このオッサンの髪型…

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Mar 24, 2006

テーマ：今日の出来事(299171)

カテゴリ：娘と私の常日頃

朝っぱらから、私の眼は前に座ったオッサンの頭に釘付けになっていた。年の頃は、54、5 といったところだろうか…。

それは、ちょうど耳の上ぐらいの長さの髪の毛らしき物体が頭にのっかっているといった有り様で、もっと言えば、頭上に着陸した真っ黒な円盤型 UFO といった趣･･･。そして、そのヘンテコな物体の下からは白髪まじりの地毛がのぞいている。私は一目でカツラと断定した。いや、どんな鈍い人でも、あれはカツラだってわかるだろう。同僚の I さんに話したところ、

「それは、カツラというより帽子ね」とバッサリ。いやっ、まったくその通りである。

それにしても、あのオッサン、あんなヘンテコなカツラをつけていなかったら、わりといい線いってるのに残念だわぁ･･･。50 を過ぎれば、髪の毛が薄くなったり、白髪が出たりするのは仕方のないこと。歳をとれば、それなりに人生経験を積み、顔には人生の "年輪" とも言うべき皺が刻み込まれ、若いときとは違う魅力が出てくる。人生経験と共に味わい深くなった顔にやたら黒々とした髪の毛は不自然だ。まして、あんなヘンテコなカツラをつけるなんて、お門違いも甚だしい。

指摘する家族がいないのか、誰も指摘できないだけなのか･･･。

いくら歯に絹着せずに物を言う私でも、同じ車両に乗り合わせただけの赤の他人に「そのカツラ、変ですよ」とは言えない。誰か身近な人が指摘してくれることを祈りつつ、下車したのでありました･･･

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