inti-solのブログ

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2024.01.14
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テーマ: ニュース(100198)
カテゴリ: 政治
安倍派幹部、立件断念へ 会計責任者、起訴方針 収入不記載容疑 特捜部


安倍派では、派閥から議員側にキックバックされたノルマ超過分が双方の収支報告書に記載されず、さらにノルマ超過分を派閥に報告しないで事務所でプールしていた議員がいたとされる。また、二階派ではパーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったほか、事務所でプールしていた議員が複数いたとされる。
公訴時効にかからない5年間で、安倍派では裏金化の総額が6億円近く、二階派の不記載額は2億円超に上る可能性がある。~
会計責任者との共謀が認められれば政治家も立件対象となる。特捜部では18年以降に安倍派で事務総長を務めた下村博文、松野博一、西村康稔、高木毅の4氏らへの事情聴取を進めてきた。
関係者によると、4市は還流が事務局から派閥会長に直接報告される「会長案件だった」などと説明し、会計責任者との共謀を否定したとされる。~

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かつて、アウシュビッツなどで600万人のユダヤ人を殺したナチスドイツも、1000万人近くを粛清したスターリンも、その当時の国内法的にはそれらの行為は「合法」でした(ナチスの蛮行は戦後に裁かれましたが)。
それらに比べれば遥かに小物ではありますが、安倍派事務総長を務めた重鎮連中は、「死人に口なし」とばかり「会長案件だった」と言って自らの責任を否定し、どうもそれが通ってしまいそうだ、ということです。
政治家の逮捕は池田佳隆衆院議員のみ、別報道によれば、大野泰正参院議員と谷川弥一衆院議員が在宅起訴ということです。いずれも大臣経験もない、有力とは言い難い議員です。あとは議員ではない会計責任者に罪をおっかぶせて、有力議員はみんな罪を逃れるらしいです。
トカゲのしっぽ斬り、とはこのことでしょう。

この件で検察にも批判が集まっているようですが、検察にやる気がなかったら、そもそもこの裏金問題で強制捜査に乗り出したりはしなかったでしょう。この件で検察があえて強制捜査に乗り出したことについては、正しい行動であったと評価すべきであろうと思います。
とはいえ、 大川原化工機事件では明らかに冤罪なのに強引に起訴まで持ち込んでしまった (のちに起訴取り消し)のとは、対応に大差があることも確かです。やはり相手が権力者だと捜査も及び腰なんだね、と思わざるを得ません。

刑事罰は免れても、この件についての世間の視線は、今のところ非常に厳しいです。が、それも今だけかもしれません。何しろこれだけ批判があり、内閣支持率も大幅に下がっているにもかかわらず、最近行われている地方選では軒並み自民党側が勝っています。

そうなれば、裏金もすぐに復活するでしょうね。検察も有権者も厳しく罰しないなら、やったもの勝ちでしょうから。巨大な悪ほど合法的であることをよしとする国、と言わざるをません。





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最終更新日  2024.01.14 20:21:56
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