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2009年02月10日

瓜田不納履　李下不正冠

(4)

テーマ： ●ミニバスあれこれ(5853)

カテゴリ：３２バス

「 瓜田不納履　李下不正冠 」（瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず）
瓜畑で靴を履き直すために手を下ろしたり、李（すもも）の下で冠をかぶり直すために手を上げたりすると、瓜や李を盗ろうとしているような誤解を与えることとなる。自分の行動は常に用心深くし、疑われるようなことをしてはならないという故事成語である。

新チームがスタートしてポジションの変わった子も居る。それまでは、ボールを持つ機会も多くなかったので、余り目立たなかったが、急に トラベリングやダブルドリブルが目立つ ようになってしまう。１人、ダブルドリブルが目立つ子が居て、気になって仕方ないので、 新人戦 前の練習の後、本人を呼んで聞いてみた。
「ゲーム形式の時にさ、俺、だいぶダブルドリブルを取り上げたろ？　両手で(ボールを)触っているように見えちゃうんだよ。実際に(両手で)触っていたか教えてくれるか？
返ってきた答えは「触ってません」だった。 子供は正直 だ。本当に触っていないに違いない。拙者は、 この子を信じる 。しかし １０人居たら１０人とも両手で触っていると見えてしまう に違いない。次のようにサジェストしておいた。「俺がそう見えちゃうんだから、きっと審判やっている人にもそう見えちゃうぞ。実際に触ってないのにダブルドリブルで吹かれちゃったら勿体ないからさ、これから直していこうな」

さて、一昨日の 新人戦 。案の定 ダブルドリブルで幾度となく取り上げられた 。是非にも及ばずである。やはり両手で触っていると見えちゃうなぁ～と思っていた。
第２試合の終了後、審判を務めて下さったお２人が、拙者のところに来て下さった。
「 (ダブルドリブルを)取り上げたのは適正でしたか？
言い方は、拙者へ意見を求めている形式だが、この子のためにも早く矯正してあげて下さいとの意図が感じられる。 試合中のジャッジも子供達に対する指導 、こうして試合後にアドバイスして下さるのも チームの垣根を越えた広い地域内での子供達育成 と心得る。お２人とも良く知った間柄であり、とても有難かった。拙者、上記の経緯を説明した上で、 ジャッジは適正 であり、今後直していく事を伝えて、御礼申し上げた。

対応が遅れてしまったのを反省 しつつ、この子を呼んで、次のようなダブルドリブル矯正のための練習法を教えた。