難解な地名を挙げれば必ずあがって来るだろう。「はにゅう」と読む。将棋の羽生名人は「はぶ」と読む。「はにゅうの宿もわが宿……」という歌は、埴生。粗末な家という意味。難解な地名と言えば、 羽生 だけでなく、お隣りの 加須 ・ 行田 も難解である。 加須 かす ではなく かぞ と読み、 行田 はではなく ぎょうだ と読む。
羽生も、本来は埴生であり、「埴」は粘土とか赤土のこと、「生」は物を産するところという意味があるらしい。したがって赤土や粘土を産する所というような意味だろうか。そうかもしれない。うちの畑を掘り返すと、まず赤土の層がある。更に掘り返すと1mくらいで粘土層に突き当たる。その下は・・・掘り返した事が無い。
むろん古墳もあるし、人面をかたどった土面が出土した発戸遺跡もある。隣の行田市にはさきたま古墳群があるが、羽生にもまだ古墳が埋もれている可能性があるという。しかし、市内に埴輪(はにわ)の窯跡は見つかっていない。古墳があるのは知っていたが、人面をかたどった土面が出土した事は初めて知った。
地図を見ていたら手子林(てこばやし)という地名があった。テコは、雇用労働の制度をあらわすタコ(田子)からきているという。開墾するには人々の協力が要る。雇用も重要だ。それが村の名前になった。残された地名から当時の人がどのようにして開拓し、暮らしていたかが推測できる。私たちはもう少し先人に思いを馳(は)せてもいいのではないか。手子林 の由来も知らなかったな。たまに 何で手子林なん? 手小林じゃないの?
また神戸(ごうど)という字名も見える。ゴウドは川処、川渡であり、交通の要衝のことだという。小さな地名でも、こんなに意味があったのである。
この 読みも難解
だ。かなり多くの人が こうべ
と読むだろう。宝蔵寺沼にはムジナモが自生している。ムジナモは根が無く水面に浮かび、葉の一部を変化させて虫を捕る、食虫植物。1属1種の珍しい植物で国の天然記念物として保護されている。素人目には何の変哲もないような藻でも希少価値というものがある。古い地名も天然記念物としてでも保護してくれないかなあ。古い地名も保護するのは拙者も賛成。 honeywoo の住所表記って、中央・東・西・南・北って 味気ない んだもん。┐( ̄へ ̄)┌ヤレヤレ
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