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(この記事は、当初「キャンドゥの今期予想は未達濃厚」といった趣旨でアップしましたが、分析を進めたところ達成される可能性があることが分かったため、その部分を修正しました。ご迷惑をおかけしますが、最初のバージョンをご覧になった方は今一度内容をお確かめください。)
セリアに引き続きキャンドゥの分析を行っています。
セリアの分析が長ったらしく読みにくかったのが反省点です。自分用のメモみたいなものを人様に見せるようにするにはやはり四苦八苦しています。
ただ、まとめる段階で新たな発見があったり、分析が整理されてきたりするのでしばらく地道に続けていこうと思います。
本日はとりあえず、月次売上高からはキャンドゥの今期業績を予想してみます。
業績予想コンセンサスが悲観的なのか、 株価も軟調ですね 。
11/27は配当(1,500円)と優待(1株の場合2,100円相当の優待券)の権利落ちで急落したらしいですが、前営業日の終値が105,000円で27日の始値が97,000円で終値が99.700円・・・意味ありませんがな。
さて、キャンドゥの06.11月期3Qまでの売上高は49,959百万円、通期予想は3Q決算発表時で68,140百万円です。
通期予想売上達成のためには4Qで差し引き18,181百万円売る必要があります。
しかし月次売上高前年比情報を利用しますと、下表のように4Q売上高予想は16,243百万円で、1,938百万円の未達になってしまいます。
1Q~3Qの予測誤差は1.5%以内でしたので、予測の信頼性は高そうです。
全店売上高はかろうじて前年比100%以上をキープしていますが、既存店は悲惨な状況です。利益は売上高以上に厳しい状況が予想されます。
06.11月期は05.11月期に抑え気味だった出店ペースを再び加速してのこの結果ですから、あまり良くない状況だと思います。参考に期末店舗数の推移グラフを貼っておきます。

ここで今期の四半期 ごと のP/Lを、各四半期P/Lの差額から算出してみますと、下表のようになります。

なお、上の表は月次情報を利用した小売業への投資で有名な はっしゃんさん の分析シートを参考にさせてもらってます。というかそのまんまです。はっしゃんさんごめんなさい、問題があったら言って下さいm(_ _)m
はっしゃんさんの投資法は大いに参考になりますので、知らなかった方は一度リンクを訪問してみていはいかがでしょうか。大変勉強になります。
さて、以上のデータより4Qの業績を予想すると次のようになります。なお、以下の仮定を置きます。
・簡素化のため営業利益=経常利益、純利益=経常利益×0.6とする。・営業利益率は4%とする。
営業利益率については、1~3Qを見ている限り既存店売上高と正の相関関係があると考えられ、1Qと2Qの間の値に適当に設定しました(4Qの既存店前年比は1Qと2Qの間の値)。
4Q予測
売上 16,243
営業利益 649経常利益 649
純利益 389
3Qまでの業績にこの値を加えるといかのようになります(カッコ内は会社予想)
売上高 66,202 (68,140)
経常利益 2,547 (2,536)
純利益 884 (722)
売上高は未達濃厚ですが、経常利益ではほぼ会社予想通りですね。会社の利益予想が保守的なのだと思われます。
純利益は上ブレの計算ですが、1~3Qの実績では純利益/経常利益が極めて低く、信用できません。特別損失と税負担が大きいようです。
いずれにせよ既存店売上高が芳しくない状況で出店を拡大していく政策はリスクが高いと思います。儲からない商売を拡大したら、企業価値を破壊します。
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