、農心が製造する菓子に「ネズミの頭部」が混入していたと発表。

同じくクロゴキブリの混入が指摘された際には、流通過程での混入を認めながらも、賠償や回収には応じなかった。

今回、亀田製菓のブログが炎上しているのは、こういった「事件」を起こしてきた企業と提携することで、同社の製品も信用できなくなる、と感じる人が多いためだ。


■嫌韓地雷を踏んだ亀田

亀田製菓が発表している提携内容は主に3つである。
1.お互いが米国やアジアの市場に持つ販路の相互活用。
2.レシピの提供などの技術提携。
3.包装材などの共同購入。

亀田製品の品質に、特に問題が生じるように思えないが、ブログには下記のような書き込みが殺到している。


農心というと製品に虫などが混入していたニュースを何度も見かけたことがあるため、そのような企業が絡むとなると、どうしても製品を口にすることができません。

大好きだったハッピーターン、さようなら。時々食べてたぽたぽたやき、さようなら。ビールのおともの柿ピー、さようなら。亀田君、大好きだったのに残念です。


■原因はマスコミの韓国流行幻想

原因の大半は、マスコミが作ってきた「韓国流行幻想」にある。一昔前にくらべて受け入れられるようになったのは事実だが、現在の日本において、韓国文化が万人にもてはやされているわけではない。

にもかかわらず、マスコミでは韓国文化が一大ブームを迎えているかのような情報を流し続けている。

昨年もNHKの情報番組「お元気ですか日本列島」が中学生や高校生がハングルを日常的な会話やメールに用いることが流行っている、と報道。

実際にそのようなブームが確認されなかったため、「やらせ」として問題視された事件なども記憶に新しい。

一般に韓国の芸能人やドラマなどは安価に利用できるため、テレビ局にとってはぜひとも多用したいアイテムである。

それゆえ幻想でもなんでもいいから「流行している」と報道することでブームを作ってしまおう、という姿勢をテレビ局や雑誌社などが共有し、虚報を流し続けている。

竹島問題なども一因だが、こういったごり押しへの反発をエネルギーに、嫌韓は大きな爆発を引き起こす。企業にとっては非常に危険なムーブメントといえる。


■海外市場かイメージか

今回、亀田製菓が提携によって得たかったものは、海外市場への販路だろう。農心は傘下にケロッグ社の韓国法人である農心ケロッグ株式会社を持つ。

海外展開においては亀田製菓の先を行く企業だ。現在数%に過ぎない海外売上比率を2018年度には30%に引き上げる、という目標を達成するために提携するのは、的確な企業戦略だ。

ただ嫌韓地雷を踏んだことで、品質について今後さまざまな「うわさ」が流れることは覚悟する必要がある。

企業イメージか海外市場か、予想外の選択を迫られる亀田製菓の苦悩は深い。

【記事全文】2012年4月30日
イメージか海外展開か ブログ炎上で亀田苦悩
【関連記事】2012年4月29日
韓国企業との提携を発表した亀田製菓のブログが炎上











楽天トップへ
このブログのトップへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年05月01日 10時04分05秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: