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2007.05.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類


昨年は沿道から見物した、金沢の「百万石祭り」
その告知ポスターが街に貼られているのを見て、
「あー一周したんだなー」と実感。

金沢に来て1年ということは、仕事始めて丸々1年経ったということですね。
1年前の自分は「1年後には大きく成長しているはず」と思っていたんですが、
ただただ自分と先輩方の間にある“実力の隔たり”を感じる毎日です。

機材の操作とか、撮り方のパターンとか
そういう手先の話は確かに“前に進んだ”かもしれないのですが、
なんというか…
根本的なところの“凄み”が自分にはない。
それは現場における“発見”であり
それを伝えようとする“意思”であり
その2つにまたがる“読み”とでも言うのか…

全くもって自分用の言葉なので、
こういうことは自分の個人ノートに書くべきなんですが
普遍的な言い方にもっていけば
他人と関わる仕事に就く人間は
知識や技術以上に
人間性というものが決定的に重要な要素となる気がします。

仕事する前は「人間性」なんていうと
「飲み会的付き合いのよさ」だったり
「コミュニケーション能力」というよくわからん単語を連想しがちでしたが
それはただ「どういう姿勢で目の前の相手に向き合っているか」という単純なこと。

相手に真剣に向き合うというと
バスケをしていた時に感じていた“駆け引き”に近いものがあるような…
相手が何考えていて、それを出し抜くためにはどうすればいいのか?
状況を見極めて自分がどう動けばベストのポジションを得られるか?
といった感じに、スポーツはそのルールの範囲で想定を重ねますが
これが日常となると、もうルールは基本的にないわけで
相手の動きを読むというのは“感受性”の領域に入っています。
目の前にいる人がどういう人なのか?
自分の状況に対してどう思っているのか?そしてどうリアクションしていくのか?

番組撮ってる時に、そんなことを考えまくって
相手と純粋に1on1で勝負している感覚になってきたんです。
でもそん時、自分の頭はもうぐるぐる回るばっかりで、
何もできなかったというのが正直な感想。
バスケに例えるなら、もう抜かれっぱなしのデフェンダーみたいなもん。
ただ、一瞬だけ無意識になって撮影した部分があって
そん時、自分は被写体とも視聴者ともシンクロしてたんじゃないかなと。
周りの音が静かに自分の頭に入ってきて、
目の前で起こることはやけにスローに映り
自分の体はすーっと自然に動いてました。
実際そのカットだけ、別人が撮ったようになってる。
49分の番組でたった1回ですが…

で、思うに
機材操作や、映像取材の引き出しを蓄えるのはとても大切なことなれど
この世界で必死にやっていればある程度「育つ」領域なのではないか、
逆に、その無意識になって撮った瞬間の感覚は
「育ちにくい」領域であるように思うのです。

それはまさに自分自身の人間性が問われていて、
現場で感じ取ったものを
受けて目の前の状況・人と向き合い
読みと対応という判断を下しながら
最も伝わりやすい形に落とす。

まぁ…言葉で言うのは簡単ですが…
いきなりできるようになったら世の中苦労しないわけで、
この金沢でのサイクルが終わる頃
少しでも理想に近づいているように
明日からのサイクルを大切にしまっしま。






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Last updated  2007.05.27 02:35:39
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