猪木魂

猪木魂

6. UWF U-COSMOS


この当時プロレス界で新日についでの、2回目のドーム大会。
それだけでもうきうき。
Uでドームを埋めようと。
それに、U対世界の格闘家。
このコンセプトにモチベーション上がりましたねえ。

 この大会を前に、「週刊プレイボーイ」が招待券をバラまきました。
私一人で、六枚もらいました。
布教のため、友人六人を集めました。(全員外野)
私は、発売日に後楽園に並んでアリーナ席をゲット済みでしたので、一人だけアリーナ。

 当時Uは真剣勝負と思い込んでいた、情けないシューマークでした。
鈴木 邦男の著書などを読んでいましたが、人には「Uこそ八百長。」と言いながらも信じていました。
プロだから耐えられるんだと。
お恥ずかしい。
でも佐藤ルミナもUから入っているんですから。
しかし今振り返ってみて画期的なのは、この大会2試合はシュートだったんです。
どの試合か分かりますか?

1989年11月29日  観衆60,000人

1.プロフェッショナル・レスリング・30分1本勝負
  ○中野龍雄(7分9秒・裸絞め)×宮戸茂夫

2.格闘技戦・3分5R
  △安生洋二(5R判定引分け)△チャンプア・ゲッソンリッド(ムエタイ)

3.格闘技戦・3分7R
  ×鈴木みのる(4R1分29秒・KO)○モーリス・スミス(マーシャルアーツ)

4.格闘技戦・3分7R
  ○藤原善明(2R37秒・アキレス腱固め)×ディック・レオン・フライ(キックボクシング)

5.格闘技戦・5分7R
  ×山崎一夫(3R48秒・腕ひしぎ逆十字固め)○クリス・ドールマン(サンボ)

6.格闘技戦・45分1本勝負
  ○高田延彦(10分55秒・腕ひしぎ逆十字固め)×デュアン・カズラスキー(レスリング)

7.格闘技戦・5分7R
  ○前田日明(2R1分28秒・ヒザ十字固め)×ウィリー・ウィリヘルム(柔道)


 答え、第二、三試合でした。
だから安生戦は面白くなかったのです。
さらには鈴木みのるもあんなに泣き叫んだのです。
あとはプロレス。
ジャケットマッチもアングル。

 この大会については、後日週刊プロレスのファンによる座談会みたいなのがありまして、私も選ばれました。
誌面にも載りましたが、今読み返すと恥ずかしい限りです。
青く、そして誰よりも熱かったなと。


 ついでにですが、この大会後、安生結構ボーナスもらったらしく、大喜びでギロッポン通いまくったそうで。
シュートに対してのボーナスだったのかな?

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