さて、今回は「クレズ」と呼ばれるワームについてお話します。もともとは「WORM_KLEZ.A」の流行でしたが、現在では「WORM_KLEZ.E」、「WORM_KLEZ.G」、「WORM_KLEZ.H」などの亜種が報告されています。これらのワームは、少し前に大流行し、フェミでも取り上げた「ニムダ」「バッドトランス」など同様に、Internet Explorer のセキュリティホールを悪用したもので、パッチを当てていない場合、メールのプレビューを表示しただけで感染します。この中でも「WORM_KLEZ.E」は、パソコンの日付が奇数月の 6日になると、特定の拡張子のファイルを上書きし、破壊する活動を試みるので、大切なファイルを失わないよう、注意が必要です。