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2010年08月15日

命。

人の命。

最も大切にされるべき、その命を国の為に投げ出すことが美徳とされた時代。

その時代から、まだ１００年も経っていません。

親を子を兄弟を夫を友人を恋人を失っていく戦争。

戦争ですることは、人殺しです。

権力者は、まず、人を服従させます。

国家が行なうことが正義であり、それに異を唱えるものは非国民として排除されました。

権力者を尊び、国家を「お上（おかみ）」と呼び、言われるままに服従してきた国民。

現代においても、いじめや悪事を見て見ぬ振りをする大勢の人たち。

善悪を自分で判断しないで、まわりの雰囲気に流されている人たち。

マスコミに踊らされてバナナや納豆を店頭から無くしている人たち。

日本人の本質は、今も戦時中も、何も変わっていないのかもしれません。

人は、服従すると、悪事を行なう際に抵抗が無くなるという研究があります。

人間は、服従することよって、人間性を失ってしまいます。

命令によって、人を殺したり、蹂躙したりすることが何でもないようになってしまいます。

怖ろしいことです。

そうならない為には、ひとりひとりが、自分の心に平和の砦を築くことです。

そのためには・・・。

良書を、たくさん読むこと。

自然を愛すること。

多様な、音楽、芸術、文化に理解をすること。

排他的にならないこと。

地球上の全ての命を大切にする心を育てること。

他人の不幸の上に自分の幸せを築かないこと。

・・・。

もっともっと、たくさん出来る事は、あると思います。

私たち、ひとりひとりは、微力であっても、無力ではないと信じたい。

そして、そうした善意の連帯を、家庭から、地域から世界に広げていきたいです。

戦争で犠牲になられた、数千万の方々のためにも・・・。

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