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(風たん) あっづい~
今日、風たんはとうとう梁の上から落ちた。
アホりんちゃんを、ロフトの梁に追い詰めた末、自分がうっかり落ちちゃったのだ。
イチビリ過ぎてドジを踏んだお兄ちゃん、面目丸つぶれといった観である。
ことの始まりは、連日の猛暑に耐えかねて、今日初めてクーラーをつけたことから。
さっそくエアコンの効いたリビングのドアの前には、目ざとい風たんの白い影が。
中に入れてやると、「おや?何でしょうか。この涼しさは」と満更でもない様子。
さっそく身づくろいをし始めた。
先ほどまでのマグロかトドのような風体とは、打って変わって、仕草までシャキ~ンとしている。
やがて、間をおいてアホりんちゃん登場。彼女も「あれ?あれ?ズルイずるいぃ。こんなに涼しい所で...」と(言ったか言わなかったか)。
すっかりご機嫌さんになった二人は、急に嬉しくなったのか、いつもの絡み合いを始めた。
それは、やがて追っかけっこに発展し、興奮した風たんはアホりんちゃんを、
ロフトの梁に追い詰めた。
くんずほずれつ団子状態になりながら、梁を渡っていく二つの塊が、ある梁の所で引っ掛かった。
見上げると、りんちゃんが前脚2本でブラーンと梁から垂れ下がり、
その先に、風たんがこれまたブラーンと、垂れ下がっている図であった。
「ありゃりゃ~」と声を上げている間に、図体のデカイ風たんは落っこち、身軽なリンちゃんは
二本前脚でよじ登って事なきを得た、というわけである。真下のダイニングテーブルの椅子に、無事着地した風たんは「あれれ?」ってな表情で、
梁上のリンちゃんを見上げていた。どうも納得いかない様子であった。
やがて風たんは、いつのまにか部屋から出ていったものと思われ、いつもの玄関タイルの上で、いつものようにマグロ化していた。
(アホりんちゃん) 今日はワタチの勝ちぃい