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2018.07.20
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テーマ: ニュース(99396)
東京五輪 暑さ回避、マラソン午前7時 屋外時間繰り上げ

暑さ対策として開始時間を早めたのは陸上ではマラソンのほか、競技時間が4時間弱に及ぶ男子50キロ競歩も1時間半早めて全日程で最も早い午前6時開始。男女20キロ競歩も2時間早い午前7時開始とした。とりわけ暑いとされる霞ケ関カンツリー倶楽部で実施される男女ゴルフも当初の午前9時から午前7時に繰り上げた。トライアスロンも午前10時から午前8時と2時間繰り上げた。オープンウオーターも1時間早めて午前8時から始めることにした。
また、さいたまスーパーアリーナで実施されるバスケットボールは最終電車に間に合わせるため、試合の終了時間を立候補ファイルの午前0時から午後11時に早めた。ビーチバレーも1時間早めて、午後10時50分に終える。(以下略)

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この夏の酷暑ぶりは、なかなか強烈です。この1週間、東京ではほぼ連日高温注意情報が出ており、岐阜県多治見市では40度越え、京都で40度一歩手前の39.8度、熊谷37.8度、青梅36.7度・・・・・・、うんざりする数字が並んでいます。

この暑いさなかの2020年7月24日から8月9日までのあいだ、東京オリンピックは開催されます。
2年後の長期予報なんてものはないので、東京オリンピックのときの暑さがどの程度か、神ならぬ人間にはまったく知るよしもありません。もしかしたら、運よく冷夏かもしれないけれど、近年の傾向から考えれば酷暑の可能性のほうがはるかに高そうであることは疑いのないところです。
こんな暑さの中でスポーツとは、正気の沙汰ではない・・・・・・、と思っていたら、さすがに開催時間が少し変更になったようです。
が、どう見ても小手先としか思えない内容です。

マラソンは7時開始、競歩は6時開始だそうですが、ゴール時間9時台から10時が想定されます。一昨日7月18日の東京(大手町)の気温は、午前9時33.0度、10時33.2度です。すでに、充分暑い。ここ数日の酷暑では、18日の1日だけです、全国で熱中症の死者が10名、東京23区では梅雨明け以降の熱中症死者が18名と報じられています。17日には、愛知県豊田市の小学校で1年生の男児が熱中症で亡くなる事故がありましたが、この時の郊外活動場所は、学校からわずか1キロ、学校の気温は32度、と報じられています。

不要不急の外出は控えるべき、屋内にとどまる勇気を、と言われているこんな気候の中で、フルマラソンを走らせること自体、異常なことです。それを30分や1時間繰り上げたところで、異常なことに違いはないのです。
本気で暑さを避けるなら、マラソン朝5時出発、競歩50km4時出発にするしかありません。そうでなければ、今から日程を一ヶ月半、後ろにずらすことです。


選手ももちろん辛いですが、選手はまだしも、そのためのトレーニングを積んできた、事実上のプロです。私も、足の骨折以降はほとんど走っていませんが、以前は月間100km、夏場も気温30度超でも8kmから10km走って、熱中症になったことはありません。
しかし、その私でも今日明日にその距離を走るのは無理でしょう。昔取った杵柄では、体がついていかないからです。同様に、マラソンに出走する現役の選手は何とかなっても、運営スタッフやボランティアは、どうにもならないだろうと思います。このオリンピック、大会ボランティアを8万人、都市ボランティアを3万人も動員するそうです。その人たちに、まさか選手並みの耐久力を求めるつもりでしょうか。

個人的な経験になりますが、5年前に東京国体が行われた際、1日だけ駆り出されたことがあります。さる競技会場の駐輪場スタッフです。その日は、大変幸運なことにくもりで、気温は低かったのです。が、午後に少しだけ日が差した、それだけでも暑くて辛かったことを覚えています。
大会ボランティアの募集要項を見ると、1日8時間、大会期間中10日以上従事できる人を募集だそうです。そんな長時間を無償のボランティアで済まそうとは、ほとんど搾取同然と思えます。

現実問題として、そんな長期間のボランティアは、現役で働いている人には難しく、学生か退職後の高齢者が大半を占めることになるでしょう。前述のとおり、そのときの気候がどうなるかは分からないのですが、今のような猛暑になった場合、ボランティアから熱中症死者が何人も出ても、まったく不思議ではありません。

もうひとつ問題なのは、このオリンピックの開会式、閉会式のために祝日を移動する、という話です。元々海の日と、スポーツの日(旧体育の日)を開会式の前日と当日に移動、山の日を閉会式(日曜)の翌日に移動するというのです。オリンピック期間中の交通量を減らすためだそうです。しかし、百歩譲って、元々が7月第3週月曜の海の日、8月11日の(しかも始まったばかりの)山の日はまだよいでしょう。そこになんで10月のスポーツの日を移動させてくるのか。元々がオリンピック起源の祝日だから、という安易な理由で移動させたのでしょう。しかし、秋の様々なイベントが数多く予定されている祝日を奪い取れるほど、オリンピックとは偉いものなのか。
酷暑の中の競技、それに無償ボランティアを大量動員すること、祝日の移動、どれをとっても、オリンピックという錦の御旗のためにすべてを従わせよう、という考えがにじみ出ていて、わたしなどは感情的に吐き気を催すくらいの反発を感じざるを得ません。





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最終更新日  2018.07.20 21:39:06
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