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投資をしていると、数多くのグラフを目にすると思います。
ファンダ派は、業績の推移など。
テクニカル派は、もちろんチャート中心でしょう。
パッと見で直観的に数字を把握することができるグラフは大変便利なものですが、
「悪い人」が使うと投資家に誤解を与えるための道具にもなってしまいます。
あるいは悪気がなくても、正しい使い方を知らない人が書いたグラフはしばしば、ミスリードの原因になってしまうことがあります。
このシリーズ(不定期)では、そんな便利でいて危険な「グラフ」というものを見る場合の注意点について取り上げてみたいと思います。
第1回(第2回はいつやるか分かりません)のお題ですが、まずは下の3D円グラフを見てください。

A、B、C、Dのうち、最も大きな割合を占めるものはどれでしょうか?
確実にDではありませんね。
ぱっと見は、Bが一番大きそうに見えます。その次にC、3番目がAでしょうか。
実はこの3D円グラフを2Dに直し、かつ数値を書き込むと下図のようになります。

なんとA、B、Cはいずれも30%でした。それぞれの扇形の面積に差はありません。
これが3Dに直しただけで最初の図のように見えてしまうわけです。
3D円グラフは経済誌なんかでは見栄えの良さから数多く採用されています。
しかし、「データを直観的に、正しく読者に伝える」というグラフ本来の目的からすればメリットのない表現方法であることが分かります。
気をつけたいですね。
また、「数値を入れればいいじゃないか」という意見もあるかと思いますが、それではグラフを使う意味がありません。
「直観的に数値を把握できるようにすること」がグラフを使う目的のはずですから。
ちなみに上の3D円グラフは、 EXCELのデフォルトの設定値 です。
つまり、歪んで見えるように わざわざ角度を調節したものではありません 。
これでは見栄えの良さ以外に、3D円グラフの利点を見出すことができませんね。
第2回はいつになるでしょうか。来年かも(笑)。
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*本書と記事の内容は関係ありません。
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