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風たんの唄に引き続き、「アホりんちゃんの唄」をつくってみた。
(やはり作詞:阿久 悠 歌:山本リンダ 『狙いうち』の替え歌で)
― 長い愚痴―
(かけ声)アホりんちゃん♪ アホりんちゃん♪ アホりんちゃんたら アホりんちゃん♪
うにゃにゃ うにゃにゃ うにゃうにゃよ
うにゃにゃ うにゃにゃ うにゃうにゃと
鳴かないくせに なぜウルサイ (注1)
撫でてごらん その頭
グリグリこするな 鼻汁は
筋肉ばかりの そのからだ
右肩にハゲが あるはずよ
店でいろいろ 欠点かくし
嫌われて パッと売れ残り
グルグル にぎにぎ グッパーも
力まかせで 痛いのよ
性質(たち)は悪くないけれど
オツムの中味はトリアタマ
凛ちゃん→鈴ちゃん→リンちゃんと
次々変わる
『アホりんちゃん』♪
どんな呼び名もいいけれど
『アホちゃん』とだけは呼ばないでッ
独りっきりになるたびに
粗相しなくていいじゃない
それで布団替えるたび
財布の中味がまたビンボー
腰をふりふり チューチュー (注2)
めがけ
逃がさないパッと狙いうち
人が家に来るたびに
誰も彼にも愛想して
「遊ぼ?遊ぼ?」攻撃か
たまにはのんびりさせとくれ
(ヘイッ!)
<作者の弁>
いまはすっかり健康になり、筋肉質プリプリのアホりんちゃんだが、 ペットショップで見たときは、鼻汁ズルズル、くしゃみだらけ
耳垢だらけだった様子を懐かしく思い出しながら、作ってみました。
また(異常に?)人懐っこく、気立ては決して悪くないのだが、
自己中で周りにいる人(猫)に、知らずしらず迷惑をかけてしまう、
そんなわが子の様子も描いています。
(※注1)アビシニアンは、ほとんど鳴きません。そのかわり、体全体でしゃべってる感じ。
(※注2)100均で買ったネズミさんが、唯一のお友達。
<寸評>
健康状態が悪く、いいとこなしで売れ残っていた一匹の猫が
すんでのところで命拾いしたという暗い過去を謳った涙なしでは詠めない歌であります。
これは一見、落ち着きのない我が子の素行を辛辣に暴きながらも、
実は、心底憎めなくて困ったことだよ、と愛猫に対する愛の賛歌と見るべきでしょう。
状態が悪いのを知りつつも、まともな治療を受けさせず
高値で吹っかけ、猫好きなお人好し(おバカな?)夫婦に
まんまと売れた後のペットショップ店員のほくそ笑む姿が、目に浮かぶようです。
(あんましバラすなよぉ)
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