Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

心震える思いがした


「命を救われた恩返し」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今日の気候は散歩日和でホープと散歩していても気持ちが良いほどだ。
ホープが歩けなく立ち止まると抱えて歩いたが8.6キロが重たく感じる。

7年ほど前の私の体重は今より18キロ太っていた。
足への負担は相当なものではなかったのかと思うほどである。

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携帯ラジオをバッグに入れイヤホンで放送を聞きながら散歩している。
先日バンパーを擦った時にイヤホンが外れていてドアーに挟まった。

慌てて降りたのでイヤホンコードがジャックの根元から切れてしまった。
昔女子アナが現場で巻きスカートがドアーに挟まり脱げた事がある。

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生放送中なので手で前を押さえながらレポートをしていた事を思い出す。
amazonから1180円で買ったものだったが切れてしまってはゴミでしかない。

カーコンビニのスタンドのゴミ箱に捨てて家にあったイヤホンを使った。
付属のイヤホンだが勝手が違いすぐ外れるようで100均に行きイヤホンを買った。

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丸一日使ったが音がこもった感じでイライラしてストレスを感じた。
昨夜amazonへ980円のイヤホンを注文をしたが高いのは2万4千円もする。

今日の散歩も100均で買ったイヤホンで聞きながら散歩をした。
イヤホンでリラックスと思って聞くがストレスを感じるようではマズイ。

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100均のイヤホンは低音が効き過ぎて何故か聞き辛くイライラ感が募る。
低音は体の骨の振動で伝わるような感じで散歩をして帰って来ると疲れる。

最近温泉に行くようになり電気風呂の電気による振動で疲れが出る。
疲れが出ると書くと営業妨害になるが疲れが取れる過程にあるのかだるい。

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ラジオから日本・トルコ合作映画「海難1890」の話をしていた。
西暦1890年日本では明治23年のトルコのエルトゥールル号が台風で座礁した。

和歌山県の南端の大島に全­長76mの木造軍艦が灯台へ押し流されてきた。
多くの乗組員は大波で意識を失い岩場に打ち上げられたが裸同然だった。

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587名­が死亡または行方不明で救助されたのは69名だったが寺と学校に収容。
村には電気・水道も井戸もなく水は雨水を溜め­て飲み水としていた。

村にはサツマイモやみかんが取れたが台風で漁が出来ず魚さえも少なかった。
村人たちは自分たちの食べるものを分け与え命を救った。

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トルコ船の救出は和歌山県知事から明治天皇に言上され医者、看護婦を派遣。
遭難事故の20日後に生存者全員を軍艦に乗せてトルコに無事送還された。

587名は丁重に新しい棺桶に入れ葬られ日本全国から弔慰金をトルコに届けた。
1985年のイラン・イラク戦争でフセインが48時間後に領空侵犯は迎撃すると。

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日本人も家族もテヘラン空港­に向かうが国交のない日本は飛行機を飛ばせない。
世界各国は自国の救援機を出して救出していたが日本は決定が出来なかった­。

空港にいた日本人達はパニック状態になっていたが2機の飛行機が到着。
日本人を乗せ飛行機は成田に向­けて飛び立ったがその飛行機はトルコの飛行機。

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トルコでは小学校の教科書で座礁事故で日本人に救助された事を学ぶ。
エルトゥ―ルル号事故と日本人の献身的な­救助活動を忘れず受け継いでいる。

海難1890は日本とトルコ合作映画で2015年12月5日公開という事だった。
遥か海を越えた両国の友好は125周年を迎える。主演:医師 内野聖陽。

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「変わりありませんよ」

「ワンダーフォトライフ」では、
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今日は11月22日で「いい夫婦の日」と聞き妻の病院へ行ってきた。
午前中でもあり看護師さんから「今日はどうされたの」と聞かれた。

いい夫婦の日という事で妻に会いに来たと言うと優しいわねと笑う。
変わりないですかと聞くと変わりありませんよと答えてくれる。

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午後からのホープとの散歩で今日は違うコースを歩いて行った。
農家の人が3人集まって話をしていたので中に入った。

ジャガイモ畑のジャガイモを掘って持って行かれたようだった。
丹精込めてやっと収穫と思ったら持って行かれ落胆ぶりは相当なもの。

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昨日の夕方は問題なかったと言うから夜中に盗られていた。
外国人かな~と言うが滅多なことは言わない方が良いと聞いていた。

暫くホープと歩いていると同じ自治会のご婦人が自転車を降りた。
「ホープちゃん」と言いながら「ちょっと痩せた~」と聞く。

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「もうオムツをしてるよ」と言うと「誰が~」と言うから笑った。
「ホープですよ」と話すと「ホープちゃんオムツしてるの」と撫ぜる。

畑のジャガイモが盗られた事を話すと「私も盗られた」と言う。
ご主人が亡くなってから13年になり花を買いに行くと言い去った。

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今日のホープは調子が良いのか2キロのコースを歩き切った。
畑作業をしているご婦人と話をしたが同じくジャガイモを盗られている。

広範囲にわたってジャガイモが盗られており自治会長の所へ寄ってみた。
隣の自治会の事だったが連絡が入っていると話していた。

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警察へも連絡したがあまり良い返事を頂けなかったようである。
警察もジャガイモ泥棒くらいでは動かないのだろうと思った。

2週間前は柿泥棒の話で持ちっきりだったが今日はジャガイモ泥棒だ。
ジャガイモのような安いものをリスクを冒して盗んでどうするのだろう。

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今日は途中で友人宅へ寄ってみたら小中学同期の奥さんが出て来た。
色々と話し込んだが猫を2匹飼っていた1匹が6歳で糖尿病になったと言う。

2日に一度点滴に通っており食べさせた私に責任があると話す。
まだ6歳だからこの先何年病院通いが続くのかと不安を隠せない様子。

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血圧も高くなり降圧剤を飲んでやっと122/90くらいと話していた。
彼女の姉が脳梗塞で倒れ3日後に亡くなっており心配なのだろうと思った。

帰りに大根持って行くと言うので頂戴と言うと2本袋に入れてくれた。
それを持ってぐるっと散歩して来たので腕が疲れだるい感じがしている。

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ジャガイモを盗る人は畑を良く知っている人ではないかと思う。
私などジャガイモがどのように植わっているのかも分からい程である。


「システムの回復で対処」

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友人からパソコンがウイルスにやられてしまったとメール。
ある程度内容を聞いてからホープの散歩の途中に寄る事にした。

私にウィルスに掛ったパソコンを修正できるかなと不安。
友人宅へ行ってみると奥さんが出迎えてくれた。

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「いつもきれいですね」と言うとポッと顔を赤らめるから可愛い。
まだ40代の夫婦などで私からすれば子供同然だった。

奥さんと一緒に友人の部屋に入ると奥さんに「入ってはダメ」と言う。
「珈琲でいい?」と聞いているが何も要らないから入らないでだけ返す。

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私にも何が良いか聞くが自分で作ったUSM茶があるので断った。
ホープが外で私を呼び吠えているので中に入れてよいか聞いた。

奥さんに濡れぞうきんを用意して頂きホープの足を拭いて家に上げた。
動物は家に上げた事がなく奥さんの表情を見ると目が点になっている。

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パソコンがどんな状態になっているか聞くより見た方が早いと思った。
電源を落としてあったのでデスクトップパソコンを立ち上げた。

何が起こっているのかパソコンを立ち上げると直ぐに理解した。
システムの復元をするのが一番良い方法と判断した。

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いつこのような状態になったのかを聞くと昨夜と言う。
まず履歴を確認するとア○ルトサイトばかりが出て来る。

奥さんがドアー越しに何にも要らないですかと聞いている。
用事があれば呼ぶからこちらへは来ないでくれるかなといらだっている。

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とにかくア○ルトサイトを片っ端から開けて行った。
その中に「会員登録されました99800円振り込んでください」とヒット。

友人はまたウィルスだとどうしたらよいのだと慌てている。
パソコンを元に戻したらこの詐欺サイトは開けないようにと釘さした。

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画面には時間がどんどん減って行くのが分かるような表示が消えない。
昨夜なら22日のいい夫婦の日かと思いながら21日にタイムスリップさせた。

私の操作が早過ぎるようでどうやっているのかと聞くが答えなかった。
この方法はやり過ぎない方が良いので覚えない方が良いとだけ話した。

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システム自体を21日に戻すようにセットしEnterを押した。
画面は真っ暗になり操作中は電源を切らないようにとテロップが出ている。

その間に子供は出来ないのと聞くともう42歳だから諦めていると話す。
年下ではあるが非常に失礼な事を聞いていると分かっていた。

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15分もすると21日時点に正常に復元されましたと出る。
ネットでIEを開けると先ほどまで金銭を要求していた画面は消えた。

世の中にはア○ルトサイトの詐欺を信じて大金を騙し取られている。
ア○ルトサイトにも色々なものがあるが詐欺かどうか見分けるのは困難だ。

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多くの人が詐欺に引っ掛かってメールを送っているバカな人もある。
メールなど送れば詐欺相手からメールが来るので一番の防御は関わらない事。



「心が乱れるようになった」

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私が4年間通っている病院は心身クリニックである。
紹介状を書いて頂き初めて心身クリニックへ行った時は緊張した。

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患者さんが今にもゾンビのように襲って来るかも知れないと錯覚。
そんな事はあり得ないのであるが初めて受診するので恐ろしかった。

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心療内科と精神科や神経内科との違いは良く分からない。
私は妻の介護をするようになり徐々に心が乱れるようになった。

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妻が倒れた事により会社の退職には相当苦労した。
一般には60歳になれば嘱託扱いで再雇用される。

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私の場合退職金据え置いて今までの給料を維持して働く事を選んだ。
だが思わぬ妻の脳出血により退職を余儀なくされた。

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退職をする為東京まで出向き会議室で重役相手に重たい話をした。
直属の本部長や総務部長、経理課長たちも同席した。

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会社の意向は妻を誰かに託して中国駐在を続けてほしい要求。
私は妻の脳出血の手術後の経過も心配で退職して妻に尽くしたい。

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会社側の君が作り上げて来た人脈は新人が出向いても掌握できない。
会社側の説明は十分過ぎるほど理解できたし意向に沿いたいとも思う。

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妻を看る人は私一人しかいないし代わりでは不安である。
会社は譲歩して妻の看護の費用を会社側が持つとまで言ってくれた。

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ありがたい事であったが多分現地で仕事が手につかないと思った。
妻の脳出血での手術はほぼ成功したが手続きも他人では困難である。

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ヘルパーの代理署名は何かあった時に責任が取れないだろう。


「自己都合退職の規約」

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妻が倒れるという緊急かつ異常事態が起こってしまった。
会社には申し訳ないが優先順位を自分で決め会社の指示を無視した。

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妻の症状も落ち着き長女に後を頼んで私は中国へ飛んだ。
中国3ケ所の工場に出向き本社からの派遣社員と合流した。

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会議を開き各工場の幹部に私が退職をする事実を報告した。
退職の事実を告げるのはマイナス面が多く一時休職と告げられた。

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通訳には私の発言を通訳しないようにと話し幹部に向け話した。
私の妻が倒れて妻を看なくてはならず帰国すれば戻って来れない。

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新しい管理者が日本から来ると思うのでよく聞いて頑張って頂きたい。
私のやり方とは違うかも知れないが教えた全てを出して下さい。

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3ケ所の工場に同じような内容を告げたが通訳が全てを話してしまった。
このことが本社に告げられ私への処分が決まってしまったようである。

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会社には誓約書を交わしており自己都合退職の規約が書かれていた。
違約金を差し引かれることになりそれも致し方ないと思った。

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中国から何度も分からない所について私の携帯へ質問の電話が入った。
妻は峠を越え大部屋に移り妻から話も出来るようになっていた。

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妻の命は助かったが、左半身麻痺という試練を背負う事になってしまった。
医師からリハビリをするために体力を付けなければならず胃ろうにした。

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胃ろうにするためにも私の署名捺印が必要であった。


「暴力的な行動では人は動かない」

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長女にも迷惑を掛けてしまったが何とか私が介護する形が出来上がった。
会社からは私の思いを曲げて自分達の立場を守る為話をしているようである。

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会社組織と言うものを全く理解していないと電話口で散々言われた。
私で出来る範囲は協力をさせて頂くという事で電話を切った。

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君が急に辞めて指示系統に大きく穴が開き若い者では対処できない。
若者は中国人にバカにされているようだと泣き言の電話が入って来る。

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新しい管理者は上手くいかないのは通訳が悪いからだと暴力を振るう。
中国人通訳はへそを曲げて4日間出て来なく大変だったようだと語る。

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中国人を見下げたものの言い方には閉口したがこんなにも早く影響が。
中国では小学校から日中戦争の一部プロパガンダを徹底教育される。

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1300人以上いる工場の作業員の多くは地方から出稼ぎに来ている人が多い。
別の工場の給料が高いと聞けば一気に人が流れてしまう危険性がある。

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会社は私の後任に経験の少ない若手を起用し3ヶ所へ送り込んだ。
1人1人に通訳を付けたが若者はファッション用語が分からなかった。

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作業員は混乱し自分勝手に行動してしまいやがて収拾がつかなくなる。
メーカーの最低限守ってほしい品質も守れなくなり返品は予想できた。

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このような中で私がサジを投げてしまっても良いのかと自問自答した。
作業員幹部との短いミーティングでも暴力的な行動では人は動かないと。

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通訳には会社に不利な事は通訳しないように私が釘を刺していた。
だがどのような指示が不利になるのか経験の浅い通訳に期待は難しい。


「心震える思いがした」

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現在書いている内容は4年3ヶ月前の妻が脳出血で倒れた事柄である。
下書きに写真が保存してあり更新する為回想しているものである。


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オープンチケットを購入していて予想通り帰国日時がずれ込んだ。
帰国して妻の入院する病院へ行き妻の様子を見ると落ち着いた様子。

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4年以上過ぎた妻は聞く事も話す事も出来ず全身マヒの状態である。
4年3ヶ月前の妻は左半身マヒ状態だったが驚く程よく話をした。

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集中治療室に入る前は手の消毒をしてマスク着用しなければならない。
4人部屋に移ってからも手の消毒とマスクは同じようにしていた。

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妻は右脳の出血で溜まった血液を取り除く手術をしていた。
右側髪の毛の生え際を縫った後が痛々しくも感じた。

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妻は残暑厳しい2011年8月29日朝寝ているかのように倒れていた。
朝何時に倒れたかについては髪の毛の濡れ具合から6時頃だろう。

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私は9月1日に中国へ行くために持参するものの準備を始めていた。
妻はキッチンの床に倒れており声を掛け脳障害ではないかと察した。

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妻の家系は酒豪で焼酎を毎日のようにお湯割りにして飲んでいた。
妻を起こそうとしても重たく簡単には持ち上げる事が出来なかった。

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ただ事ではないと119番通報したが私が家に居て良かった。
もし中国へ行ってしまった後ならばと考えると心震える思いがした。


「支払い能力のある保証人」

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救急車を待っているのに妻がトイレに行きたいと言い出し困った。
Tシャツも嘔吐したもので汚れており脱がしジーパンも脱がせた。

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下着だけになった妻を抱えようとするが体重は45キロなのに重い。
私一人では持ち上げてトイレに連れて行く事を断念した。

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脱糞を片付けていると救急車のサイレンの音が近づいて来るのが聞こえる。
家の前に停まり玄関まで来たので私が外へ出て救急隊員を手招きした。

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倒れたのは何時ごろですかと聞くので午前6時ごろと答えた。
2時間過ぎてしまっているなと言いとにかく病院へ運ぶとの事。

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担架に乗せ表に出たが近所の人が大勢集まって心配そうに見ている。
救急隊員から中央病院ですと言われたが病院が何処にあるのか分からない。

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組長が私が先導するから後について来てくださいとの事で後を追った。
病院へ着くと隊員の人が看護師にご主人がみえましたよと話している。

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看護師は今から手術をしますから同意書にサインしてくださいと言う。
印鑑を持ってない事を告げるとご主人ですので拇印で良いですよと。

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妻の兄弟や子供は何人かと家族構成を聞き家系図のように書いていた。
私は妻の事が気になり早く手術をして頂けませんかと急いた。

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医師は手術中だから慌てないでまずは書類を作成しましょうと言う。
同意書には支払い能力のある保証人が要るという事で長男を書いた。

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何故私が居るのに保証人が必要なのかと看護師に聞いたが曖昧な返事。
私から入院費用などを支払わないと病院側が困るので保証人が必要。

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看護師は苦笑いをしてそれも有るかも知れないですねと答え印鑑はと。
やはり印鑑が必要かと車のダッシュボードのシャチハタを押した。

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妻を救急に残し処置をしないのでイライラ感が募り何度も催促した。


「手術開始後5時間経過」

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午前8時半に病院へ妻を送り込んだが手術は11時半からになった。
妻が倒れたと予想される時間から5時間という時間が流れた。

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医師と11時ごろに面会になり診察室とは違う部屋に通された。
デスクの前には妻の頭部レントゲン写真が挟まれて見せてくれた。

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出血した範囲は右脳だったが手術しても左半身の麻痺は残ると説明。
出血した血液を取り出さない事には症状が重くなってしまうとの事。

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今から手術して頂く事になるのですかと問うとまず腹ごしらえとの事。
30分で食事を終えて手術に入れますからご安心下さいと言われた。

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一つだけ質問したが脳出血の場合早く処置をしないと麻痺が酷くなる。
一般には30分以内に手術しなければ6時間過ぎても変わりないとの事。

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身内としては病院の都合の良い言い訳のように聞こえて憤りを感じた。
看護師から先生食事をしてないので食事終えたら奥さんの手術しますね。

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救急車に乗せられて運ばれて来たのにあまり意味が感じられなかった。
3人の子供達には長女からLINEで連絡が行っていて昼過ぎに着いた。

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長男は母さんどんな具合なのと目には涙をためて聞いて来る。
事実を言って逆上してもマズイと思い手術が10分前に始まったとだけ伝えた。

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3人の子供と連れ添いも来て孫もいるので病院の一つのテーブルには座れない。
こうやって身内全員が揃うなんて言う事は今まで少なかったなと話した。

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末っ子の次男が父さん今そんな話よりも母さん助かるんでしょうと聞く。
私にも分からないと答える事しか出来なかったが手術開始後5時間経過。

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長男から父さん中国の仕事どうするのと私は退職すると会社には伝えてある。
皆会社があるからと言い出したので父さんに任せろ迷惑は掛けないと話した。

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「手術から7時間が過ぎた」

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長女へ妻が倒れた時にLINEでメッセージを伝えていた。
電話をすると多分私は感極まって言葉に出来ない不安があった。

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長女に伝えておけば長男次男にすぐ連絡が行き今でも助かっている。
長男が嫁を連れて病院へ現れたが5年生になる孫も一緒だった。

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次に長女が義息子と3人の孫を連れて病院へ母さん助かるでしょうが第一声。
父さんにも分からないけど意識はあったけど半身まひは覚悟した方が良いと。

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長女の目からは涙が零れ落ちそうだったが私も言葉が見つからなかった。
妻は3人の子供を一生懸命育て上げサポートしていたのが長女だった。

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次男が元看護師の嫁と孫を連れて現れ父さん母さんは助かると第一声は同じだ。
次男は造形大学を出て商業デザイナーの仕事に携わっていた。

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次男の嫁は普段は立場をわきまえ言葉少なく振舞っていたがこの日は違った。
私にいつ手術に入ったか医師からどのような話しがあったかなど聞いて来た。

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私は正直に医師からは全力は尽くすが手術が成功しても左半身マヒは残ると。
次男の嫁は右脳が出血したのかと言い後は手術の成功を祈るばかりと話す。

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次男は嫁に余計な事を言わなくていいからと言い母さん左半身マヒになるのと。
医師の話では出血が広範囲なのでまず半身マヒだけは覚悟と言われたよと。

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私たちは救急の待合室から脳外科病棟の待合室に移っていたが他に2家族いた。
皆言葉少なにうつむき加減でありこの待合室には色々なドラマがあったと思った。

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手術から7時間過ぎた頃医師から話があるので子供と話を聞き孫たちは残した。
手術は成功したが左半身の麻痺は残り左上腕部も骨折していたと説明を受けた。


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